2万人の避難民が基地に押し寄せる光景や、避難民を取り囲む装甲車、武器を持った暴力的な兵士、なすすべなく連れて行かれる避難民、強烈な差別意識。残酷な行為とものすごく晴れた夏の青空のコントラストが恐ろしく>>続きを読む
プロデューサー(というにはちょっとした関わりみたいだけど)の問題発言があったり、炎上もあったのでこの映画にお金を払うことに躊躇していたのだけど、結論としては観てよかった。伝記映画が好きなので、一人の人>>続きを読む
自分がアリ・アスター監督作品のファンということを差し引いても、とてもとてもとても好きな映画でした。他者や世界に対して漠然とした恐怖を感じている人は共感するところが多い作品だと思う。
1月末に試写で観さ>>続きを読む
鑑賞後にものすごくモヤモヤしたのだけど、多分「ホロコーストを生き延びた女性の話」と思って観ていたからだと思う。「外見の美しさが良くも悪くも男を引き寄せて、それによって過酷な人生を生きざるを得なかった女>>続きを読む
『哀れなるものたち』が公開されるので監督の作品を復習。
事実かどうか確かめようもない”預言”によって崩壊していく話。
前に観た時も思ったけど、一見いい父親っぽいけど、言動の端々にバリバリ家父長主義が>>続きを読む
みんなが高評価をつける作品は面白いことがわかっているので後回しにしてしまうのだけどようやく観た。面白かった。
韓国の歴史的な事件を題材にしたヒーローものと言っていいストーリーだけど、主人公は優しいけど>>続きを読む
大絶賛とまではいかなかったけれど、色々なレビューに書かれているように『墓場鬼太郎』に繋がるオリジナルストーリーを描いた意欲作だと思った。
個人的にめちゃくちゃ『犬神家』オマージュなあのシーンはテンショ>>続きを読む
ウェス・アンダーソン作品にカンバーバッチ?へ〜と思いながら観始めたら偏屈な金持ちイギリス人役だとわかりカンバーバッチだな…とニッコリしました。シャーロックのような早口セリフが様になる。
最初からもの>>続きを読む
アイルランドの陰鬱とした風景が、原作を読んだ時のイメージそのものだったので驚いた(原作の描写力がすごいのかもしれない)。
原作に描かれた登場人物たちの重苦しいやりとりや凄惨な出来事があっさりめに描かれ>>続きを読む
まず初めに言いたいことは、
⚠️猫ちゃん好きな方は注意⚠️
ということです。ヘビーな表現ではないけどそういうシーンがあります。
始まりから不穏と不安が全開で引き込まれる。タイトルのタイミングが効果的>>続きを読む
ネイティブアメリカンに興味があって試写に応募した作品。
オセージ族の儀式や精神世界、彼らの言葉の描写に時間をかけていることや、白人至上主義によってもたらされた状況を丁寧に描いていることに誠実さを感じた>>続きを読む
極地観測や機械、医療の専門家たちの中で、料理を担当する主人公はなんとなく立場が弱そうな描かれ方をしている。「食事をするために南極に来ているわけではない」とまで言われてしまう。それなりに自分勝手な隊員た>>続きを読む