KEIさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

4.5

中村錦之助時代の萬屋錦之介の殺陣の格好良さに、子ども(錦之介の甥で、後の2代目中村錦之助)と戯れる時のギャップが良い。最初の20分の渥美清の話が、後々効いてくる話。脚本?企画に錦之介実兄(中村獅童の父>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.9

主演の死を経て作られた続編。全てのキャストスタッフがとんでもないプレッシャーの中挑んだ、チャドウィック・ボーズマン追悼作品。ティ・チャラの死の喪失と再生、ワカンダの危機、また巻き込まれるロス捜査官(マ>>続きを読む

実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン(1979年製作の映画)

4.5

ウルトラマン初心者にもオススメできる、実相寺カットだらけの総集編。ガバドン、テレスドン、ジャミラ、スカイドン、シーボーズ、各怪獣の特徴が全く違うので、知ってる話でも楽しめる。
最初の原保美のおっさん演
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アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

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これも『サポート・ザ・ガールズ』と同じ理由で鑑賞。ニューヨークにあったコアな音楽ファンに愛されたレコード店、アザーミュージックの閉店(2016年)を追ったドキュメンタリー。常連として出てくるベニチオ・>>続きを読む

サポート・ザ・ガールズ(2018年製作の映画)

4.0

大学の同期がゲストで出てたラジオで話をしていたので鑑賞。いわゆるアメリカ的なバーガーとかが食べたくなったけど、女性が働くこと、ただの同僚を越えた関係性などを描いた秀作。レジーナ・キングが全てにおいて最>>続きを読む

ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.7

全ての「ダウントン・アビー」ファンに対する最高のプレゼントでした。日本の宣伝キャッチコピーが「お帰りなさいませ」で、こちらは観客なんだけどまさにそのフレーズがぴったりのファミリームービー。ほぼみんな出>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0

永野芽郁、上映時間約1時間半ということでほぼ予備知識なしで鑑賞。永野芽郁と奈緒、凄いな。結局窪田正孝が終盤で言ってた台詞が全てかもね。結果的に誰かが誰かを救う構図が面白い。
終わり方が好き。
パンフの
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SF サムライ・フィクション(1998年製作の映画)

4.0

世間ではそんなに評価は高くないけど、実は面白い作品。
「都内最大級の品揃え」と書いていた秋葉原のブックオフでDVDを発見、購入、久々に鑑賞。
作る時代が早過ぎたスタイリッシュな時代劇。でも意外と正当な
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パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

4.5

幼少期のこの作品の記憶は、家が水に浸かってジャムを取る。
こちらも約30年ぶりに鑑賞。狂ってるけど楽しい。お巡りさんが山田康雄から安原義人に。前作、おばあちゃんは法事で家を離れる的な描写だったが、老人
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パンダコパンダ(1972年製作の映画)

4.5

幼少期以来久々、約30年ぶり。優しさに狂気が少しミックスされた30分。ミミ子の両親いない設定がさりげないけど何か怖かった。だから優しい世界観が際立ってるというか。
山田康雄が面白い。亜土ちゃんの主題歌
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エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

4.0

膨大な映像資料と出来事をミックスさせたロジャー・ミッチェルの映像遊び。エリザベス女王の良い面も悪い面もナレーションなしで映像と音楽で繋いでいて、それでも魅力的に感じるのは女王の人柄なんだろうか。
エリ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.7

Disney+でドラマ「アンドー」が始まるのを記念したIMAX上映で、公開以来久々に鑑賞。
全ての結末が分かっているから、スターウォーズで悲壮感はやめてよって思うけど、全てが至高のマッツ、自分でアクシ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

良くも悪くも『デッドプール』監督作品のノリ。動きのキレは変わらず渋さを増した真田広之が最高。
大画面で流れるアヴちゃんとカルメン・マキ。

DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

3.8

DCネタ満載だけど、初心者でも観られる楽しいアニメ作品。『レゴ・バットマン』も含め、DCは実写よりアニメの方が完成度高いです。

そういえば実家にクリプトのLEGOあるな。

字幕だけど小さな子供多か
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太陽にかける橋/ペーパー・タイガー(1975年製作の映画)

3.1

デヴィッド・ニーブンとガンバロンこと安藤一人の交流がメインの小さなアクション映画。

天才詐欺師物語 狸の花道(1964年製作の映画)

3.9

非常におおらかな時代の詐欺師の話。ともかく口が上手い小林桂樹に笑わされる。全体的に笑いは天丼で、同じようなことをすることで面白くさせてる。劇中ではカツ丼食べていたけど。
ともかくあの手この手で金を取る
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.8

『クリード』、『クリード2』も鑑賞したうえで、この再編集版見せられると何も言えません。ロッキーとアポロの炎の友情をより分かりやすく描き(後年ロッキーがアドニスに言った「ミッキーの死からアポロが立ち直ら>>続きを読む

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

4.0

『ロッキーVSドラゴ』前に復習として。
ロッキーとアポロのイチャイチャ、ポーリーの誕生日、ドラゴ。85年のポップスも盛り込んだ作品。アナログロッキーとハイテクドラゴのトレーニングの比較、熱いデュークが
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.0

