FRANCISさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

5.0

昨今のスーパーヒーロー映画ブームにここまで切り込んだ作品は嘗てあっただろうか?


独自のこだわりを持ち名優ながらも厄介もの扱いされるエドワード・ノートン、バットマン(作中ではバードマン)の陰に囚
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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

5.0

1937年アメリカ中西部を舞台とするオデュッセイア。

脱獄モノのロードムービーでありながら歌あり笑いあり、人生で一番大切なものを教えてくれるメッセージといった感動あり。



ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.4

奇妙な日本描写ばかりが注目される本作も、ジーン殺害のトラウマとその克服や奪われた「不死身」の能力で改めて明らかになるローガンの死生観といった彼の人間性の内面に迫る作品となっている。

過去4作品のウ
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TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

1.4

新生シリーズ第1弾も不発と空回りの連続。

ベンソン色は薄まり随所に挟まれるコミカルというよりはダラダラしたコミカルシーンの連続で緩急のつけかたが悪い。

監督は主演俳優ガスダンビドに交代したが、
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.3

この作品に登場するフォックス・フォース・ファイブという架空のドラマがキル・ビルの元ネタになったということなど後のタランティーノ作品への影響も大きい作品である。

一昔前の音楽を映像を引き立てる手段
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シャークネード カテゴリー2(2014年製作の映画)

4.7

前作よりも予算とサメ🦈が増えて説明が減ったB級サメ映画シリーズ量産の決意がアツい一作

最大の危機がチェーンソーを入手できないというのが一番のツッコミポイントであり、ヒーローと共に立ち向かうニューヨ
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ロープ(1948年製作の映画)

4.9

1テイク長ロングカット調で続く80分間の事件ともいうべき作品

無駄を全てカットした一本のロープのように絡み合いながらもひとつながりの起承転結はベタな物語ながらも実に見事

揺れ動く犯罪人とそれに
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サイバー・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

山下智久の中国映画初進出作品ということで注目していた作品であり鑑賞

山下智久がいままでの爽やかなイメージを覆すサイコパスで無表情な底の見えない悪役を好演していて想定外のはまり役となっており、これ
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リオの男(1964年製作の映画)

5.0

流石ルパンの元ネタだけはある。

華麗な伊達男、ジャン=ポール・ベルモンドは予算が無ければ自分でアクションもこなし、作品を仕上げていく。

代わりに凝ったタイトルバックやリオという近未来的空間におけ
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モロッコ(1930年製作の映画)

3.5

捻ったところはないが、抑えられた音の演出が効果的

ブロンソン(2008年製作の映画)

4.3

トム・ハーディ出世作も納得の出来

ドライブの監督によるアートな映像と余りにポップで場違いな音楽とブロンソンの行動の数々は狂気を秘め、キューブリック作品に通じるものがあるように感じる。

全裸で暴れ
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アタラント号(1934年製作の映画)

4.3

ゴダールなどフランス映画界に大いなる影響を与えた名作

ストーリーも設定も平坦でありきたり。しかし舟の上に立つヒロインの戸惑いの心象と夫婦のすれ違いと衝突とパリへの誘惑。

人間の描きが極めて秀逸
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

5.0

30年代アメリカ政治を見立てた上質なポリティカルコメディでキャプラ最高傑作

ぶっ続けでの演説などは現代のティーパーティーなどでも見られる手段であり、合衆国憲法を最大限上手く利用して立ち回り、最後
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

5.0

日本にインド旋風を巻き起こした一本!

突然始まるキレッキレの歌とダンス、隣の地域と通じない言語などインドという異世界を十二分に堪能できる映画体験!

踊るマハラジャというように最後はやっぱり身分とい
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

2.6

MCU6作目にして初の単体ヒーロー集合作品、フェイズ1最終作、そして全世界にマーベルブームを巻き起こした記念碑的作品

監督に抜擢されたのはエイリアン4、X-men などの脚本で知られるジョス・ウ
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私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.4

 JR SKI SKIのイベントなど現在も幅広い人気を誇るスキー映画の代表作

 バブリーな雰囲気のなかでも異彩を放つ原田知世の清純なフレッシュさと三上博史の純朴さそしてユーミンの名曲の数々がバブル世
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The Punisher: Dirty Laundry(原題)(2012年製作の映画)

