ka10さんの映画レビュー・感想・評価

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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.6

男がステテコ履いて人前でクネクネ踊るなんてっ!?
自分もついそう思ってしまいますが、舞台は炭鉱街
そりゃぁ周囲に理解してもらえるわけありません
父親は筋金入りの頑固一徹な炭鉱夫
息子のそんな夢に素直に
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

5.0

革命家チェゲバラの若き青春時代を描いたロードムービー
後の革命思想にこの経験は繋がっていったのかもしれないが革命活動に関する描写は一切無し
ただ恵まれた医大生の青年が胡散臭い友人と共に南米をバイクと縦
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犬と猫と人間と(2009年製作の映画)

3.8

始まりはあるお婆さんからの依頼で「大人も子供も、動物を大切に思ってもらえるような映画を作ってほしい」とお願いされて制作が開始する
要するに制作者は元々強い興味を持っていたわけではないのだ
そして制作途
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ベイビーズ-いのちのちから-(2010年製作の映画)

3.8

モンゴル・ナミビア・アメリカ・日本の4人の赤ちゃんが、最初の一歩を踏み出すまでの1年間を記録したドキュメンタリー映画
各国それぞれの環境が違い、子育て方法も違うのは当たり前だがやはり興味深い
でも親の
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ブリューゲルの動く絵(2011年製作の映画)

3.2

ブリューゲルの絵画を映画で表現するという、中々に意欲的な作品
一枚の絵の中に入り込んで行くような感覚は大スクリーンならでは!
素晴らしい名画をモチーフとしながら、監督の独自解釈によるまた別の名画を鑑賞
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パリ・ルーヴル美術館の秘密(1990年製作の映画)

2.5

ルーヴル美術館の裏側を丁寧に記録したドキュメンタリー
美術鑑賞が好きで日頃から美術館巡りをしている人には興味深い映画だと思う
だけどそうでない人にはやや平凡に感じられるかな?

いちご白書(1970年製作の映画)

3.4

団塊の世代の方々は懐かしく感じられるのだろうか?
'67年生まれの自分にとってはバンバンの「いちご白書をもう一度」という曲でしかこの映画は知らなかった
ずっと気になっていたので近所のミニシアターで上映
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.9

戦争で引き裂かれた愛の物語
最近のラブロマンスのような華やかさは無く、自己の幸せのみを追求することも無い
ただ己の運命を嘆くのみ
だからこそ切なさが時代を超えて伝わって来ます
こんな時代もあったのだ、
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

3.7

「神は死んだ」で有名な哲学者ニーチェのとある逸話からインスパイアされて製作された映画
まぁそんな事から想像出来ると思うが、哲学的で難解な映画
全編モノクロの映像は深みがあり美しいが、ずっと続けば単調に
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父の初七日(2009年製作の映画)

3.9

父親の葬儀を巡るホームコメディ
同じアジア人として共感出来る部分と、異国の風習の違いを痛感する部分がありとても興味深い
葬式を題材としていながら重く湿っぽくならないのは監督・俳優陣共に見事!
自分自身
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.8

フランスからスペインへと渡る800キロの巡礼の旅
バックパッカーを泊まり歩いた、自分自身の若い頃を思い出した
過度にもたれ合わないけれど互いに支え合う関係

もう一度あんな旅に出たいと思わされた映画
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あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

2.8

基本的にはホームコメディなのだがシンプルな笑いとはならない
登場人物それぞれが複雑な心情を抱えて、家族同士噛み合わない
その噛み合わなさが日本だと暗さや悲しさに向かいそうなのだが、イタリアではカラッと
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.7

見せ物小屋のような、猥雑さ・可笑しさ・悲しさがない交ぜになったような映画
そうした世界観が合わない人には何が良いのか全く理解出来ないだろうと思う
しかし合う人にはたまらない
独特の虚無感が漂う映像と全
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

4.4

甘酸っぱいと言うか恥かしい青春を思い出させてくれる映画
でもほとんどの人がこんなドラマティックな青春を過ごしていないよね
だからこそ憧れるんじゃないかな
主人公が劇中で歌う音楽も格好良く、本当に良い映
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.0

地元のミニシアターでニュープリントバージョンを観ましたが、やはりこの映画はDVDではなく大スクリーンで映えますね
どこまでも続く砂漠は絶望的に美しく、人間の考えの何と小さいことか
機会があれば是非映画
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脇役物語(2010年製作の映画)

2.4

公開当時に地元のミニシアターで観たけど、レンタルDVDで十分だったのが本音
癒し系の映画の様な評が多いのですが、主人公は脇役に満足せず主役になりたい願望を持っているのが違和感
そこは名脇役としてノホホ
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.9

自分は何の予備知識も持たずに、パッケージ写真からラブストーリーという認識でこの作品をレンタルしてきたのだが・・・ 良い意味で裏切られました ケイトウィンスレットが赤裸々に演じる前半は切ないラブストーリ>>続きを読む

