その他さんの映画レビュー・感想・評価

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秋刀魚の味 デジタル修復版(1962年製作の映画)

3.8

男で一つで育てた娘の嫁入りと老人の孤独を描く小津安二郎監督の遺作。

21世紀も四半世紀過ぎた今、しきたりやら伝統に雁字搦めな生活様式のドラマはなんだか新鮮でした。
制作年を考えるとテーマが前衛的に感
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お早よう(1959年製作の映画)

4.0

集合住宅の立ち並ぶ日本の一般的な風景で、それぞれの家庭のやりとりを描く傑作コメディ。

日常ドラマとしてとても楽しく少し皮肉的で風景と共に深く印象に残る。

東京物語(1953年製作の映画)

3.9

東京に住む息子、娘を訪ねた老夫婦。久々の再会と大都会東京に胸躍らすも、息子と娘は何かと両親を厄介者扱いするのだった。そんな老夫婦を優しくもてなすのは義理の娘だけだった。

邦画史上に燦然と輝く傑作人間
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ロイ・ビーン(1972年製作の映画)

3.7

19世紀末、西部開拓時代。テキサス州のペコス川付近の孤立した酒場に辿り着いたならず者ロイ・ビーン(ポール・ニューマン)は、そこでみぐるみを剥がされてしまう。激情したロイは、復讐を果たし、無法地帯の地を>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

探偵業を生業とする“シティーハンター”冴羽獠(鈴木亮平)は、新宿東口の伝言板で「XYZ 妹を探してください」のメッセージを受け取る。しかし、ただの人探しの任務の裏には大きな陰謀があった。

北条司原作
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.0

オペラに魅せられた男フィツカラルド(クラウス・キンスキー)は、自らが住まうペルーの密林にオペラハウス建設の計画を立てる。そんな途方もない計画の資金捻出のため、人類未到の地アマゾンへ向かいゴム精製と運送>>続きを読む

ヴォイツェック(1979年製作の映画)

3.5

兵隊の愚鈍な男の愛憎とその顛末を描く。

かくも見事な殺人は 久しくなかった
実際に起こった殺人事件の戯曲を元にした話。

フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.5

ジャーナリストのジェニファー(ディラン・ペン)は、父ジョン(ショーン・ペン)が偽札製造の容疑で検挙され、裁判を前に逃亡を図ったことを知る。そんなジェニファーは、幼い時の自分と“ピーターパン”のように大>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.7

核戦争後の近未来。パリの精肉屋に職
を求めてやってきた青年と、そこの住人たちのブラック・コメディ。

オシャレでブラック・ユーモアに溢れた良作。

弾丸を噛め(1975年製作の映画)

3.6

2,000ドルの賞金をかけた西部横断レースに挑む男女の葛藤を描西部劇。

評価の割にしっかり見応えはあります。
ジーン・ハックマン、ジェームズ・コバーンが好きだからかな。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.9

人前で話すと吃ってしまう志乃(南沙良)は、高校の入学日の自己紹介が上手くいかず気を落としてしまう。日々、同級生の目が気になる志乃は、ある日ひょんなことから同じクラスメイトの加代(蒔田彩珠)と仲良くなる>>続きを読む

(2022年製作の映画)

3.7

25歳のさわ子(福永朱梨)は、父親ほどの年齢のおじさんたちを愛していた。そんなある日、同年代の同僚と深い仲になり、さわ子の心にゆっくりと変化が訪れる。

日活ロマンポルノ50周年を記念したプロジェクト
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

有望なバレリーナのドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、舞台上での大怪我が原因で引退を余儀なくされる。職を失い、病気の母との生活に窮するドミニクは、半ば強制的にスパイとなるべく過酷な日々へ身を置くこ>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

田舎の祖父母の家で楽しい1週間を過ごすはずだった幼い姉弟は、そこで、奇妙な行動を頻繁に取る祖父母の姿を目撃する。

ハンドカメラスタイルのスリラー映画。
怖さより笑っちゃう場面が多かった。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

連続殺人犯“ビースト”を追うデヴィッド(ブルース・ウィリス)は、ついに潜伏先を突き止めるが、そこで“ビースト”と共に拿捕される。デヴィッドは、隔離先でかつて敵対した知能犯“ミスター・ガラス”ことイライ>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.7

