セサミオイルさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.2

無双も見れて嬉しいし、アクションも面白かったが単純明快な1作目に比べてストーリー運びがやや周りくどく感じた。
そのくだりいる?というのも少なくなかった気がする。
とはいえ、とはいえ主人公のキャラは活か
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.9

これ嫌いな人いないでしょ(笑)
ゴーストドッグに通じる飾り気のないダンディズム。カメラワークが時折冴える。
物語の構成が秀逸でカタルシスがある。
2を観る前に2周目してます。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.6

さてもさてもA24である。本作劇場公開を見逃すとエンタメ業界の今後の道筋を見失うことになりかねないとさえ思う。

友罪(2017年製作の映画)

3.9

複雑で重い話を最後まで見られたのはストーリーテリングと演出の勝利だろう。すごい。
ラストだけほんの少し違和感があったが、問題提起としては大成功かと思った。

こういう話を見た時いつも思う事がある。
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

1.9

お馴染みの題材を大好きなitのスタッフが作ったという事で興味が湧きました。ホラーにはいい季節だしね。
そしたらチャッキーの顔が!これはあれだな後々あのチャッキーに変化するか別の奴が出てくるなと思ったが
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透明人間(2019年製作の映画)

4.4

サイコサスペンス+アクション+SF!
詰将棋のような脚本に緻密なアクションシーン、スキッとしたストーリーテリング、心理学の本をそのまま応用したような演出。
時折おしゃれな映像と楽しい要素を詰め込んで見
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

入り組んだ構造のSFサスペンスで予想外の犯人確定にこりゃ一本取られたテヘペロみたいな感じで気軽に観れる佳作。不出来な部分もあるので気軽に観るしかないというか。
最近では珍しく手塚治虫的な飛躍した未来感
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

アメリカでの点数が低いのはよく分かる。
教訓ないし、残るものも少ない。
でもでも、すげぇ面白かったしすげぇかわいかったのよ。徹底して牧歌的。アダムスドライバーは車に乗って現場に急行するだけで笑えるし、
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

今更ながら初見。
制作期間8年、製作費50億円の大作を観ようという気持ちを、こちら側の心構えを作る時間もかなり要した(笑)
開始9分で、この映画死ぬほど好きだわと思わされた。理由としては、絵であり、地
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.9

10年ぶりの再鑑賞。
また思い出したら観るかもなぁ。
当時の空気感が詰まった青春映画。

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

2.1

1〜2連続鑑賞。
引き続き価値観の違う者同士のぶつかり合いという感じだが、1に比べてキレ味がなく、何が何のために何と戦っているのがよく分からなかった(笑)
物語を通して伝えたい事はあったと思うが後半の
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.9

信頼筋からのおすすめだったので鑑賞。
Netflix。まったくあなどっておりました。
めちゃくちゃ真面目に作ってた(笑)
LEGO®︎の世界だからCGとの相性は完璧で質感のリアリティーは余裕でクリア。
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レインメーカー(1997年製作の映画)

3.3

スカッとしないラストだけどそこまでは面白かった。
マッドデイモンが主役なら外れはないと思ってるる。ましてや法定モノが大好きでして、だいぶ楽しめました。それに対してやはりジャンルものである事といかんせん
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.6

すげぇ、監督誰かと思って調べたら大好きなクライマーズハイの人かいな。納得。
話のテンポが早く、高揚感に繋がる演出に長けてるなと思う。役者を激昂させて盛り上げてくる感じが好き。まさにクライマーズハイのや
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亜人(2017年製作の映画)

3.5

原作は中だるみがあったので途中まで。
読んだ部分で良かったのがまず設定!
次いで佐藤というキャラとトリッキーでスピード感のあるアクションでした。
実写化に関しては全く期待してなかったのだがところがどっ
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.1

焦点がぶれぶれでどう面白がれば良いのか最後まで分からなかった。特有の小ネタは3割くらいすべってた。構成はクライマックス後が冗長だった。
冒頭のシンのライブは曲、ビジュアルともに最高の出来でしたが同じシ
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.0

'96のカルト的漫画作品をよくぞほぼ改編なしで映画化してくれました。あの漫画はファンが多いんでしょうねレビューがほんと酷い。良い意味で(笑)

雪国や南国でのロケ、フィリピンパブやらに映画製作の情熱を
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.8

観なくてもいいやと思ってたんだけど、
この映画の主題歌を歌詞を追いながら聴いてたら感情が揺さぶられたので観たくなった。
原作は若い時にパラっとページをめくったかな?ヘルタースケルターだけはタイトルに惹
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