4.6

これぞ待ち望んでたパニッシャー!
ジャックダニエルで街のチンピラを叩きのめし、弱き者を助けるという10分のシンプルなストーリーと映画版では描き切れなかったグロ描写がいい。
パニッシャーの普通の一日を
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恋におちたジョージ・ルーカス(1999年製作の映画)

4.7

ルーカスの若かりし頃を描くパロディでスターウォーズ と恋におちたシェイクスピアが原案

青年ルーカスがレイア姫のような髪型の女の子(顔はセレーナゴメスにちょっと似てる)に恋をし、ヨーダそっくりの教
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パニッシャー(2004年製作の映画)

3.2

今度のパニッシャーは細々としたDIY野郎だ!

お金が無いなか作ったことがありありとわかるドルフ版でもホームレスやラジコンを使ってやってたことを全て自分でこなす!その手段も敵を妻や友人と仲たがいさ
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

2.4

ニコラスケイジがROTTEN TOMATOESで98%フレッシュを叩き出した話題作

ニコラスの演技は鬼気迫りそしてクレイジーで歴代最高なことは確か。そしてバイオレンスシーンや中盤のアクションも素
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.2

ハリウッド製再リメイク版、モンスターバース第一弾のゴジラは平成ガメラのリメイク的な人類の守護神の役割を果たす。

ゴジラのデザインは史上最もカッコいいものの、敵怪獣ムートーはハリウッド的なモンスタ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.3

この映画はスパイダーマン3のようなヴェノムやオリジナルの原作を期待したり、ダークヒーローまのを期待するとガッカリするかもしれない

だが、これまでに誰も見たことのないアメコミ映画を確立したという点
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コマンドー(1985年製作の映画)

5.0

ターミネーターをシュワ最高傑作と言ったがそれは嘘だ

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.3

空を住処とするクビ切り職人ライアン。
仕事と独身を謳歌する彼が周囲の女性2人との関わりを通じて本当の幸せとは何かに気付くもそれを失い、彼の人生の孤独さを感じる

実は彼が妻子持ちだったという女性にあ
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.6

正統派カンフーの復活

ブルースリー以降のカンフーはジャッキーのコミカルなカンフー(それはそれで好き)やそれを更に誇張したトンデモカンフーに溢れ香港映画の時代はもはや終焉かと思ったところの本作の登場
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.9

ブラックパンサーのアフリカンフィーバーに続くアジアンフィーバーの幕開けを予感させる大ヒットと好評を得た作品

冒頭のミシェルヨーのホテルのシーンからブライアンタイラー(MCUのメインテーマ作曲)の
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プロジェクト・イーグル(1991年製作の映画)

3.6

アジアの鷹シリーズ 第2弾

ジャッキーのインディジョーンズ愛が更に伝わる一作

アクションは更に過激に数も多くなりヒロインの数も増えグレードアップ
舞台もモロッコの砂漠といかにもインディらしい

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サンダーアーム/龍兄虎弟(1986年製作の映画)

4.0

ジャッキー版インディジョーンズ 「アジアの鷹」シリーズ第一弾

旧ユーゴスラヴィアロケで転落事故により生死の境を彷徨ったほどの激しいアクションの数々 数は少ないがその一つ一つがキマってる!

アマゾネ
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シャークネード(2013年製作の映画)

4.0

ジョーズをある意味超えたサメ映画超大作 製作は安定のアサイラム

サメ映画はこうでなくっちゃとばかりの意味不明さと突飛な設定

無視の人間愛を貫きアメリカの良心を表すフィンはどこまでもカッコよくチ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.4

パシフィックリム続編

前作のデルトロ監督に「君の作品だから 何をやっても良いよ!」と言われたのを真に受けて作った 前作の正統な続編というよりはデナイト監督のテイストにアレンジされた作品

怪獣など
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.3

ジェイソンライトマン監督最高傑作

作品中の挿入歌としてYou only live twiceが使われるがそれは母親として生きるだけでなく自分の人生も2つとも大切にして生きなければならないということ
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ポリス・ストーリー/REBORN(2017年製作の映画)

3.5

殻撃機動隊やマーベル映画、スターウォーズなどさまざまな要素を混ぜ込んだ中国映画というよりはハリウッドB級映画的な楽しみ

ジャッキーのアクションは近年ではかなり良く、カーテンを使ったアクションやオ
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