感動と爽快感のある素晴らしい作品。
アイルランドから都会に出てきたエイリッシュ。垢抜けない彼女が様々な出逢いを経て、オトナの女性に成長する。
洗練された会話と凜とした空気感。50年代ブルックリンのシ>>続きを読む
これは感性の豊かさが求められる作品。
私にはダメでした。
14年間同じ時間と場所で写真を撮ることをライフワークとするタバコ屋の店主と常連客。いろんな嘘があって、それぞれ事情があって…人生ってこんなも>>続きを読む
台湾は1945年までの50年間日本だった。
植民地ではなく「九州が日本であるのと同じように日本だった」のだ。
「湾生」とはその50年間にその地(台湾)で生まれて日本へ引き揚げた人々。そして日本で差別>>続きを読む
ハリポタシリーズ苦手ながら、エディ・レッドメイン目当てで鑑賞。
キレのあるストーリー展開とアンビリーバブルな映像の連続…。楽しめないなんてあり得ないエンターテイメントな作品! …でもやっぱりダメだっ>>続きを読む
上質ながら感性の豊かさを求められる作品。
広島、呉を舞台にした物語。
誰もが知ってる運命の日へのカウントダウン。
戦争によって破壊される小さな幸せ。
片渕監督は、依頼する前からすずの声はのんと決め>>続きを読む
生涯ベスト映画(☆5つ)の1つ『ショーシャンクの空へ』。
冤罪で収監された銀行家のアンディ(ティム・ロビンス)が懲罰覚悟で、放送室を占拠してレコードをかける場面が素晴らしい!
刑務所のスピーカーか>>続きを読む
「東の羽生、西の村山」と並び称された棋界の怪童 村山聖の半生を描いた森義隆監督作品。
人間は悲しみ、苦しむために生まれた。
それが人間の宿命であり、幸せだ。
難病で子供時代を病院で過ごし、棋界の頂>>続きを読む
自らも母子家庭だったという中野量太監督の商業映画デビュー作『湯を沸かすほどの熱い愛』。宮沢りえが惚れ込んだという脚本はさすが! の一言。安澄役の杉咲花もよかったし、散りばめられた多くの伏線には力強い愛>>続きを読む
「宗教という名の洗脳」…アンタッチャブルなテーマを大胆に切る痛快インド映画!
あまりに奇想天外な中盤のストーリー展開に忘れかけていた序盤のもう一つの物語。それが思いがけないキッカケで動き出して、あと>>続きを読む
「いやぁ、お母さん言うとったよ。あの晩がいちばんうれしかったいうて。わたしからもお礼を言うよ。ありがとう」
小津安二郎監督の代表作『東京物語』。
2012年「世界の映画監督358人が投票で決める最も>>続きを読む
1957年のスペイン映画名作。
スタンリー・キューブリックが好きな映画の2位に上げているベルイマンの『野いちご』。
「そうさ、人生などヘドがでる。誰かのために長生きするなんてごめんだ。」
「日中、不>>続きを読む
世界を変えた2人の天才数学者の出会いと友情。そして奇跡の数式。大好きなテーマに期待して鑑賞。
『博士と彼女のセオリー』でS.ホーキングが導き出す「宇宙の真理」、『イミテーションゲーム』でA.チューリ>>続きを読む
アスペルガー特有の執着とこだわりが綿密な計画と抜群の行動力を生む。
911テロでの父(トム・ハンクス)の死。
電話に遺された父のメッセージ。
父の部屋で見つけた1本の鍵。
鍵の謎を解くための旅でオス>>続きを読む
「僕らしくないですか?子供の面倒なんかみて」
自己中心的でズルくて弱い自分に苦しむ幸夫(本木雅弘)。そんな幸夫が安らぎを見出すのは、友人の子供の面倒をみる時間だった。
妻と同じ事故で亡くなった友人>>続きを読む
何度観たかわからない生涯ベスト映画(☆5つ)の1つ『アマデウス』。
物語の冒頭流れる疾走感溢れる「交響曲25番」!
その美しい旋律にサリエリが楽譜を落として、天を仰ぐ「フルートとハープのための協奏曲>>続きを読む
シリーズ第1作『ボーン・アイデンティティ』以来14年ぶりの鑑賞。2作から4作まで端折っていて、ストーリーを追えるかの不安も「ハイテクを駆使した追跡劇とストリートファイトを楽しむ」趣向のようで杞憂だった>>続きを読む
つらいことも、
一日、一日、その日だけと暮らしてるうちに…
慣れた!
