ワックMC斬られて候さんの映画レビュー・感想・評価

ワックMC斬られて候

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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

ストーリーテリングが素晴らしい。物語の緩急のつけかたとか、キャラクターの立たせ方とか、お手本のような作品だった。

カンニングの手法についても、それが作中で画期的なものであるという担保がきれいにされて
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

2.5

前半好き
後半嫌い

あれだけ前半で労働や社会に批判的な話をしていたのに、結局は社会のうちで解消されてしまうところに嫌らしいディズニーらしさというか、当たり障りないところに着地しようとしたなっていう感
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.5

ところどころ笑えたけども……
『意味』を強調しすぎてウザったく感じたり

好みではなかった

東京五輪音頭(1964年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとプロパガンダ臭がして・・・2020年は五輪反対派バージョンで撮ってほしい。

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

わけわからん、映画見るの向いてないのかもと落ち込む。なんなら悪魔的拷問レイプシーンしか覚えていない。

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.5

【仕事を辞められる話かと思ってみたらクライムコメディだった衝撃】

1がみたいから早く公開してくれ!

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

【誰のものでもないからこそ、自由でいることができる】

「そして父になる」では血の繋がらない”家族”を描いていたけれど「万引き家族」ではもっとラディカルな繋がりを表現していた。
そもそも親と子とか、家
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4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、わがままな友人や不気味な闇医者、気持ちの通じない恋人に振り回された主人公が、投げやりな表情でこちらを見つめる視線が痛かった。この主人公は岡崎京子の「リバーズエッジ」のハルナに近い気がする。主人>>続きを読む

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.6

90年代は岡崎京子だけじゃないって宣伝につられた。安野モヨコ作画っぽいルックスの女の子が眼福。

ラブレス(2017年製作の映画)

3.5

気が滅入る。救いがない。スマホいじりすぎ。自然のハリボテ感。でも見てしまう。

我は神なり(2013年製作の映画)

5.0

【真実とは何かを問う傑作】

文芸座のビラで見てからずっと気になっていた作品で、ついぞ映画館で観ることは叶わなかったけれどDVDでレンタルできたのでようやく観る。

絶句とはまさにこのこと。陰鬱とした
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

【僕も子どもができたら「こういう大人に育ってほしい」っていう理想を押し付けてしまいそうだけど、いっそ子どもにすべてを委ねて「僕を育てて欲しい」と最近は思うようになりました】

ある意味で、そういう映画
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

【エルファニングを目的に観に来た人の横っ面をSFでぶん殴る】

タイトルとキャスト、予告で思い切り詐欺をしてる。ああ、オシャレでパンクなラブストーリーかと思って観ると古典SFの鈍器で横っ面をぶん殴られ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.3

【Once upon a time的なアレ】

 デルトロ監督のフェチズムと感性に満ち溢れた名作。グロテスクかつエロチックな描写は目を覆いたくなるようなものとは違い、ただただ引き込まれる。それは物語が
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【このアニメにヒロインはいない】

 あの花、ここさけの監督である岡田麿里が紡ぐ新作アニメ。僕から見た彼女は、恋愛を成就させたがらない作家だと思う。ここさけではその点が露骨に出ていて僕はあまり好きでは
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしい
原作のいいところはそのままに、演出で見せるところをしっかり惹き込ませていた。
インタビューは賛否両論あると思うけれど、俺はあまり映画で独白されるのが好みではないから、ラストのためにあのイン
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