野菜生活さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.6

水面をたゆたう小さな葉っぱ、風になびく洗い立てのTシャツみたいにふわっとサラッと、時々弱まる明かりに肩をすくめてしまうような話だと思った

“終わりって始まりだと思う?”
“正直に言ってもいい、?終わ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

普通はなにかを諦めるための手段ですか?
がすきだった

森の中での2人すごく可愛い、まともじゃなくっていいねー変な笑い方もうまく話が合わないのも丸っとまとめて魅力なのよ

行きつけの定食屋を案内された
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

-

1人で亡くなって行くことへの恐怖と別れた人もきっとどこかで見ていることの安心感とがぐるぐるした

今ある日常をどれだけ大切にしていけるのかなあ

今もどこかでこんなにも悲しいことが起こっている事実が苦
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

正解ってなに、、

と思うけど、誰かの思う正解が知りたいんじゃなく自分でこれって決めつけたいわけでもなく、すごくすごく曖昧で矛盾

でもそうやってわからないのが、わからないなりに生きてくのがいいよね
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.4

どこまでも続いていてほしい瞬間だった

どうにも抗えない天候もすべて込み込みで彼らの時間なわけだから、愛おしいな羨ましいなと思う
便利な世の中を知りすぎてきっとすぐに嫌気が差してしまいそうだけど、
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.4

なにを選ぶか、なにを良しとするかは本当に自分次第

運命を信じたい気持ちと、そう上手くはいかないんだろうなと思う気持ちが共存しています

すきな気持ちをありのまま言葉にできることにはとても尊敬、だけど
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

窓辺にて、のタイトルが出るまでの数分いや数秒でなんて言うかこうじわーーっと体が暖かくなってくような安心感があった

自分はもしかしてふつうじゃないかもどうにかしたい分からないつらい...が人間なんだろ
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あの娘は知らない(2022年製作の映画)

3.2

固く結ばれた糸を少しずつ解くような元に戻すような話だと思った

偶然出会った彼、きっとたのしみが待っていそうな始まりなのにどこか拭えない靄がある。
それは多分今となってみたら、別れの出発点に立ってしま
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

5.0

ほんとうにほんとうに、すきですこれは


何度でも観たい、からくりを一緒に解き明かしていたいと思う

あそこまで聞いていて嫌らしさのない早口ってない気がする、憎ったらしいセリフすらも愛おしい


出町
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.6

永遠なんてどこにもないんだろうなと思った。愛だの友情だの生だの、たった2文字を口にしても守り抜く努力と向き合うことへの時間を割けないなら手に入れられないんだろうなーきっと

大人になっても相手のことを
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.3

恋する惑星🪐ってタイトルがぴったりだーーってとても思った、音楽も雰囲気も撮り方?も好み

どこかフワフワと漂うように自分も香港の雑踏に溶け込んでる感覚になる、えぇいそこどいて~!と言いたくなるくらいに
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.2

なーんてあったかい世界なんだろうか、、、って終始思ってにやにやでした

自分も、小さい頃から水族館だいすきで水槽にへばりついてずっと見てるタイプだったから、ミー坊のまっすぐさに底知れない勇気というか愛
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.1

とにかく、自分にまっすぐなあみ子と優しくスキップするみたいな軽やかさと無邪気さが伝わってくる音楽にすごくすごく救われた、もちろん苦しいことが山積みで、胸がギュッと締め付けられてただ耐えるしかなかったけ>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

lost starsは2人だけのおまじないみたいな曲であってほしい、

お互いがお互いの光で、恋とか愛とかそういうのを越えて導かれていてくれたらなと思う、もちろん愛情はあるのだろうけど


夜の街をイ
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.6

淡い霧の中をゆっくり歩いてくような作品

ことばの美しさと感情の揺れ動き、するすると解けてくみたいな心地のよさがとてもすき


(いつか見たシリーズ)

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

-

星いくつか決められない、


シータ こっちへおいで?って毛布の中に優しく呼んでくれるところと、一緒に飛行機に乗ってる時に「怖い?」と聞いてくれるところが好き

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

どの涙もギュッと抱きしめたいな、よそ見したくないなと思いながら観てた

オープニングからかっこよすぎて、うわーーこんなのずるいじゃんか、、、と1人で頭抱えちゃったくらい、一度でいいからバイクの後ろ乗せ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

