当時のパリ界隈の証言によるとこの時代のカラックスはわりと映画の通りこんな感じだったらしい。セックス描写のグロテスクさ優雅さがあまりに斬新。
アルトマンのキャリア黄金期に不可欠だったシェリー・デュヴァル最後の輝き。この映画を失敗作だと嗤う人たちのことを決して忘れません。
生涯で観続ける映画はこれ。マルクス兄弟がチャップリンやキートンより偉大だったという端的な事実を確認したいなら、この映画を観ればよし。
途中の路面電車内の会話シーンで主演の女優の肌を不自然に見えるくらい白く撮っていて、映画の主題と相俟ってこの監督は変態だと思いました。