蘭豆さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

蘭豆

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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

2.5

う〜ん、これはダメでした。
スケールが大きすぎてついていけないのもなんだけど、ご都合主義が過ぎて感情移入できない。物語後半は特に。こうした冒険活劇でハラハラ出来ないって致命的なんだなあ。すべてが「過剰
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.5

今観てもまったく色褪せない17年前の大ヒットクリスマスムービー。

華やかで、楽しいクリスマスを演出するのに最適な豪華出演陣もよかった。
特にヒュー・グラントはハマり役。どこか頼りなさげな英国首相だけ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

最初は「なんだ!こんな子ども向けのアニメ」と思った。それが物語が進むにつれて引き込まれた。

炭治郎が森に消えゆく上弦の参に向けて放つ絶叫。煉獄杏寿郎の澄みわたる空のような晴れやかさ。上弦の鬼が作り出
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

安定のおもしろさ!
だまし、だまされの連続。リアリティとかないんだけど、この映画は長澤まさみに代表される「明るさ」がいいんだなあ。コロナ禍でストレスまみれの日常を忘れさせてくれる。

それにしても三浦
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

田中裕子と蒼井優はよかったけど、時折現れる陽気な3人組が不思議すぎて、感傷的な気持ちがリセットされる。なんでこんな演出にしたのかな?もったない。

登場シーンは少ないけど蒼井優の夫役、東出昌大はいい味
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

これが実話って驚いたけど、写真集の発行元「赤々舎」も実際そんな活動してますね。前半と後半に大きく分かれる物語は2冊の原作本『浅田家』『アルバムのチカラ』そのもの。
オープニングとエンディングが特によか
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.5

いい映画。
ストーリー自体はあるのかないのかって感じ。
でも音楽がいいんだな。
なんだか癒される──。

シリアにて(2017年製作の映画)

2.0

岩波ホールはコロナ対策中。
一列おきで、両隣が空席だ。

戦禍のシリア。
緊張感を強いられる映像を覚悟した。
でも拍子抜け。
これから何が起こるのだろう…
待ちわびる中突然のエンドロール。

う〜ん、
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

この映画は音楽がいいんだなあ。
家族の問題、学校の問題、恋愛…それがいい感じで曲に昇華されてる。

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

これ、いい映画でした。
物語前半は兄バーリーのあまりのウザさに閉口したけど、エンディングに向かってそれがどんどん好感に変わって…このあたりの人物造形の妙ってさすがピクサーだなあ。

便利さの反面失われ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.0

コロナ禍のストレス解消に最適な気軽に観れて楽しい映画。

デヴィ夫人登場でこれでもか感がある豪華キャスト。でもやっぱり長澤まさみなんだなあ。演技とは思えないはまり役。豪華ロケときらびやかなドレスに負け
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

体当たりの演技ってこういうのを言うんだろうなぁ。安藤さくら凄いよかった! 物語後半のボクシングシーンは特に感動したし、それ以外のシーンもダメダメ人間のキャラが立ってて感情移入しまくりでした。
100円
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

木村拓哉と長澤まさみのために作られたような作品。でも面白かったです。ストーリーはどうってことないんだけど、「ホテル」という特別な空間が非日常で引き込まれるんだなあ。

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

なんか普通でした。
よくできたエンターテインメントなんだけど、手に汗握らない。悪人のはずが「みんないい人」でどうせハッピーエンドなんでしょ──って感じ。よく言えば安心して観てられる映画。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.5

池脇千鶴の「8,000円…」のセリフが辛い。
笑うことしか出来ない綾野剛がいたたまれない。

社会の底辺でもがき、くすぶる人々。
始終どんよりした映像が重たいけど現実。
それを打ち破る菅田将暉の明るさ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

う〜ん、おもしろかった!

事前の評判でさまざまな先入観があってどんな映画なんだろう?とビクビクしながら観たけど、すごくいい映画。

「極端さ」や「ご都合主義」が目につくのは韓国映画の特徴。それを除け
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

この映画、思ってたよりずっと軽い話だったけど、よかったです。

シンプルながら説得力のあるメッセージがとてもいい。タイムトラベルものだけにリアリティないし、矛盾を感じる箇所多いけど、メッセージに納得で
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

2.5

あれ?この映画デイミアン・チャゼル監督にしてはイマイチ。

『セッション』も『ラ・ラ・ランド』も好きな作品だったんだけど、演出がないというかフラットというか、とにかく盛り上がらない(>_<)

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

4.5

なんだこの映画めちゃめちゃ面白い!!
なんでこんな評価低いの????