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

1.8

非常に有名なミュージカルで、公開当時けっこうヒットした映画なのでそこそこ面白いかと思ってレンタルDVDで観たのだが・・・

うぅ~ん制作者達はけっきょく何を主張したいのかが全く見えてこない映画だった
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.6

大人の女性4人の日常が訥々(とつとつ)と描かれていく映画
描き出される内面はきっと中々にリアルなのではないか?
リアル過ぎて痛々しいくらいだ
女性が観ると共感するか、認めたくなくて反発するかのどちらか
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

2.8

全編ABBAの曲を使ったミュージカル
一部歌詞は変えているようだが全く目立たず、なのに映画のために書き下ろしたかのように歌とストーリーが合っている
ミュージカルとしては良く出来たお話しだと思うのだが・
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.3

キルビルの後編
正直、この映画を観ようとする人は既に前編観ていますよね?
でまぁ前編と同じノリを期待すると裏切られます
前編はもの凄いスピード感で派手なアクションシーンの連続でしたが、後半はシットリし
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.8

ユマサーマンが日本刀でバッサバッサと切りまくる痛快アクション映画
なので残虐シーンが苦手な人にはお勧め出来ない
元々1本の作品の予定だったが長くなり過ぎそうなので前後編の2本に分けたそうで、本作はその
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.4

もしも我々の住むこの世界に、奇跡を起こせる神の使いがいたならば?
その答えの一つがこの映画では示されている
愛を利用して他者を傷付ける者や、コネを活用して自分の嗜虐心を満たそうとする者
そんな奴等から
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.9

他のレビューでも書いているが、自分はどうもミュージカルが苦手だ
全否定するわけではなく感情の発露として歌い踊らせる方が伝わりやすい時もあると思うが、意味も無くやられると「何故そこで歌い踊る必要性がある
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ロボット(2010年製作の映画)

3.3

この映画のキャッチコピーが「ワケわからんが面白い!」この何とも言えないエネルギッシュさに惹かれて観ました
とんでもなく大人数を投入しそして虫けら以下の扱いで殺しまくるアクションシーン
そして随所に何処
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エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(2011年製作の映画)

2.2

世界一予約の難しい高級レストランを密着取材したドキュメンタリー映画
素晴らしい創作料理を生み出す人達だけあって、皆さん自我が強い
だけどそうした人間性にはほとんど踏み込まず、ただ記録しているだけ
映像
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.8

外国人監督特有の突っ込みどころは随所にみられるけど、大目に見てあげましょうよ
日本を小馬鹿にしたような印象はなく、好意的な解釈で物語は展開しています
そうした所を気にしなければ、流石のハリウッド大作っ
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バベル(2006年製作の映画)

3.9

公開当時のキャッチコピーは「届け、心。」だったが、この映画のテーマはむしろ「心は届かない」ことなのではないか?
神の世界に迫る高さの塔=バベルを神は砕き、塔を再建する事が困難になるように言葉を分けた
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.4

岩井俊二監督らしい映像美に溢れた作品
ストーリーもベタと言えばベタな話だが、一捻りあるのも良い
「いま、会いにゆきます」などの映画が好きな人はハマルと思う

マーラー 君に捧げるアダージョ(2010年製作の映画)

2.3

「バグダッド・カフェ」のパーシー・アドロン監督ということで期待して観たのだが・・・
全く方向性の違う映画だという事はまぁ良い
しかし根本的に面白くない
マーラーがフロイトから診療を受けていたという事実
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アンハサウェイ/裸の天使(2005年製作の映画)

1.8

何もかもが中途半端なお話し
アンハサウェイの裸が見られるだけ
それすらも中途半端な胸までしか脱いでいないんだけどね(苦笑

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.9

現実にはあり得ないストーリーなのに、素直に感情移入出来る素晴らしい映画だった
特殊効果の技術と俳優陣の努力の賜物だろう

おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.9

俳優陣も制作陣も超豪華な人達が集まって作ったけど大作ではない
気軽に見られるコメディ

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

3.9

1945年にフランスで公開された古典
しかし今観ても面白い
魅力的な人間が描かれていれば古さは関係無いのだと思い知らされる
ミニシアターで観たが、デジタルリマスタリング処理されていたようで現代の大画面
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

3.1

「キアロスタミが撮った」という先入観を持たずに観ると、スッゴク普通に淡々とした映画
その抑揚の無い感じが好き
でもそうした感覚は劇場で観ると好ましいが、自宅でDVDで観ると退屈に感じそう

中島みゆきLIVE&PV 歌姫 劇場版(2012年製作の映画)

2.8

劇場で観たのだが、大画面高音質で観るPV集という感じでわざわざ足を運ぶ程とは感じなかった
活動期間が長いアーティストだけに古いPVも多かったのだが、それ等は劇場で映写するに耐えられない画質だと感じた
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