「私はガメラを許さない」でお馴染みの平成ガメラ3作目は、特撮映画史上、一般市民の犠牲をストレートに描いた作品。特に渋谷のシーンはエグい。
人間の味方も見方を変えれば人間の脅威かもって話。
シリーズ3作
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.0

やっぱ面白いこのシリーズ。ちゃんと前作と繋がってるし、敵怪獣はえげつないし、破壊シーンはとんでもないし。小レギオンが田口トモロヲを食べるとこと仙台壊滅シーンはトラウマレベル。
一瞬出て来て最後の戦いに
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.1

ガメラ、ギャオスそれぞれの造形が完璧。ガメラは強そうだけど愛くるしい眼、ギャオスは人を食べ勝手に大きくなりともかく凶暴。
中山忍と藤谷文子、演技がずば抜けて上手いわけじゃないけど、とても魅力的に感じる
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エノケンの青春酔虎伝(1934年製作の映画)

4.0

歌って踊ってアクションも出来て、エノケンって怪物かもしれない。平気でベッドをぴょんぴょん飛んだり、大根で殴られる時の背中から足をくねくねさせて倒れたり、エノケンの身体能力すげーなと見てたら、最後のビア>>続きを読む

LEGO スター・ウォーズ/サマー・バケーション(2022年製作の映画)

4.5

去年の『ホリデー・スペシャル』に今回の『サマーバケーション』を見て、LEGOスターウォーズシリーズが現時点でのエピソード9以降の正当な続編、と位置付けていいのでは?と思いました。
【理由】
・レイ、フ
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LEGO スター・ウォーズ 恐怖のハロウィーン(2021年製作の映画)

3.0

観ていたけどあげるの忘れてた。LEGOスターウォーズだとキャラ変しているポー・ダメロンが主人公。「what if」的な、もしもの話もあるんだけど、ハロウィン感はゼロ。ゾンビっぽいバトルドロイドには笑っ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

ここまで来たら祭りだよ祭り。クリプラたちとブルー親子をもっと重ねるような展開なら良かったけど、サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、そしてB・D・ウォンが見られたから満足です。いいジュ>>続きを読む

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

3.9

サム・ペキンパーってバイオレンスのイメージ強いけど、これは異色。アクション控えめだけど、西部劇末期の時代に生きた男の物語。砂漠に置き去りにされたジェイソン・ロバーツが、砂漠の泥の中から水を発見たことで>>続きを読む

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

4.9

「行こうか」「もちろん」「ハハハ(アーネスト・ボーグナインの笑い声)」からの4人並んで歩くシーンが至極の格好良さ。滅びの美学としたたかさが同居する西部劇の名作。銃撃シーンの派手さと、男たちの馬鹿馬鹿し>>続きを読む

100発100中(1965年製作の映画)

4.5

宝田明演じるインターポール捜査官アンドリュー星野?が主人公の和製スパイアクションムービー。よく分からない原理のプラスチック爆弾使いの女殺し屋・浜美枝(『007は二度死ぬ』の前)、お笑い要因かと思いきや>>続きを読む

クレージー黄金作戦(1967年製作の映画)

4.8

国立映画アーカイブで鑑賞。初めて観たのは日本映画専門チャンネル。面白さと豪華さに感動し、劇場で初めて観たのはパレで、震えるくらい感動した。
スケールの大きさとゲストの豪華さ、笑いの密度も含めてもクレー
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ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

4.0

2022.7.23、国立映画アーカイブにて鑑賞。
東京でサラリーマンしてる今の環境で観ると、昔の東京の風景も出ていて興味深かった。
植木等が全開。やっぱ笑えるわ。とんとん拍子の大団円。良いです。
由利
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劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア(2022年製作の映画)

3.7

テレビシリーズ未鑑賞、完全にドンブラ目当てだったから。
東京来てから友達に勧められて銭湯行くようになったけど、主人公一家は銭湯経営してるんだね。謎の個人的シンクロ。
メインヴィランのケイン・コスギが百
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年製作の映画)

4.6

戦隊シリーズで一番強くてぶれなくて魅力的で表情も豊かなヒーロー、実質的な主人公・鬼頭はるか/オニシスター。はるかが劇中で作って盗作扱いされた(それでもめげないはるかは凄い)「初恋ヒーロー」をベースにし>>続きを読む

アニメちゃん(1984年製作の映画)

3.8

前日に観に行った友達から教えてもらい、『ラブ・アンド・サンダー』後に観てきました。『ラブ・アンド・サンダー』と同じくタイトルに裏切られた作品。ザムザ阿佐ヶ谷の本宮映画劇場まつりにて。本宮映画劇場の話を>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.7

ナタリー・ポートマン、ヤギ、小籠包。

まず何よりも良かったのはナタリー・ポートマン。ソーのジェーンと病気のジェーンの演技の使い分けはさすがだし、もちろんアクションシーンは最高。自分の理論の説明に『イ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.2

主人公ゲイリーは移ろいやすいし、ちょっと長いかなって思ったけど、ラストシーンで全て持って行かれました。この終わり方は最高でした。

ゼロの焦点(1961年製作の映画)

3.5

終盤の真相が明かされるシーン、二転三転して見逃せなかった。主人公は警察とかではなく、旦那が失踪した新婚の主婦。凄い推理力。
高千穂ひづる、前半と後半の差が凄い。