さすがリュック・ベッソンで映像クールだし音楽もすごいよかった!
特に病院のシーンで流れるモーツァルトのレクイエム(怒りの日)とか
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

この映画、評判どおりよかったです。

なんか自然なんですよね。大事件が起こるでもなく、日常の生活に一喜一憂があって、登場人物それぞれに人生や葛藤があって、それが外見に障害をもつ主人公との交流をとおして
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

面白かった。

でも、クリスチャン・ベイル演じるマイルズは破天荒って感じないし、フェラーリに正義がまるでないのもどうなのかなぁってモヤモヤ。
逆にフォードが打倒フェラーリを掲げて燃えあがる動機の単純さ
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.0

作家としてのリンドグレーンじゃなく、ひとりの女性としての彼女にフォーカスした作品。
指輪が大きいなど小さな出来事から、人の心を浮かび上がらせるていねいな演出に好感。

でも、物語としては、しり切れとん
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

IMAXレーザーの吹替版で鑑賞。
映像は本当に美しくて、アニメーションの到達点のよう、圧巻です!

一方でストーリーには前作のような高揚感がなく、大ヒットも「なんで」って感じ。ただ、エルサの魔法シーン
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

リンダ・ハミルトンの登場シーンはゾクゾクしたけど、それ以外はどうにもマンネリ。いつものターミネーターでした。

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.5

感動できるノンフィクションっていいなあ。
でも、風車を作るまでの苦難の時間が長すぎって感じた。──感動の瞬間からエンディングまでのしあわせな時間をもっと観たかった。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

狂気が生まれるまでを丹念に描いていて好感、おもしろかった!
「観ると精神的にダメージうける」みたいな先入観できてたけど、深いなあって思っても、不快な感じはなかった。
色彩美、世界観とかもすごくいい!

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.0

昼公演の終わりに──ってタイトル、なるほどなあって観終わると思える
物語を貫くメインメッセージの心地よさ。ストーリー中盤の不快感をうまく昇華させて、描かれない未来への希望を予見させる。

エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

3.5

平凡な人生をふつうに描くアニメ作品。
実話だけに説得力があり「幸せってこんなもの」と教えられる。

日本のアニメとのいちばんの違いは「テンション」かな、ムリなく、自然で、味わい深い作品。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

「予告編に惹かれて」観たけど普通におもしろかった。

なるほどこうした「ビートルズ映画」も成立するんだなあ。物語後半に描かれる「あるシーン」はこのおかしな設定がすくい上げるビートルズファンの夢だった─
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

評判いいので観たけど普通でした。
既視感あってリアリティないって感じ。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

ご都合主義だけど、楽しい映画。

最近の三谷作品はイマイチだったけど、これは久々に「三谷幸喜らしい」って思えました。
豪華出演陣もエンタメ作品に華を添えてて満足度高いです。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

なるほどシャロン・テート事件を予習して観て正解、緊張感とか爽快感がぜんぜん違いますね、

ディカプリオってこんなゴージャスでちょっとダメな役がハマる!
映画史の1ページって感じでいい映画でした。さすが
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天気の子(2019年製作の映画)

5.0

おもしろかった!
絵がうまいって正義だなぁ。

多少ムリのある話かもだけどグイグイ引きこまれた。全編をつらぬく雨と「どんより」した空気感も、目的にむかって一途に疾走する「あやうさ」も全部がエンディング
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アラジン(2019年製作の映画)

3.0

普通におもしろかった。

CGとかすごいけど、見慣れたのかな。
「貧しいけど心清らかな青年が王女さまと偶然出会って…ハッピーエンド」って王道のストーリー展開。アニメの名作を実写化って最近のはやりだけど
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

1.0

つまらなかったです。
ニューヨーク公立図書館の冗長な説明を延々されてもなぁ…。
評価高いし、岩波ホール満員だったし、途中休憩で帰る人いないし…。
うーん、これは私の感性がおかしいのでしょうね。きっと。

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.0

高齢者に囲まれての鑑賞。
いい映画だけど、この問題に直面する世代にしか響かないだろうなぁ。

名優ぞろいで、小さな感動と笑いが散りばめられてて、人生の美しさとか哀しさとか感じる作品。