Kazumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Kazumi

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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.0

うん?
エドワードはなんでヴィヴィアンを好きになったの?
いやあのくらいでコロッといっちゃうこともあるのかも。

ハーレクインなのか。
そういうのは好きだったし、たまに読みたくなるけど、格差も度が過ぎ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.3

見始めてから「そういえば『パルプ・フィクション』はなにが面白いのかよく分からなかったな。コレも楽しめないかな」と思い出し。
冒頭40分くらいまで、退屈。その世代の文化要素は満載だから、同世代を過ごした
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.7

元アイドルの逮捕に便乗して鑑賞…したつもりはなくて、3日がかりでちょっとずつ見てたら、2日目に逮捕のニュース。

老いた父親に抱えて運んでもらえる程には軽いレントン。
そういえば骨もスカスカになるんだ
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.6

どうなってんだコレ!ってくらいみんな強い。
北欧神話からSFまで、どんと来いなヒーローたち。
子どもになった気分で、とにかくカッコよさを楽しむ。

竹中直人と米倉涼子の吹替は本人の顔が浮かんでしまった
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羅生門(1950年製作の映画)

5.0

芥川の「羅生門」「藪の中」は救いがなくて、暗い海に沈むような結末。
それはそれで人間不信の教科書を見るようで楽しく、笑い飛ばす余裕のある自分を顧みて安心する。

どいつもこいつも嘘つきめ!と思った矢先
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.2

ふおおお!ラスト10分のネタばらし!
鳥肌が立った。
劇中の違和感を全て回収していった。
開かない扉、愛を感じるのに空気みたいな夫婦関係、人妻との恋もどこ吹く風の輩。

筋肉ムキムキな役が多いブルース
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楢山節考(1958年製作の映画)

5.0

耳慣れない単語に歌舞伎の長唄。
教養がない故に聞き取れない箇所が多くて悔しい。

画面が鮮やかで目を見張る。カメラが上手いのか、美術が上手いのか、現像が上手いのか…全部だといいなぁ。
書割りも併用しつ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.8

前の会社の先輩がアメリカ出張に行って、お土産にボールペンをくれた。トウモロコシのモチーフがついていて、握るところにはIOWAのプリント文字。
こういったお土産にありがちなことで、筆記用具としては役に立
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君の名は 第一部(1953年製作の映画)

3.6

岸恵子が「徹子の部屋」に出ていたのにつられて鑑賞。
御歳86歳、「顔がしわだらけなの。山あり谷ありでスッと化粧がのらないのね」なんて話すけど、背筋はピッとしている。
綺麗な人は歳を取っても、綺麗なんだ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.2

原作未読。
一度だけ行った呉の空気を思い出して、作品に重ねる。

ふんわりした絵柄で穏やかに見られた。
戦前から戦後すぐまでをヒロイン・すずの目線で描く。すずはのんびり屋で、豊かな絵の才能を持ったヒロ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.5

ヒュー・グラントみたいな色気垂れ流し男が書店員なんて非常識な!
現実にあったら刑法174条公然わいせつ罪になるわ!(笑)

超格差恋愛だから、酔ってる時じゃないと楽しめない。正気じゃ結婚なんてできない
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

記憶の掘り起こし作業第3部。

エージェント・スミスがプログラムのバグとして果てしなく増殖。
哲学っぽいセリフがマトリックスシリーズの魅力だけど、スミスの発言は仮想世界の王様として君臨する虚しさたるや
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

むかーし見た記憶の掘り起こし作業第2部。悪夢からの目覚めでスタート。

地下都市ザイオンのビジュアルが登場。
この街の人たちは本物を知らないだろうに、その夜は満点の星空が広がるようで美しい。

210
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

3.0

グジュグジュになってる特殊メイクとCGを楽しむ映画。

とりあえずなんでもいいからトム・クルーズを虐めるのをやめてあげて!
結構いい年だし、水中のシーンは頭髪を見るのがツラい。本人がやる気満々なのがま
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.7

むかーし見たふんわりな記憶しか残っていなくて再見。

人間が作り出したAIにヒトが支配される世界の話で、なんとも薄ら寒い。
ヒトに味方してくれるネコ型ロボットはいない悲しい未来予想図。

99年制作だ
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キングダム(2019年製作の映画)

3.0

王騎役の大沢たかおが体作っててびっくり。衣装の力もあるけど、筋肉量も増やしたんだなーと、伝わる役作り。ネッチリしたキモい喋りはゾッとした。

山の民の皆さまも、顔すら出ないのに素晴らしいシックスパック
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シッコ(2007年製作の映画)

3.7

10針以上も縫う怪我を、病院にも行かないってどういうこと。
ゾッとするオープニングで掴みは抜群だった。
ドキュメンタリーはそれが本当なら、という前提で感想を考える。

