geminidoorsさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.4

この監督の作品を一番初めに観たのは"ミークス〜"からで、他は焦らず折を見てゆっくり観ようと決めていた。
けれども個人的な理由から本作を観る勇気はなかなか湧かなかった。
何故なら自分は以前飼っていた犬2
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ブラッド・ファーザー(2016年製作の映画)

3.5

過去鑑賞。
粗ダシかつ薄いが、それは或る見方をしての中身の味。
メルギブはメルギブなんだ。
腕力と眼力と毛深さは健在。
ワタシにとってはマックスのその後、つまりは余生に変わりないからさ。素晴らしいよ。
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ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

3.5

過去鑑賞を朧気に記憶。
何故か気楽に観たくなりウン十年ぶりに再鑑賞!
所々しか覚えてなかったが、本作はクリント師匠にしてはオフビートな、カウボーイ(或る時代)へのオマージュ的作品だったんだネ。

ヤケ
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.4

先日鑑賞。たまにはとホラー選択。
うーむ…しかし、やはり苦手。
タノシメナクテ。
でも怖いは怖い。
魅力的な場面や絵も時に有るが、ラストへのもって行き方というか"驚かそう×怖がらそう"が見え透いて、今
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.2

後回し後回しにしてきた(ワタシにとってはあくまでも未来永劫"明日に〜"のサンダンス)とのお別れ。
何故か今宵、蒸し暑い夜に思い立ち鑑賞。

ある意味で純粋な犯罪エンターテイメント作品に、黙って魅入らせ
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.7

恥ずかしながら前作を未鑑賞なもんで、本作のみを前知識ナシで観た。
実は、野外作業に早くも熱中症計気味なヘタレな自分だが、明日からも蒸し暑さなんかに負けてられないナなんて純な気持ちになりました。

端役
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フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.5

過去鑑賞、ど忘れの内の一本。
好きな俳優の1人ショーン・ペンだけど、実娘出したら演出に甘さが溢れたか?
映像は綺麗だし美しい場面は有る。
併し彼にしては腑抜けた仕上がりに感じてしまった。
なんだろう、
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

過去鑑賞、ど忘れの内の一本。
なんだかこうゆうの観ると悲しくなるんだな〜

涙するまで、生きる(2014年製作の映画)

4.0

主たる両者とも好きな俳優で、彼らの静かなる演技合戦を観たくてチョイス。
もっと微妙な駆け引きや静謐な場面があるのかなと思いきや、ちょっと違いました。しかし予想以上に当たりでした。

レダを初めて観たの
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.1

ロケ地が何処であれ映像の切り取り方も色彩感覚も良く、最後まで一気に魅入れた。
事件の説明に対して事後の現場状態(美術担当?)が甘くとも、本作の内容はその様な視点は必要無いから無視するとして、筆頭すべく
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.9

時には練られた御話で気分を変えたく、没入出来たらと思ってチョイス。
汚れた心の自分でも、一応は没入出来た。
後に他の方のレビューを拝見し、原作のいきさつを知り感無量。
今までこの島の名すら知らずにいた
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ライト・スリーパー(1991年製作の映画)

3.7

知らなかった本作。観なきゃ×2と息ごんで観たわさ。ポール・シュレイダーの十八番要素タップリ。
当たり前だがデフォー若いし、スーザンのスタイルがスーパーモデル級だし、チョイ出のロックウェルが危なっかしく
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キラー・インサイド・ミー(2010年製作の映画)

3.3

ラストのまとめ方に?マークだ。
役者の一所懸命な演技になかなか一気に観たわ観たけれど…
ハッキリ言ってしまうと自分には後味が悪い作品でした。
原作は知らないし、もしかしたらもっと掘り下げ感や深みが有る
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.9

最終極面での主人公を正面から捉えた画面を観て、それまでの話の中でずっと"気になっていた何か"というか déjà-vu的なものがハッと判りました。それは…
かの有名なムンク作品"叫び"の、橋の上で叫んで
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

3.8

他の御方何人かのレビュー拝見。
"不謹慎な西部劇"と書かれていたのに納得!
"邦題で損してる"と書かれていたのにも納得!
ある意味"現代的な"との洞察にも納得!

