フジタジュンコさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

フジタジュンコ

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ノロイ(2005年製作の映画)

3.2

怖くはないが、面白い。低予算モキュメンタリーながらも若かりし松本まりかの演技が今と変わらず憑依スタイルなのが見ていて面白い。

白石監督作品はどうしても「カルト」が頭にあるので、レビューも甘くなってし
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ドアロック(2018年製作の映画)

2.8

韓国映画を見ていて思うが、女同士の友情がわりと固いよね。今回もヒロインの友達がとてもいい子で「この子だけは幸せになってくれ…」と祈りながら見ていた。
ストーリーとしてはお約束通りで目新しさも特にないが
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

沙莉かわいいよ沙莉…!
沙莉見たさに視聴したら私の大好きなラッパーの般若さんも出ていて俺得でした。
沙莉は本当にいい女優だと思う。ハスキーボイスと佇まいが最高すぎる。般若さんはチンカス般若とセルフd
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.8

なんという作品!!
メチャクチャに破天荒で、馬鹿げていて、なんてロマンチックで美しい映画なんだろう。

日頃から私は園子温を徹底的なロマンチストだと思って、時折そのロマンチシズムが気恥ずかしく、上滑り
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

1.0

「実話」バイアスに頼った映画って、推進力がなくて、くっそダルい。
ストーリーが衝撃的って、「実話」だからこそで、現実の重みがあるから衝撃的になれるんですよ。でもこの映画で何が描かれているかというと、何
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カムガール(2018年製作の映画)

3.0

最近不眠気味で、どうせ眠れないならクソホラーでも見ながら寝落ちを狙おう…ということでネトフリのホラーカテゴリからクソっぽいのを選んでみたら、意外と面白かった。前半すっごいだるいけど、ヒロインのアカウン>>続きを読む

Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

3.5

全編において園子温ぶりが発揮されている。徹頭徹尾、園子温。こういうところがこの監督はすごいな。

過去と現在が行き来しエピソードがそれこそサーカスの舞台のように転回するので、目まぐるしく、時に目を背け
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スマホ拾っただけなのに(2019年製作の映画)

1.8

例の北川景子主演映画のオマージュです。
元ネタと違って低予算低演技低偏差値なのが冒頭2秒でわかったので、過度な期待もせずに見られてまあこんなもんかな…と…ちょいちょい妄想パートが入るのが非常にうっとう
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ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.0

サムネの綾瀬はるかが可愛すぎて視聴したら本当に綾瀬はるかが可愛かった(こなみかん

飛行機好きのマイメンと見たんだけど、「よくできている」とのことでした。機体が747?なのに機内が違う(研修施設?)と
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オカルト(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私のベスト・オブ・クソホラー「カルト」の白石監督が、最近、Twitterで
"カルトの続編は撮りませんが、カルトの先のクライマックスを含めるような作品は近く撮りますので、どうぞお楽しみに。"
http
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デス・レース(2008年製作の映画)

3.4

ステイサム主演作品を見る時に心がけているのは、「考えるな!感じろ!」だが、本作もアクションすげえ〜〜〜ステイサムかっこええ〜〜〜〜〜と頭をカラッポにして楽しめた。
冒頭とラストがまんま「ショーシャンク
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シライサン(2020年製作の映画)

1.5

俺も飯豊まりえの失敗した焼き魚を食べたい人生だった

これはよくないクソホラー。キャストが棒揃いでワンシーンごとにこの演技に意味があるんだろうか?と気になって没入できない(なお、ただの棒演技で意味はな
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パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.0

今日は「パージ」祭りでした。1作目を冷やかしのように見たら思いの外面白くて全4作イッキ見してしまった。さすがに私も疲れたが、4作目も息切れしている。

「パージ」はひたすら理不尽な暴力にさらされた/さ
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パージ:大統領令(2016年製作の映画)

3.4

「パージ」3作目。

ネタとしてはもう息切れしているので、さすがに1作目、2作目のような面白さはなかったが、レオが「アナーキー」につづいて有能なのか無能なのかわからんSPとして頑張っていたり、1作目の
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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.6

はい来たよシリーズ2作目! 予算に反比例してどうせつまんなくなってるんでしょ!? と思いながら見たものの、あれ…? おもしろ…い…!?

1作目よりキャラクターが多く、それぞれの立場や思いに感情移入が
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パージ(2013年製作の映画)

3.4

そういえば続編見てないなあと思って、1作目を再視聴。かつて見たときはあんまりおもしろく思えなかったんだけど、今見たらおもろいやんけ!