考えると、一周回って日本の医療制
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

4.0

ひかえめの音楽に情熱ある物語。
静かなのに燃えるようだった。
この映画は性の多様性について理解がなければ、不愉快で退屈なものになる。けれども公開当時にきちんと評価を受けているし、その寛容さを思って嬉し
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.5

冒頭30分のノルマンディー上陸作戦の描写がしんどい。
戦闘シーンはどれも目を覆うもので、覆わずに見たけどその場で身悶えした。

万事休す、と思ったところでヒーローはやってくる。

老いたライアンの目に
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.3

「偏見は持ってないわ」って、本気だ。
coloredの表記が至る所にあって、もはや呼吸するのと同じくらい差別が自然。

その時代の女性。二重のハンデを抱えて、それでもその身に備わった優秀さを武器にして
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ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)

3.5

大勢が死んだりするシーンはないけども、戦争の一側面の話。死の商人という言葉は知っていたけど、実際はこんな感じなのかしら。
デビッドがあまりにも普通の人なので、それに比べて闇の深さを感じる。

「ウルフ
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U・ボート(1981年製作の映画)

4.1

潜水艦の中は猛烈に臭いらしい。
昨今の原子力潜水艦はそれなりに快適らしいけども、当時は推して知るべし。映像に臭いが付いてなくてよかった。

何度も危機に陥って、上映時間が残り少なくなってきた時にまた手
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.9

とても耳の痛くなる作り。
武器によって人が死ぬ気配が濃厚に描かれている。
製造された銃弾が最終的にどこに行き着くかまで見せるオープニングは、心臓がキュッとなる。

主人公のユーリーは直接戦わない無人攻
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.7

主人公は、思い出したくもない二十歳前後の私だ!
パッとしない高校生、パッとしない進学先、パッとしない家族!(申し訳ございません!)

そう思っていた当時の私は、いまの私を打ちのめすぐらいの威力を持って
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

困り顔だった主人公のティムがよく笑うようになって、こちらもニヤニヤしてしまう。
幸せすぎて困る。

よく聞く人生訓も、こうやって物語になると取り入れてみようという気になる。
塩で味付けされた言葉になる
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タイピスト!(2012年製作の映画)

2.5

フレンチシックな美術を楽しむ映画だった。

主人公の仕事の出来なさ加減、ハプニングの演出は行き過ぎと見るか、レトロと見るか…。
デボラ・フランソワとロマン・デュリス(ヒューゴ・ウィーヴィングに似てる)
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

パワーをもらった。高尚になり過ぎず、ブロンド美女のステレオタイプを打ち破る。
スカッとするコメディ。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.2

結末を知らないで見た。

戦争体験者の話を聞くと、どの人も当時の景色を目にしているような表情をする。

ヘレン・ミレンのお芝居が本物だった。
絵が戻っても、当時の記憶は滲まない。何十年と経っても、主人
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二百三高地(1980年製作の映画)

2.0

「不朽の名作」といわれる作品なので、教養と思って見る。

白兵戦を仕掛けてどんどん兵士が死んでいくのは、当時の兵器や戦術が未発達によるもの…と思っても、その稚拙さに尺が長く感じた。三時間も見るのはしん
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ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

3.0

実在した女性スナイパーの話。

なんで二匹目のドジョウを狙ったような邦題をつけちゃったんだ。
原題の直訳「セバストポリの戦い」もイマイチだとは思うけど、品格は下がらなかったろう。ちゃんと仕事しろよな、
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.0

ひたすら仕事しかしてこなかった男の言い訳とご褒美。

自分が社会人になって少しは和らいだけど、家庭を省みない働き方をする人にはまだイラっとする。
私の祖母はこの話が好き。
祖母は働き者で、なんでも一生
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

なんとなーくで見てこなかったけど…見てよかった!
前半は、なんて下品で気が利かなくて、人をイライラさせる主人公なんだと思った。
でも周りがいい人ばかり。
妹・さくらの懐の深さにつられて、だんだんと寅さ
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.7

主人公のミジャが可愛がるのは、食用肉として生み出された生き物・オクジャ。
フィクションだけど現実と地続きな存在のオクジャ。

ペットと食用肉の境界線を決めるのは、習慣と気持ちだけ。
国と地域によっては
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

911で父親を亡くしたオスカーが日常を取り戻すまでの話。

ニュースで当時の被害者家族のインタビューをよく見ていたはずなのに、その後のことまで想像することはなかったかもしれない。フィクションなのに、そ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

ほぼ全編ユアン・マクレガーの一人芝居。
人形相手に芝居とは芸達者な。

オープニングの美しい植生にワクワクする。繁るアザミにフワリと飛んでいく綿毛、西洋タンポポ。松の木越しの2人、輝く陽光、豊かな水。
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.7

安藤サクラはなんでもやるな。
芸達者と思うことはないけど、ストイックな女優さん。順撮りなら、太って絞って筋肉つけてが必要。女優魂に感服する。

不届者(笑)との濡れ場にR15は納得。
ませてない高校生
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