パーティーの帰り。突然、拉致監禁された三人の女子高生。
脱出を試みる三人は犯人のある異変に気づく。

『アンブレイカブル』三部作の第2作。
今作の犯人にベースとなった人物がいる点が1番驚きますね。やは
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.5

フィラデルフィアで、131人もの死者を出した列車脱線事故で、その列車に乗っていたデヴィッド(ブルース・ウィリス)は、無傷でたった1人生還する。事故の規模から無傷であることは奇妙で、そんなデヴィッドへ謎>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

原爆の父ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィ)の栄光と没落。

この映画では「原爆の恐怖は伝わらない」という声を耳にしますが、そこに焦点を当てていない気がしました。
人類の叡智が人類に牙を向
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

共産主義への深い懐疑から爆撃機へ原爆の投下を命じてしまった米軍司令官と、その対処に追われる米ソ政府の顛末を描くブラック・コメディ。

不謹慎だけどめちゃくちゃ面白い。

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.9

高校生のフェリス(マシュー・ブロデリック)はサボりの達人。卒業まであと少しだが、留年ギリギリである9回目の仮病を使うことを今朝決める。

人生讃歌!
爽やかなティーンだが、どこか腹立つ表情のマシュー・
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ナチュラル(1984年製作の映画)

3.5

農場で育ったロイ(ロバート・レッドフォード)は、将来有望の野球少年。やがてシカゴ・カブスへの入団テストを受けるため旅立つもそこで出会った女性からの凶弾に倒れてしまう。それから16年後、メジャーへの夢を>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

惑星アラキスで陰謀に巻き込まれたアトレイデス家の生き残りポール(ティモシー・シャラメ)は、原住民フレメンに助けを求めるのだった。

IMAXで鑑賞、シリーズ2作目
重厚なドラマと美麗な映像の傑作SF。

オールド(2021年製作の映画)

3.5

バカンスに訪れた家族は、そこで急速に歳を追う謎の現象から逃れられなくなる。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

コーヒーと煙草に纏わる11の物語。

紫煙とコーヒーとチェッカーのオムニバス映画。

ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

3.9

音楽と駆ける男女の青春群像。

とにかくスタイリッシュでエネルギッシュ。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

ニューヨークで家族と幸せな日常を過ごしていたソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、ある日突然奴隷商に拉致され、ジョージア州の奴隷農場へ売り飛ばされてしまう。12年間を奴隷として過ごした男の実話。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.7

連続殺人犯“ゾディアック”を追う新聞社のグレイスミス(ジェイク・ギレンホール)と刑事たち。実際に起きた事件もとにしたサスペンス・ドラマ。

陰鬱な作品にこそデビッド・フィンチャーの手腕が光りますね。

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.5

妻の浮気で慎ましやかな生活が一変した厚久(仲野太賀)は、それから心に蓋をしてしまった。

だって出会っちゃったから
苦しいラブ・ストーリー。

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

1979年、テキサス。自主制作の映画を撮影するため老夫婦の住む農場を訪れた男女6人組は、そこで凄惨な目に遭う。

新たな殺人鬼スリラー映画の良作。
セックス=生と女性の性欲。

スーパーの女(1996年製作の映画)

3.7

経営難のスーパーで巻き起こるコメディ・ドラマ。

静かな生活(1995年製作の映画)

3.6

知的障がいを持つ兄と支える妹の“静かな生活”を描く。

ミンボーの女(1992年製作の映画)

3.9

ヤクザのゆすりに悩めるホテルで、民事介入暴力[ミンボー]を専門とする弁護士井上(宮本信子)の活躍を描く社会派ドラマ。

面白い。

あげまん(1990年製作の映画)

3.5

捨て子のナヨコ(宮本信子)は、やがて成長し芸者となる。そんなナヨコに男たちは惹かれ、ツキを運ぶ女として言い寄るのだった。

ザ・昭和って感じの男全員ギトギトな欲望丸出しの映画。

マルサの女2(1988年製作の映画)

3.6

国税局査察部[通称マルサ]の査察官、板倉亮子(宮本信子)の活躍を描くシリーズ第二弾。

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