junさんの映画レビュー・感想・評価

jun

jun

映画(1577)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

Facebookで大逆転(2014年製作の映画)

3.5

SNS中毒で嫌われ者の主人公が自分が死んだという偽情報を流し好感度を確認しようとするコメディ。SNSをテーマにしながら登場人物はほぼリアルで主人公とつながりを持った人ばかりのうえネットの画面もわずかし>>続きを読む

落ちた偶像(1948年製作の映画)

3.7

ずいぶん昔に観て内容をほとんど忘れてしまったので改めて鑑賞。嘘で塗り固められたような大人の世界に翻弄されるフィリップがかわいそうになる。敬愛するベインズを助けたい一心のフィリップの証言が逆にベインズを>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.6

予想のつかないミステリアスな展開と意表を突く場面転換で観る者を釘付けにするホラー。怖さの中にユーモアの隠し味も効いた雰囲気でかなり面白い。

夜は俺のものだ(1958年製作の映画)

3.2

悪党どもが自宅にやってきて居座るというプロットはボギーの「必死の逃亡者」を連想させる。短尺の併映用作品でワイラーと比較するのは気の毒だがこちらもそこそこ楽しめた。女性でも容赦なくボコボコにする草薙幸二>>続きを読む

サーカス(1928年製作の映画)

3.7

U-NEXTにチャップリン作品が多数入ったのでひさびさに再見。ギャグは間が大切だということがよくわかる。チャップリンの運動神経の良さと動きのキレに惚れ惚れする。さんざん大笑いさせておいてラストでチャッ>>続きを読む

迷霊怪談集(2022年製作の映画)

2.1

最近観たタイのオムニバスホラーが面白かったのでこのベトナム産オムニバスホラーも期待して鑑賞したが残念ながら期待外れ。1話目はそこそこ楽しめたものの2、3話目はストーリー展開が分かりづらく、意外な結末を>>続きを読む

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで目が離せない傑作ノワール。ボニー&クライドをモデルにした最初の作品とのことだが史実とは全く異なるストーリー。2人が犯罪を犯しつつ逃避行するシーンはほとんど描かれず幸福を求めながらも運命>>続きを読む

ディープ・コンタクト(2021年製作の映画)

2.0

邦題はディープ・インパクトのモジりか? 地図から抹消された廃坑を探索に行った一行がそこに潜む正体不明の生物に襲われるクリーチャーホラー。低予算のボロを目立たなくするためか、肝心のシーンはどこも暗くて何>>続きを読む

百万ドルの明星 陽気な天国(1955年製作の映画)

2.8

近江俊郎が製作・原案、古川緑波が監督・脚本を担当した人情喜劇テイストの歌謡映画。近江自身が主演、緑波も社長役で出演している。近江の師匠・古賀政男が音楽を担当するほか特別出演。顔見せ程度かと思いきやけっ>>続きを読む

ノスフェラトゥ・ドットコム(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

行方不明になった男性を救出しようと超常現象サイトを運営する男性ら5人組が廃工場を探索するがそこで恐ろしい吸血鬼に襲われるというPOVホラー。POV定番の廃墟探索に吸血鬼というよりゾンビものを合体させた>>続きを読む

マーシャル博士の恐竜ランド(2009年製作の映画)

2.8

1974年から放送された同名子供向けTVドラマをコメディに変えてリメイク。オリジナル版では博士と少年少女の兄妹が主人公だったのが本作では博士と女性科学者、ツアーガイドに変えられている。91年にもTVド>>続きを読む

フォービア2/5つの恐怖(2009年製作の映画)

3.5

タイ発のオムニバスホラー「フォービア/4つの恐怖」の続編。今回は5つのエピソードからなっている。前作に比べると描写のグロさが増した感じ。5つ目のエピソード「最後に」では前作で自分がいちばん面白かったエ>>続きを読む

追撃者(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ほぼマイケル・ダグラス演じる富豪とジェレミー・アーヴァイン演じるガイドの青年の2人だけで進行するサスペンス。「激突!」もそうだが余計な枝葉を極力省いてひたすら追う者と追われる者の姿を描くことで中だるみ>>続きを読む

燃えよデブゴン4/ピックポケット!(1981年製作の映画)

3.4

サモ・ハンがスリグループの1人に扮するアクションコメディ。スリ取った財布を次々とリレーしていくさまはロベール・ブレッソンの「スリ」を思わせ面白い。サモ・ハンが「黄金狂時代」のパンのダンスを真似してみせ>>続きを読む

おヤエの家つき女中(1959年製作の映画)

3.3

「おヤエ」シリーズ第2作。キャストからすると1作目と同時に撮影したっぽい。女中ものだが仕える主人が外国に行ってしまい、貸間をして大家と女中を兼業する展開が珍しい感じ。終盤にちょっとしたどんでん返しがあ>>続きを読む

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

1.4

猪木ファンとしてかなり期待して観たが残念ながら期待外れ。幼いときから猪木の試合やさまざまな報道を見てきたので本作で語られている内容も大体理解できるが猪木を知らない人がこの作品を観ても猪木の人となりはほ>>続きを読む

フォービア/4つの恐怖(2008年製作の映画)

3.5

タイで製作された4話からなるオムニバスホラー。どれも比較的オーソドックスな怪談系のストーリーで極端にショッキングだったりグロテスクな描写もないので刺激を求める向きには物足りないかも。自分はどのエピソー>>続きを読む

バトルガンM-16(1989年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「デス・ウィッシュ」シリーズ第4作。前作の「スーパーマグナム」といい今作といい、邦題はなんとかならなかったのか。前作は市民VS悪党の集団戦になって一匹狼のはずのポール・カージーのキャラクターがブレた感>>続きを読む