トンデモ設定ながらこれに近しいなにかはすでに起きていそうで、ちょ
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クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.8

面白かったです。

森に住む愉快な3兄弟を見ていると、白雪姫のハイホーおじさんたちはこんな感じだったのかなあ、とふと思いを馳せてしまいました。陽気だし身体能力高いしいびきかいて寝てたりでなかなかかわい
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相撲人(2018年製作の映画)

3.8

20分と短い作品だが、映像がとても美しい。もうちょっと見たい、もうちょっと知りたい、と思ったが、この短さだからこそ刺さるのかな。

惜しむらくは、「相撲という領域に挑む女性アスリート」というだけで十分
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僕の家族のすべて(2019年製作の映画)

2.8

どんなどぎつい反発と偏見があるんかと思ったら、だいぶ裕福でお金持ちのアメリカに留学までさせているご家庭なので、たぶん相当に進歩的(?)ですよね…

「親を喜ばせたい」「親に抑圧されずに生きたい」の思い
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沈まぬ太陽(2009年製作の映画)

3.8

3時間超の大作だが最後まで楽しめた。キャストもとても良い。

父が飛行機好きなもので、日航機墜落事故についても柳田邦男や吉岡忍のルポタージュを読んだり、テレビや雑誌で現場の写真や遺品なども見ていた。最
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血を吸う粘土~派生(2019年製作の映画)

2.2

3行でまとめると、

・なんで続編作っちゃったんだ
・長い、無駄に長い
・1作目にひきつづき、女の子たちは可愛かった

以上!

血を吸う粘土(2017年製作の映画)

2.5

続編がNetflixのおすすめに出てきたので、そういえば1作目を過去に見たなあ…と思いつつ、すっかり忘れてたので再視聴。二度見るほどの作品でもないのですが、クソホラー大好きっ子としては黙ってられry>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なるほど聖書!

CinemaScoreでF評価を受けた作品とのことで、クソ映画といえば黙ってられねえ性分よ…!と視聴したものの、わりと良かったです。ただこの「わりと良い」も夫が「神」、妻が「地球」(
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パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

3.4

ターナーかっこいいよターナー

プロレスは初心者なのですが、試合会場の熱気とか、プロヲタの仲里依紗のちょっとキモいアツさとか、本職のアナウンサーによる実況とか、とても楽しめました。
寺田心くん、ほぼ初
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.8

冒頭からすべてのシーンが美しい。コリン・ファースもジュリアン・ムーアもニコラス・ホルトもとにかく美しい。
原作者も監督もゲイでNetflixにもLGBTQ映画のタグがついている、まさしくゲイ作品なのだ
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.5

山田洋次監督作品をまともに見たのは初めてな気がする。さらに、高倉健が主演の映画を見たのも初めて…
「自分、不器用ですから」って全然しゃべらないのかと思いきや、意外とセリフがあって驚いた。もっと共感でき
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フライトナイト(1985年製作の映画)

2.8

古き良き80年代ヴァンパイアホラー。
VFXが発展していない時代の特撮への努力がなかなか涙ぐましくて味わいがある。

主人公は彼女のことをほっぽりすぎなので、早くふられろと思いました。

零戦燃ゆ(1984年製作の映画)

3.0

さすがに特撮は当時ならではで「模型やな…」「どうにもしょぼいな…」というシーンもあるが、ロマンスグレーの俳優さんの若き日の演技も含めて十分楽しめた。早見優かわいいね。

太平洋戦争ものを見るにつけ、本
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拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

4.0

監督(&脚本):野村芳太郎、音楽:芥川也寸志という鉄板コンビへの期待に違わず大変素晴らしい作品。
私の大好きな『砂の器』や、名作の『鬼畜』『八ツ墓村』などとは趣が違い、ブラックユーモアたっぷりで笑える
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

はい号泣ーー!!

もうタイトルからして泣くことがわかっていたのでティッシュを用意しながら見ました。もちろん泣きました。家族ものには弱いので泣かざるを得ない。
サムネがすでにネタバレなんですが、本編中
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

綾野剛がひたすらかっこいい…
金髪時代もヤクザでブイブイ言わせてる時代もムショから出てきて白髪が生えてる時代もすべてかっこいい……尾野真千子に拒否られてる中学生みたいな綾野剛もかっこいい……あらゆる場
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ミス・メドウズ(2014年製作の映画)

3.2

不思議ちゃん系サイコパスの活躍を見守る映画です。
めちゃくちゃ変な映画。面白いとか面白くないとかではなく、ほんと変な映画。嫌いじゃない。ただ、表現するなら、ひたすら「変」に尽きる。

まずはケイティ・
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紙の月(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

パッケージが美しい。パケ写だけなら名作だったんではなかろうか…作品としては残念な出来。

たぶん原作は面白いと思うんですが、誰にも共感できないし、誰の気持ちにも寄り添えないので、だんだんと萎えていくん
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プロディッジー(2019年製作の映画)

3.0

ホラーとしてはよくある(?)設定なんですが、比較的丁寧にあるあるをたどっていくので面白かったです。お母さんもたいそうな馬鹿なんですが、カウンセラーも前世研究家(?)もお父さんもわりと馬鹿ですよね。>>続きを読む

JUKAI 樹海(2016年製作の映画)

1.9

主人公のサラがはた迷惑すぎる。山梨県警もパトローラーも暇じゃないんですよ!とりあえず自分のトラウマはキチッとアメリカでケリをつけてから樹海に来てちょうだいよ!! 巻き込まれたジャーナリストが可哀想すぎ>>続きを読む

ラスト・ドア(2018年製作の映画)

1.9

イタリア産ゾンビってなかなか珍しいのでは?
女性監督らしく画面がポエジーで少しだけ幻想的なのは好感がもてる。移民という社会問題をまじえつつ、閉塞的な空間でどう人間どうしの関わりが発展するのか…という
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