晴れればそれは良い日。
小名浜の海が見れればそれもまた良い日。
小さなことの積み重ねじゃ。
そうするうちに仲間もできたのじゃ。>>続きを読む
「まぁ、結局子供には負けるよ…。思うようにはいかんもんだよ。」
1958年の小津安二郎監督初のカラー作品。
「相手がいなければ心配」でも「結婚したいと言われれば強く反対」してしまう、矛盾に満ちた父親>>続きを読む
「155人の命を救い、容疑者になった男」
映画のもつ力をあらためて感じさせる素晴らしい作品だった。
「急いでやらなくてはならない事の一つは、妻に電話して今日は夕飯はいらないと話すことだ。」奇跡の救出>>続きを読む
「うちは生きとるんが、申し訳なくてならん!」
原爆をひとり生きのびてしまった後ろめたさに、心に想う人との幸せを拒み続ける美津江(宮沢りえ)。そんな娘の幸せを願い、現世に現れ辛抱強く諭し聞かせる亡き父>>続きを読む
「ぼくの秘密を聞いて…。」
「この話、誰にも言わないで…。」
「衝撃のラスト」で有名なシックス・センスを初鑑賞。噂に違わぬ「どんでん返し」に感動! そしてエンドロールから頭出ししてそのまま2度目を鑑>>続きを読む
「友だち? いじめてたヤツと友だち?」
聴覚障害をもつ同級生への執拗ないじめ、その結末として崩壊する人間関係と自我。壊れてしまった自分を取り戻して生き直すには、彼女に会って謝るところから始めなければ>>続きを読む
「上手くいかないときは、カルタが一番楽しかったときのことを思い出してイメージするんだ…」
ただカルタが「好き」というだけで、異次元のレベルで戦う千早、新、そして若宮詩暢。「青春の全てを賭けても勝てな>>続きを読む
「ちはやふる上の句・下の句」をまとめて鑑賞。2009年マンガ大賞、2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位獲得の末次由紀の傑作マンガの実写化作品。
綾瀬千早を演じる広瀬すずの瑞々しさと躍動感>>続きを読む
前作『悪人』の空気感そのままの李相日+吉田修一ワールド『怒り』。テーマは「人を信じる」ということ。
八王子で起きた殺人事件をめぐって「東京」「千葉」「沖縄」の3カ所を舞台に描かれるディープな人間ドラ>>続きを読む
生涯ベスト映画(星5つ)の1つ。BSで演っているのを見つけて久しぶりに鑑賞。
『フィフス・エレメント』の制作費を稼ぐためにリュック・ベッソンが作った『レオン』。
虐待されて育った12歳のマチルダと孤>>続きを読む
『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田監督作品。期待した分、あれあれ…?という印象。
人間界、バケモノ界、はぐれものの2人がお互いに影響し合って成長してゆく姿、特に九太がクマ徹の脚の動きを真似る>>続きを読む
「泣ける」と評判の韓国映画。98歳と89歳の夫婦の何でもない毎日を追ったドキュメンタリー。
日常の小さな出来事に喜びを見つけ、子どものようにふざけ合って笑い合う老夫婦。穏やかな表情、静かな目…「こん>>続きを読む
新海誠監督が「3年間かけて全身全霊で作った」という『君の名は。』あまりのレビューの高さにつられて鑑賞しました。
多くの方が書いているように、背景画のうまさ、緻密さは圧巻でした。一方で人物の描き方は今>>続きを読む
『シン・ゴジラ』東宝が12年ぶりに製作したゴジラ映画、大変面白く鑑賞しました。
監督の庵野秀明は、この映画を「女性とか子どもとか意識しないで作った」のだという。観てなるほどと納得した。『シン・ゴジラ>>続きを読む
「何の話だっけ?」何でもすぐに忘れちゃうドリーの家族探しの冒険。これは面白かった。
物語後半の、濁流にのみ込まれたかのような怒濤の展開が楽しい‼︎
新登場の海の仲間たちもキャラが立ってて、ニモやマー>>続きを読む
先週『ターザン:REBORN』を観て、今週は『ジャングル・ブック』。
ジャングルが舞台で、動物は全てCGと世界観もよく似た2つの作品ながら、印象は大分違って、こちらはなんだかアニメを観ているよう。>>続きを読む
「あの人は奇跡を起こすわ!」
ジャングルでターザンの妻ジェーンが誘拐された。総勢2万の兵なんて関係ない! ジャングルで王者ターザンに敵うものなど存在しないのだ! 愛する妻を取り戻すためジャングルを駆>>続きを読む
「全てを手放してまで、正義を貫けるのか?」
『ローマの休日』の脚本家ダルトン・トランボの波乱に満ちた半生。嫌われても、脅されても、投獄されても絶対に信念を曲げないその生き方に心を奪われた。
追放さ>>続きを読む
開始10分。あまりのバカバカしさに、映画館を出ようかと迷ったけど出なくて正解!
さすがクドカン、面白かった!
あれほどくだらなかった前半が、伏線として後半の物語をこれでもか! と盛り上げる。
リア>>続きを読む
「お前は本当に怖ろしいよ。今度は何をするつもりだい?」ユダヤ人の老婆だけが彼がホンモノであることに気づく。
民衆の不満渦巻く時代、圧倒的な支持を集めた演説の天才アドルフ・ヒトラー。現代に蘇ったヒトラ>>続きを読む