でもでも、ワタシ本作は特別嫌じゃない
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

今夜はポキン金太郎飴しゃぶりたくて観たで。
お決まりの流れは分かっとっても、とっても痛快だわさ。
メイン舞台はナポリ近郊、海沿いの階段だらけの田舎町。潮風に荒れた白壁の街並がとっても綺麗だよん。

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天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

3.8

ティム・ロスが好きでチョイス。
御話には惹き込まれた。
前半2/3位までは画像色合いも美術もそこそこ良いし。
しかし何人もの御方が仰る通りに、むりくりな邦題は違うっしょ?
(ジーパン刑事風に言えばズバ
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

4.0

個人的にも好きな作家の、今迄まるで知らなかった内容が全編に渡り淡々と映されていた。
毒親と最後迄折り合いをつけるに苦心した処は私もそうなので、好きな作家だけになんだかとても切なくなった。



本の
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

ひたすら終局場面の現実というか、犯人側家族の行動や言動が悲しく、下手なホラーよりある意味で怖く、薄ら寒くなった。
事件の根源的な奥深い問題は根強く、決して未来に無くなりそうにない点が一番怖い。
ハリウ
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

4.2

少し前に観ていたが忙しくてレビュー忘れてた。
自分はなんだかオーストラリアの大地を舞台にした作品は好みなのかも知れない。監督や中身のテーマが異なっても、不思議と落ち着いて受け入れられる気がする。何故だ
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

4.0

いかにもチープなインディーズノリ作品かと思いきや、ある意味ブラックなシュールさ?でコチラのニヤケ顔な苦笑を誘う。

裏に忍ばせた視点は、観る側に(そうは深くないけれど)余韻を残す。
例えば、若く太めな
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ノーセインツ 報復の果て(2022年製作の映画)

2.5

今、ポカっと人待ち時間で空いたんで未レビュー作品をチェック!
本作、いい場面もあるんだけど…なんせ演出(衣装や美術含め)青さが否めない。
"カッコよくしようとし過ぎて逆に安っぽい"みたいな。
パールマ
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殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)

3.8

観よう観ようと気にしながら長い事後回しにしてきた作品。
会話の中でのジョン・レノンのくだりを聴いて、作品が作られた時代を懐かしく想う。
あの日ワタシは眠れなくて、翌日初めての登校拒否をしたのを思い出し
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.2

天晴れ!お見事です。
料理人を題材にした映画や小説は結構自分にとっては当たりが多いみたいだが、コリャ又たまげたアプローチでした。
以前"スナッチ"で知ってから、かなり好きな曲者俳優グレアム経由で観たん
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

以前、パク監督のいわゆる"復讐3部作"にハマり、全て盤買いした位に当時は魅入ったもんだが、個人的にはその後の作品には何と云うか…あざとさが目立ち、段々と白々しく感じられてしまう部分があり。暫く離れた。>>続きを読む

クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.5

以前観た"荒野にて"の彼が好くてチャーリー・プラマー経由で鑑賞。ワタシ、ナゼカ、プラマークン、ダイスキダヨ!(片言な邦語で言ってみましたけど…ナニカ?)

行いに対しての足りない裏付けや、なんというか
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

まあ良かった。ジェフリー・ライト好きだし。当時"バスキア"観てからずっと応援してる。
若い時分から、顎をゆっくり微かに振る演技は変わらない彼の味だね。

唯本作、"?"がやたら対訳の語尾に付いているん
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.5

自分にはなんか文字にしたくない位に響いた。
山奥で森に暮らさざる得ない気持ち。
妻を亡くした後、娘を或る見方をしたら丁寧に育てた父親の気持ち。
良い人に逢えて親切を受けても尚、社会的な関係性を避けよう
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脱走王ナイムロ(2021年製作の映画)

3.8

前回鑑賞した"ジョニー"での神父役が気になり、つい観た。忙しいから飯喰いながら観た。

吹く程の笑いではないが楽しめた。
ちょっと吹いたのかも知れない。飯粒が膝についてた。
思わずむせたのは、花粉が飛
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ジョニー(2022年製作の映画)

4.2

善き作品を観れた。其れ也に満足。

多忙に重ねて奥サマが利き手側の手首骨折ときたもんだから、ワタシゃ仕事に家事にてんてこ舞いでして…
ハッキリ申して、決して口には出来ないが逃げ出したい様な(まるで本作
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トラック野郎 度胸一番星(1977年製作の映画)

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八代亜紀の訃報に驚き、取り急ぎ、ひとつしたためたい。
本作は遠い過去鑑賞。
"トラック野郎"も殆ど観てきた。
いちいち取り上げないだけ。
アオダイショウ最高!今書くタイミングじゃないけどサ。
(解る人
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