そっかA24か。
フェス系ホラーの決定版。監督の虚実を織り交ぜたでっち上げが秀逸で考察しがいのある1本。
大学生たちの名前が聖書にある者の名前からきてたり、手を叩かない喝采の仕草は宇宙拍手と呼ばれてる
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

今この状況下で観ると中々の緊張感を伴って鑑賞出来る新型ウィルス感染映画。ちょっとした一瞬の接触で新型ウィルスが人から人へ渡されてゆく描写が恐怖だった。
これは2011作品で当時のリアルだったのかな。サ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.0

アヴァンタイトルがバシッと決まってた。センスの塊か(笑)ホテルの内観とゴージャスな音楽がバッチリハマり、次々と登場人物が出てくる。これがまた良い役者揃い。長澤まさみがピシッとした役で出てるの初めて見た>>続きを読む

ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

2.6

これは鑑賞に耐えうるか?という嫌疑をもって観たおかげで普通に観れたことに大きな喜びと驚きがあった。
あとは減点法で観たが気になる点は大きく2つほど。
興奮するほどの面白さはないが、ダメ作の巣窟的なイメ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.3

古い映画だから中程度ネタバレ。

1秒あたりの情報が濃密なサイコサスペンス。
前半の夫目線パートでは婦人警官、妹、弁護士や義理の父母、浮気相手、近所のバカ妊婦など登場人物たちの人となりが垣間見えるが、
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

奇しくもソーシャルネットワークに続いて偉業を成し遂げた変わり者の話。
感動してしまいました。「よくこんな映画作ったな!」という種類の感動は多々ありますが、物語自体に感動したのはパッチアダムス以来かも。
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.5

GAFAと呼ばれる世界4大企業のひとつであるfacebook (ほらfaって打っただけでfacebook と出る)の創立物語。
話が面白すぎて映画としての良さが入ってこなかった。それがこの映画の凄さな
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.5

のほほんとした心持ちで観られる面白コメディ。
’83に出た全1巻の原作漫画をよく掘り当てたなと感心する。そして現代版に見事に映像化。
原作は読みづらくて2ページくらいで読むのを諦めたが映画の方は最後ま
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.2

ふざけきってるのに品がある。ふざけてる本人も主役で出てる。超巨匠である老人が、幼児返りして訳の分からない事を言いながらミニカーで遊ぶ姿が思い浮かんだ。
デヴィッドリンチの純粋性が際立っていた。聖人だか
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.0

シリーズ総括であり物語はスピンアウト的であるので1本の映画としての評価は難しい。
寅さんを銀幕で観るまたとないチャンスだと思い劇場へ。
男はつらいよ登場人物達による回想シーンとして過去のシーンが次々と
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シャザム!(2019年製作の映画)

1.5

ややネタバレ。

予告編見て面白そうだと期待しての鑑賞。今時の子供がいきなりスーパーパワーを手に入れたらどうなるかという設定や良し。最初能力を使う感じが覚束ないというシーンは面白い。VFX表現も破綻な
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

ギャグ漫画のような単純な絵とクセのある目の描き方にちょっと引いてしまいましたが、動きがすごい!ここぞという時に迫力のある絵に変わり引いてた感情は無くなってました。
主人公のキャラもすごく良い。カッコつ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.8

エンジン音などサウンドのクオリティは映画史トップクラス。シックでお洒落でヤンチャでアメリカンなBGMは絶妙なタイミングで鳴り始め、素人がひと目見ただけでも予算かけてそうだと分かるリッチな映像があり、そ>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.2

最初から最後まで引き込まれる。
秀逸な構成と狙い、そして設定、三位一体。
報道番組のデスクに密着なんてTVを観る側の人間からしたら興味津々である。全部は見せなくて良くて視聴者が見たいという所だけ見せた
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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

4.9

偉大な功績を残し今なお仕事が途切れない写真家鋤田正義さんの人生譚。
偉人であるのに偉そうじゃない、道を極めるひと特有の厳しさも少なくとも映像からは見てとれない。業界によくいる超越した軽薄さもないし、失
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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

4.1

SNSを使ったいじめで少年が自殺未遂するという触れ込みで気軽に観れる学園モノのB級サスペンスかと思ってたら中々のヒューマンドラマ。名作クラッシュに比肩する群像劇でした。びっくり。

SNSいじめはこの
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

今でこそ女優業だが、かつては人間のポテンシャルを100%引き出し超人化してた女と、ダークサイドのフォースを操りブイブイいわしてた男が結婚して授かった子供が両親の能力をやはり受け継いでいて…
というお話
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

‪パラサイトは社会問題の軋轢に喘ぐ人たちの悲痛な叫びを描きながらポンジュノ流のエンターテインメント、娯楽としての楽しみも充分あるので渋めの映画ファンだけが観るというのでは勿体ない。お正月映画として広く>>続きを読む