まちがっても自分の信じるものへ突っ走っていけたらいいのにね

知識が増えると考える幅が狭まっていくような気がする


(ずっと前に見てた

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.2

本をめくるように進んでいく感じと音楽が好きだった作品

あなたに決められたくないの、愛してるけど愛してない、って真意なんだろうなって思う切ないけど

行き詰まっていい方へ切り替えていくのはリアルでちょ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.3

高校生くらいに戻って真夜中のトンネルで無敵になりたいな、年齢は関係ないのかもしれないけどね

クレイジー上等じゃん?と思うのこれを観るといつでも、だいすきな人たちがいれば周りはすきなように言わせておけ
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詩季織々(2018年製作の映画)

4.0

どこまでも続いていてほしいな、と思うあたたかさ

陽だまりの朝食が1番すきだったなあ、変わらない景色はどこか退屈だけど美しくて眩しくて愛おしいね

だいすきですほんとうに、自分がそれまで生きてきたこと
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

みんなに、傘を差してあげたくなった

びーびー水が入ってくる洗車、モーテルの中の真っ暗な夜、電車の補助席を半分こ、観覧車

忘れちゃうかもしれないけど、覚えておこうね。
その言葉をずっと胸の中に大切に
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.4

「絶対」なんてそんな無責任に言い切らないでよってそればっかりがずっと心の中にいるの。そんなこと言うなら最後の最後まで見守っていてよ、なんてトゲトゲした気持ちにもなるね

パチンパチンとカードがだめにな
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

ジョニーがとにかくまっすぐ向き合うのがすき、、お喋りしよう。なんて、最高の一言じゃない?その瞬間に私は心を開いてしまっていた気がする

ジェシーもジョニーもヴィブも、みんな不器用だけど、誰ひとり間違っ
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.8

誰になんと言われても、自分が正解だと思う生き方をしたい

正解かなんてきっとその人自身しかわからなくて、それがわかるのはもっとずっと先の最後のことなんだろうなと思う

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.2

だいすき、、

ああもうダメだーー!となっても、しゃあないわ〜!と言って耐え凌いだり、些細な幸せを噛み締めたりしながら生きていけたら最高だなーーそれで十分だなと思う

いつまでも観ていたい個性的なキャ
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

初めてちゃんと観た、こんなにも普通のタヌキたちが出てたなんて気がつかなかったー今まで楽しいことだけ観ていたのかもね

ダメでもまずやってみる、そーゆー当たり前のことがいちばん大切よね。開拓する人が悪い
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.0

とてもすきーーー!
それぞれの個性がダイレクトに伝わってきすぎて、おいおいちょっと待ちなさいよって思うくらいだった笑

なんか全部がリアルで(謎の女の子たちだけは別かもだけど)死を見届けることも嘘をつ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

眩いほどのたのしくて甘酸っぱい時間、もどかしくて歯痒くて叫び出したくなる辛い時間とが交互に同じ程度で存在してた。

磁石のように吸い寄せられる2人、元々同じ環境に生きてたけど、それでもこれは出会うため
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.3

まず、スクリーンで観れたこと、とてもとても嬉しくてしあわせだなあと思いました。

舞台は仙台、ここは行ったことがないに等しい場所なんだけど映画では2回も訪れちゃってね勝手に思い出の場所に感じていたし、
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.2

誰も正しいことを言ってなかった、かと言ってそれが間違っていたわけではないのだけどーーー

はぁ?アンタちょっと待ちなよそれーー!とか、流れでそれっぽいこと言わないでくれる?と頭の中でツッコミを入れたり
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.1

はぁ、、、、、心地よい疲れですこれは。

モノクロがつくり出す世界ってあるような気がして、なんともうまいこと表現できないんだけど、時が止まるでもなく音や感情がなくなるでもないんだけど、あぁ動いてるな生
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

4.2

ほんとに、人間ってどうしてそう忘れたくないことばかり忘れていってしまうのだろう、大切で忘れてほしくないことほど取りこぼしていってしまうのが悲しいし切ないね

わたしたちはそんなに強くないし上手くも生き
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

わたしが普段目に映して見ているものは何ひとつ完全なものはないんだなって本当に気づかされた、見える喜びを聴こえる幸せを噛み締めて味わい尽くすべきなのだろうけどそれだけでいいの?と少し不安にも思った。>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

どこかに行きたいけど、どこに行けばいいかわからないんです。だから行き先を言ってもらってそこにただ向かっていくんです。

なんかわかる、とにかく向かう先があって戻るべき場所もあるってうまくは言えないけど
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

タクシー運転手 憧れてしまう職業の一つ
誰かに作用を及ぼしそうで何もしてない彼らがすごく良かった、
どうにも憎めないね・・と思ってたけどローマの人の話す速さはもしかしたら得意じゃないかも、でもきっとゆ
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