佐々木さんの映画レビュー・感想・評価

佐々木

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辰巳(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

雨の駐車場。前半完璧。妹がトリックスターとして仕事をする。その妹が止まって失速するけど最後兄貴分が頑張って辰巳が主役で終わった。監督、スタッフ全員立派。100倍の予算で映画撮るべき。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何で絞め落としたかわかんないし娘がどうなったかわかんないけど、それまでの積み上げ方が緻密。三度目の銃声で勝負あった。

無名(2023年製作の映画)

-

誰が主人公か分かりにくい。前半のうちにトニーレオンの正体を明かし、彼の葛藤を真っ直ぐ描くべき。クールに構え時系列いじりまくっているのが逆効果。格闘以外にもっと感情を。

ザ・ドライバー 4K レストア版(1978年製作の映画)

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逃し屋対刑事。山ほどの突っ込みポイントを越え支持されるポイントは脇役であるスティーブダーンがしっかり描き対立を一貫してる事だろう。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

面白かった。主人公のキャラ設定がはっきりしてる。

せかいのおきく(2023年製作の映画)

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そう言えば昨年観てた。思い出したのはキネマ旬報が1位に選出したから…1位?公平って言葉知ってる?去年は全く映画を観てない。それでも本作が1位でないのはわかる。邦画を良くしたいとか、雑誌としての質を保ち>>続きを読む

自殺を売った男(1958年製作の映画)

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タイトルと高橋治の名前につられてみたけど、良かったのはタイトルだけ。色々中途半端だし何より薬物中毒への考えが浅すぎる。しゃぶ極道ぐらいにぶっ飛んでたら。

この空のある限り(1964年製作の映画)

5.0

戦後昭和日本の母。かあさん。田中絹代登場からずっと涙が繰り返し止まらなかった。

アナタハン(1953年製作の映画)

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期待外れ。登場人物がのっぺ
らぼうで演出も無い。紙芝居みたい。

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

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釣りに魅せられた人生ではなく、釣りに救いを求める家族の話だった。結果釣りの魅力がさっぱり伝わって来ない。弟の描写が中途半端。彼女の兄貴とかどーでもいいから、もっと人たらしの反逆児として描くべきでは。

花くれないに(1957年製作の映画)

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げ、渡辺文雄さんだと思ってたら高橋貞二さんという俳優だった。色々放り込み過ぎで、観てる間は閉口してたけど、なんか思い出す事も多い作品

真夜中の処女(1959年製作の映画)

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最後のショットは、ストレンジャーザンパラダイスを想起させる。もちろんこちらが先。それ以外は何もない。

死者との結婚(1960年製作の映画)

5.0

もうちょいで、傑作やった。いやまあほぼ傑作。冒頭から本題への導入の仕方がとんでもなく素晴らしい。後半、元カレがまたとことん最低なのが物語を上げ、小山明子の犯罪を助けようとする渡辺文雄と東山千栄子親子が>>続きを読む

一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて。
観終わって一日経ち本作を振り返るとやはりカルーセル麻紀の第一章と最終章が衝撃的だ。娘の性被害から、男性に絶望し、女性になって娘の清さを体現し孤独に暮らす父親。最終章、亡き娘の遺体が発見さ
>>続きを読む

ザ・ガーディアン/守護者(2022年製作の映画)

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ヒットマンのカップルはやんちゃで面白かった。他は古い。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

5.0

いや、尾を引く。観終わった翌日も、主人公の熱量の根っこを捕まえようとしてる。日々の大概の事がどうでもよくなって、また全てのだるいことに耐えられる気になった。ピンクの菅田将暉の目が久しぶりにとんがってた>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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全体的によくわかんないシーンが多かった。劇中劇であるのがマイナス。

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

5.0

認知症の母親を病院に入れた事を思い出し、最後胸が痛い。

荒馬と女(1961年製作の映画)

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新しい時代の象徴として野生の馬が美しい。時代の狭間で苦悩するモンローもその良さは生きていると思う。実生活での苦労が偲ばれる。とにかくラスト40分迄我慢して観るべし

響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

5.0

安っぽい青春物と覚悟したが主人公が彼女に説教されて、打楽器のリズムに対して認識を深める下りからグッと入り込めた。レベルミュージック!万物には固有のリズムがあり、それを解放する為の演奏。いつの間にかボブ>>続きを読む

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

5.0

いやースゲェ面白かった。ソフィアローレンもめちゃくちゃ美しかった。元旦から前向きな気分にさせてもらって感謝感激。

ほかげ(2023年製作の映画)

3.9

森山未來のラストが印象的。戦後とはどういうものか?の答えで満ち満ちてる。

市子(2023年製作の映画)

4.2

バッドエンドに痺れた。新時代の福田和子。市子の幼少期の子役がいい。母親役の中村ゆりもずっばまりだ。

(2023年製作の映画)

4.0

本能寺の変を巡るエンタメ。たけしの世界観とそのセンスがはまっていてストレス無く観れる。武士のトレンドとして男色を捉えてるのも面白かった。

花腐し(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

画力が凄い。隅々まで才気が冴え渡っている。いつもの荒井晴彦ちゃあそうなんだけど、後半伊崎の部屋に戻ってからが凄い。「一緒に死んでくれ」の返しの台詞に本当に救われた。あとワープロ画面。突き抜けた傑作。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

-

長くてキレがない。
お得意の文脈ですが、主人公がずっとアホなまんまなんでこの先住民族を巡る闇歴史を切り取るには弱過ぎる。ハーネストは脇役にしてモーリーを主人公にして引っ張った方が良かったのでは。

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

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八十年代銀座のキャバレーという設定はいいが、脚本が弱過ぎる。留学がジャズなの?主人公がジャズを見つける成長譚にしないと。ヤクザも殺しもジャズではない。

(2023年製作の映画)

4.6

邦画には珍しいど直球な力作。障害者施設殺人をボーリングフォーコロンバイン的に描きつつ、母体児に先天的疾患がある場合、出産率5%の現実を、宮沢りえに深く刻まれた苦悩の皺を持って叩きつける。久々に映画が信>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

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東北出身が家族の死を知り実家に帰る話。まず話が、ザ定番邦画ロードムービーといった凡庸さに満ちていて眠い。脚本が雑で取り急ぎ被災地を通れば時代が垣間見れるぜ的で結果コロナ禍経過中の現在、大昔の話になって>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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よくわかんない。死んだ人にまた会えるならどう生きようが自由では?沈黙の意味は?オールスターキャストもシナジーが無く逆効果。観たかったのは最後の境地。こんなご都合主義の焼直しではない

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