ラッシーくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ファーゴ(1996年製作の映画)

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どんよりした雪景色に、たんたんたん、って簡単に人が殺されてく感じと、長閑で独特のオフビート感の組み合わせが、なんとも癖になる。ミネソタ訛りの英語もいいね。yaaa、oooの音がおもろい。
妊婦が連続殺
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珈琲時光(2003年製作の映画)

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軒先の路地のローアングルのあのロングショットが1番小津いかった…
追悼記念の東京物語オマージュとのことだけど、この解釈の仕方めっちゃ好きや…!
団塊親子のコミュニケーション、就職氷河期的な厭世感とか、
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ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

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生い立ちとかバックグラウンドの説明は一切しないわりに、信仰の篤さを想起させる演出が多くて、クエスチョンが止まらなくなっちゃう。
貧しさゆえ、金銭を得る方法は、暴力以外知らない。公民権運動は収束したもの
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

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目には目を歯には歯を、は、もともと裁判員が適切な刑罰を判断するための掟だったんだな。
このロジックで狂信者が司法関係者に報復を企てるお話し。ほんまによくできてる。

マックスは一見狂信者のように見える
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アリスの恋(1974年製作の映画)

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家父長の庇護に甘んじるか、少女時代からの夢を追うためにマゾヒズムから卒業するか、その狭間を揺れるシングルマザーの話だとみれば、超フェミニズムな作品だとも捉えられるかも?スコセッシはやっぱりカトリックに>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

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スコセッシは、常軌を逸する精神の捻れというか歪みみたいなものを描くのがまじでうまい。タクシードライバー然り。
ロッキーが流行っている時にこれをぶつけにいく。パンクス。

恋の罪(2011年製作の映画)

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本質を抜きに、セックスとかバラバラ殺人みたいな現象としてのエロとバイオレンスを描くだけじゃ、それはただ下品な作品であって、それ以上も以下もない。ただ、意味が意味にならない世界への憧憬をテーマにした作品>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

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キェシロフスキ名物の瓶捨てるおばあちゃんのドッペルゲンガー、出てたよな?

告白(2010年製作の映画)

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いかにもなサイコサスペンス系の映画って、むずいよね。その類の映画なんだって期待値が上がっているので、ちょっとした猟奇やミステリーじゃオーディエンスは満足できないよね。不穏な演出や音楽を使えば使うほど、>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

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これが長編デビューとか凄すぎ。高低差・黄色と赤の対比。こういうメタフィジカルな仕掛けいいよね。まじ秀作・・!