なかみさんの映画レビュー・感想・評価

なかみ

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

サスペンスだけど、真相如何は重要ではなく、何を信じるかとそこに付随する関係性。主題の置き方がフランス映画っぽいなーと感じる1本だった。

とにもかくにも犬の演技がすごすぎて、それだけで観る価値あり。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

こんなに悪辣で皮肉で『バービー』と同じメッセージ性を孕んでいるなんてどうかしている。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.5

母ちゃんすげえとビジネスっておもろいなぁの2時間。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

「この人、ちょっと普通じゃない気がする…」

結局、そんな評価を主要な登場人物全員に抱いてしまい、赤面するくらいに自分の中のアンコンシャスバイアスを体感できる作品だった。
自分の生きてきた範囲の理と無
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

破茶滅茶な映像と並行して展開しまくるの物語の果てに、極めてシンプルなメッセージが響いてくる作品。
普通の物語だったら陳腐でうんざりするけれど、表現がぶっ飛んでるからこそスッと腹落ちするという点で、とて
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

音楽かっこよすぎか。昔のカップヌードルみたいな3DCGさえなければ…。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

冒頭が怖すぎた…。後味は置いておいて、伏線とかテーマとか、映画として素晴らしかった。

鑑賞後に調べたら、オマージュてんこ盛りだったから、時間を置いてまた観たいかも。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

トレーラーを観て恐る恐るだったけど、旧アニメシリーズとはまた違ったエンタメに仕上がっていて、大変楽しめました。

「夏休み子どもアニメフェスタ」のノスタルジーとは、まったく別の形で、スラダンのドキドキ
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ある男(2022年製作の映画)

4.5

生きる上で不可欠な要素として、肯定的に捉えられることの多い「アイデンティティ」の負の側面を描いていて、とても印象深い1本。

久々に、感想がすぐには出てこない、誰かと語りたくなる系の映画だった。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.0

わかりやすくフェミニズムなメッセージ性が込められていて、「ユートピアスリラー」というのが言い得て妙な作品。

終盤のハリースタイルズが最高。
音楽、衣装や家具、パンフレットなどのデザインが大変おしゃれ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

図らずも主人公ティチャラを失ったことで、女性たちの物語という色が強くなった作品。
チャドウィック・ボーズマンへの愛と、シュリの成長に思わず涙した。

個人的には、科学ネイティブの世代が伝統やしきたりと
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

何かの解説ページに「いま地球上で最も美しいティモシー・シャラメ主演」と書いてあって笑った。

ラストの長回しがただただ美しい。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.5

途中寝てしまったのが悔やまれるいい作品。

余談すぎるけど、このくらいの長さの映画がもっと増えてくれると映画館へのハードルが下がるのになと思う。