具体性をもった背景は提示されなくとも、主人公の心情だけは観ているこちら側の心のなかに入り込んでくる。ファーストカットとラストカットの緊張感!3回目のオムレツめっちゃ美味しそう
上映後の監督さんと編集>>続きを読む
海外旅行の計画立てはじめたあたりから物語が散らばって制御できなくなっていった感ある 辻褄合わせすら怠ってるのはもはや潔い (春ちゃんもしやあの後お父さん殺したりした?) その後はそれっぽい台詞とそれっ>>続きを読む
どうにもならない後悔と、ままなるはずのない毎日だけど、そんな日々をぜんぶ凌駕する瞬間がきっとある。その一瞬が光となって、すべての夜を照らしだす。あのシーンはそんなことを伝えたいのかなーとおもいました>>続きを読む
そんなに絵変わりしないのに言葉と演技だけでめっちゃ集中できたし、映画自体は淡さを帯びてあっけなく、けれどもふわっとした違和感を残して終わるのがいい それによって物語が現在・現実と地続きにある感じが濃く>>続きを読む
これ以上なくかっこいい構成、ここで終わっていいよ!ってところでほんとに終わって気持ちいい 冒頭ふくめ見逃し厳禁ポイントがすごくわかりやすく強調されているように感じた なじめない僕らはどうやって居場所を>>続きを読む
仁川→ドーハのカタール航空の機内で、英語音声&英語字幕でみてみた 細かいニュアンスまではどうしてもわからなかったけど、大まかなストーリーは意外と理解できた気がする 「運命」というものに正面から向き合っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
(ちょい強めのネタバレかも)
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ストーリー自体は思った以上にわかりやすかった 高校から大学の間の親離れの過程をロードムービーに詰め込みました!うんうん、なかなか大人になれないよねー、>>続きを読む
あきらめに似たやさしさに触れて、最初のモノローグから最後のモノローグまで、何度も泣きました 名前のつかないふたりの関係に救われる人たちがこの宇宙にはまだたくさんいるはず 邦画のいいところだけがたくさん>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
実験的作品ってまさにこういうことなのかな、こういう作りな以上仕方がないんだろうけど中盤だいぶうとうとした 密度の濃い時間に囚われてしまうことってあるよね、映画っていうメディアそのものも「王国」になって>>続きを読む
『僕らの世界が交わるまで』邦題いいですね まさに、という感じ
とっても現代的、というか多動的な作品だなーとおもった 88分っていう時間もふくめて 母子とも、自分がそうならないようにしている姿そのものだ>>続きを読む
だいぶホラーだった インスタントな愛のナンセンスさ、で、「本物の愛」って?? 象徴性を前に出しすぎてて都合よく物語が進んでく部分が気になりもしたけどその分伝えたいことがはっきりしていてよかった 同じ監>>続きを読む
青葉市子さんの音楽がとってもいいですね、、やさしい、、
原作に無いはずのシーンでさえもともと知ってるような気がするほどすんなり入ってきて素晴らしいなーとおもった 事態が大きく動くシーンでも抑制を効かせ>>続きを読む
主演古川琴音さん主題歌ベボベということで 「幸せは誰かの犠牲の上に成り立っている」っていうテーゼをホラーに落とし込むっていう構造はよくわかったけど、いかんせんストーリーに引きがなかったような
ベクトルがはっきりした中盤以降の流れは『街の上で』を思わせるレベルの引き込み力だったけれど、「好き」っていう感情そのものに焦点を当てた今泉作品と、関係性の面白味で遊ぼうとする木村作品の違いが際立ったと>>続きを読む
先輩が平井亜門さんすぎる!というか自分も先輩みたいなところがなくはないので変な気持ちになった けっこうぼーっと観てたけど仕掛けは理解できてるはず ちゃんと「会話劇」やっててとてもいい 長いんだけど集中>>続きを読む
危なっかしい建て付けでここまで上質なオフビート映画になるのすごい! 和山さん、そして野木さん山下さんが流石ということかな あと「声変わり」をしっかりフィーチャーしてくれたエンタメをはじめて観た気がする>>続きを読む
ゴリゴリ18禁のおとぎ話! 劇中セリフとして何度か出てくる'POOR BELLA'の反転としての'POOR THINGS'の輪郭がはっきりしていくのが爽快だった 『アルジャーノンに花束を』的な表現の手>>続きを読む
ルシアかっこいい!主題はジェンダーアイデンティティだけど、綺麗事じゃない子どもとの向き合い方とか、個人と信仰との接続のあり方とか、それぞれの立場で自分事にできる要素に富んでた
大きな仕掛けはなくても、自然な興味でずっと前のめりに観ていられた 説明されない部分が大きいけれど、他者と接するときの手触りは案外これくらい やさしさと想像力を呼び起こしてくれる映画 観たあと思い出しな>>続きを読む
記憶を語り直す装置としての映画×演技と平場の本来的な境目のなさ、生きる人は皆戻ってこれないところに行くことへの諦念。呪縛と純愛って似てるんだね、大名作!
ラストシーン尊すぎてけっこう泣いてしまった、ふたりとも間違ってないよ、、扱ってるテーマもふくめ、もっと大きな規模で公開されるべきなのは間違いない。あと監督ならではっぽいキャスティングもよかった!それと>>続きを読む
自分のなかでいろんなことが重なっていま観るべき作品だったので劇場で
微妙な不穏さが推進力となってささやかな希望に着地する構成と、脚本と音楽と撮影と森山未來がとくによかった。ナンパうんぬんのところはい>>続きを読む
これがCOOL JAPANというやつですかそうですか、、制作陣みて感じてた不安が当たった感じ、、
いろいろ気になるポイント、言いたいことはあるんだけど、このテーマなら自分にはパターソンのほうが合って>>続きを読む
コメディとしてとてもおもしろかったけど、福田村事件をみたあとなのでどういう気持ちでみればいいのかわからないところがあったぞ
死んでもやめんじゃねーぞ、、、、、
大阪編はまだむしろ冷静に観れたけど、東京行ってからはもうけっこうしんどかった、、こう生きるしかない人なんだろうな、その中に少しだけ垣間見える自分が苦しかった、、>>続きを読む
監督の前作が好みだったこともあり2023年ラストはこれになりました
時系列に沿った淡々とした構成と、攻めた画角の固定カメラを多用した映像と、環境音だけの音声とで、アイドルという歪なシステムの悪魔性を>>続きを読む
大晦日の朝バイト入る前にごはん食べながら観てちょっと後悔 全体のトーンが抑えめなぶん紅と血が際立ってておもしろかった
社会へのジメッとした諦念と人間のささやかな意地。途中までそんなにか?とおもいつつウトウトしかけたけれど終盤、そして観たあとじわじわくる
とても疲れていて2回ほど寝てしまったけどお話自体が大味なのでついていけた ただあまりに長すぎる気がしたよ〜
雰囲気作りと、生きる人間のどうしようもなさの抽出は前作に続いて流石だった
ターゲット広くとったクリスマス映画としては文句なしじゃないでしょうか 「エンディング主題歌」のあとに「主題歌」流すのどういうこと?とはおもった