ワイルド・インフルエンサー(2018年製作の映画)

1.9

シニカルなホラーコメディといった感じ。プロットは面白そうな感じがしたが自分にはどうも演出のノリが合わなかった。

シスター(2014年製作の映画)

2.8

14歳の監督が撮った作品だそうで独りよがりで拙い面もあるもののその年齢でスタッフ、キャストをリードしてこれだけの作品を作れるかといったらなかなかできないのではないか。個人的にはPOV形式が好きなのでそ>>続きを読む

サンズ・オブ・ザ・デッド(2016年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

自分が想像していたのとはだいぶ雰囲気が違っていた。どんなに逃げてもゾンビが確実に追ってくるという恐怖感を期待していたので荷物を運ばせたり、撃たれそうになったゾンビをかばったりという展開はただ鼻白むばか>>続きを読む

ゲッティング・イーブン(1994年製作の映画)

3.3

悪党どもが子供に振り回されるというプロットは「ホーム・アローン」と共通するものがある。内容的にはあちらに比べるとだいぶ落ちるものの、そこそこ楽しめた。成長したマコーレー・カルキンは可愛さ半減。ヒロイン>>続きを読む

おヤエのママさん女中(1959年製作の映画)

3.2

「おヤエ」シリーズ第1作。続編を匂わす終わり方からもともとシリーズ化前提で製作されたようだ。若水ヤエ子のズーズー弁があまりに見事なので東北の生まれかと思ったら千葉生まれで独学で学んだズーズー弁だったの>>続きを読む

十六歳(1960年製作の映画)

3.4

タイトルとスチール写真からもっと牧歌的な青春映画を想像していたが予想外にヘヴィな展開で驚いた。葉山良二と長門裕之演じるどちらも欲望むき出しの常軌を逸しているとしか思えない教師によって人生を狂わされてし>>続きを読む

エイトメン・アウト(1988年製作の映画)

3.3

1919年のワールドシリーズで起きたホワイトソックスによる八百長事件を映画化。全体的にあっさり目の描写で特に事件が発覚して以降の経過は終盤で短く描かれるのみ。かなりスキャンダラスな事件だけにもう少し盛>>続きを読む

サバイブ 一本勝負(2015年製作の映画)

3.3

砂漠を舞台にした賞金稼ぎゲーム番組が一転、本当の生死をかけたサバイバルになってしまうサスペンス。極限状態に陥った人間が徐々に本性を現していく展開は定番と言えば定番だがPOVのモキュメンタリー的手法で撮>>続きを読む

デリンジャー(1973年製作の映画)

3.6

有名なギャング、ジョン・デリンジャーの生きざまを描いたアクション。全体的な雰囲気はどことなく「俺たちに明日はない」を思わせる。主人公デリンジャー役のウォーレン・オーツはじめ、仲間役にハリー・ディーン・>>続きを読む

悪魔の存在を証明した男(2014年製作の映画)

3.2

超常現象に懐疑的な男が超常現象を否定すべくドキュメンタリーを製作し始めるがその過程で不可思議な現象に巻き込まれていくというホラー。基本的に手持ちカメラや屋内の固定カメラ視点を使ったPOV形式のモキュメ>>続きを読む

恋する人魚たち(1990年製作の映画)

3.3

風変わりな母子の恋愛模様を描くユーモラスなドラマ。ウィノナ・ライダーはこの頃がいちばん魅力的だった気がする。これが映画デビュー作だというクリスティーナ・リッチの達者な演技もすごい。マイケル・シューフリ>>続きを読む

泥だらけのいのち(1963年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

和田浩治の小僧アクションをヤクザ映画に置き換えたような雰囲気の青春+人情ものっぽいアクション。山内賢・和泉雅子コンビの作品だがヒロインはあくまで久保菜穂子なので和泉の見せ場はあまりない。兄貴分が塀の中>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「サイコ」に影響を受けたというだけあって二重人格はもちろん、主人公と思われたアンジー・ディキンソンが前半で殺されてしまったりシャワーシーンの演出がそれっぽかったりとヒッチコックファンならニヤリのシーン>>続きを読む

ヴェラクルス(1954年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大金をめぐる男同士の友情と裏切りのドラマ。ふてぶてしいバート・ランカスターと手下のアーネスト・ボーグナイン、チャールズ・ブロンソンという顔ぶれがいい。最後、勝負に敗れ死んだバート・ランカスターの亡骸に>>続きを読む

S.W.A.T. vs デビル(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

またしてもとんでもなく評価の低いホラーを見つけてどんなものか鑑賞。暴動の起きた精神病棟を鎮圧するために乗り込んだS.W.A.T.の隊員たちが悪魔と彼に操られる患者たちによって一人また一人と殺されていく>>続きを読む

メカニック(1972年製作の映画)

3.6

チャールズ・ブロンソンにジャン=マイケル・ヴィンセントが絡むアクション。裏切り裏切られる非情な殺し屋の世界が描かれかなり面白い。冒頭に全くセリフのないシーンがしばらく続くところは同じブロンソン主演の「>>続きを読む

愛されちゃって、マフィア(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

遥か昔に観て以来ひさびさの鑑賞。当時はそれほど映画に詳しくなくてわからなかったが改めて観たらアレック・ボールドウィンが序盤ですぐ殺される役で出てきたりオリヴァー・プラットやジョーン・キューザックも出て>>続きを読む

バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー(1984年製作の映画)

3.2

タイトルからもっとスラップスティックでバカバカしい雰囲気を想像していたが、コミカルではあるものの意外とまともで拍子抜け。ショートカットのエレン・バーキンを観ているとどうも中尾ミエを思い浮かべてしまう。

>|