顔さんの映画レビュー・感想・評価

顔

バービー(2023年製作の映画)

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フェミニズム入門編として百点満点以上の作品
(もっと踏み込んでほしかった、という気持ちもわからなくないが、子ども向け玩具であるBarbieをテーマにしている、という前提から考えれば、個人的にはこの形は
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

エミール・クストリッツァの祖国であるユーゴスラヴィア。すでに解体された国であり、現在は存在しない。

あまりにもデカダンで暴力的な喜劇だが、国がひとつ無くなったという揺るぎない事実が痛切に描かれている
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クルエラ(2021年製作の映画)

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マジで、いぬ、ずっとえらくてかわいい

UKロックへのリスペクトめちゃ感じる
Tina Turnerのカバーが良すぎ

落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

音響効果のクレバーさに脱帽。
家の中で響く爆音のP.I.M.P.と稚拙なピアノ。この作品で使われている音楽はそれだけだが、これが非常に効果的だった。

誰しもが瞬間的に加害者/被害者になり得る。それ故
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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"あなたもいつか老いる"

ゾンビ映画の生みの親、ホラー映画の大巨匠、ジョージ・A・ロメロによる社会風刺映画。
社会そのものをアミューズメントパークという娯楽施設に落とし込み、若い人間たちの冷淡さや社
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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BAD犬 しんじゃいます😭

巷では新たなゲイアイコンと化しているらしいじゃん〜どない〜💅って感じで見始めたけど、スーパーカーでmy sweetieの元へ向かうミーガン先輩の姿、マジクールすぎて納得。

お嬢さん(2016年製作の映画)

5.0

全シーン良すぎてずっと拍手してた

愛からなる官能と支配によって性を消費することの露悪さをはっきりと切り分け対立させたパク・チャヌクの手腕よ。

レズビアンのセックスを暈すことなく、生々しく艶やかに描
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

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フェミニンなモモアちゃん かわいい
ある意味ラベンダー色の脅威じゃんね

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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かわちい主席祓魔師とデコ神父ちゃん

フリードキン版エクソシストに負けず劣らずの悍ましさ。
ミステリ的進行で先の読めない展開が楽しい。

神父二人が人間くさくて愛らしい。
バディものとしてもよかった。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

5.0

"君たちは最高の時代を生きている"
この言葉を信じて前線へ向かった青年たちの行く末。

たった数百メートルの陣地獲得のために300万人もの人間が命を落とした西部戦線。

勇敢さも栄光も誉れも何もかも、
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

5.0

心象風景の挿入や言語外の余白があり、自分の中で視覚情報を反芻させて組み立てていく感覚は小説を読むときのそれに似ている。

I am calling you.
この映画を表すのにふさわしいフレーズ。
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

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こう、安心して観れる娯楽映画はサイコーだね

ホルガのこと好きになってしまいましたが、どうしたらいいですか

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

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出演陣があまりに豪華すぎて、こんな使い方していいんだ!?って驚いちゃう

生瀬勝久、本当にちょっとしか出ないし、不快な役だったけど圧倒されちゃった

そして、何より松たか子ってすごい役者だなマジで

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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現代を生きるウチらのためのリトルマーメイド
アニメ版の時点でゲイアンセムみは感じ取っていたけど(分かるよね?)より一層クィアな作品になっていて超良かった ロブマーシャルありがと

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

5.0

凄惨な事件ほど、偏った見方をされることが多いと感じる。特に加害者/被害者に対しては、基本的に個人が持つ属性(今回であれば裕福な男性/貧困を抱える娼婦)によって起因を判断されがちだが、(実際報道される内>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

5.0

ド派手でMETALなトランス・ムービー🏳️‍⚧️
マジでめちゃくちゃ良かった
大人だけどボロ泣きしちゃったよ

自分が子どもの頃にこんなプライド全開のイカす作品に出会えていたらって、つい思っちゃった
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女は女である(1961年製作の映画)

5.0

愛とミュージカルをこんな風に描くセンスが愛おしい

色彩、音、表現、すべてが自由で鮮やか。
ゴダールが如何にアンナ・カリーナを愛したのか、まざまざと感じさせられる。

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

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マジでイカれたサイコーのBitches

単純に"個人"へのヘイトを高めるような復讐劇が多い中、きちんと構造上の問題であることを描いていて良かった。校長以外に親世代の人間が会話の中でしか登場しなかった
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劇場版 ビーバス&バットヘッド DO AMERICA(1996年製作の映画)

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悪魔的!
翻訳家に功労賞あげたい

音楽とサイケが効いてるのは流石MTV
(トリップ映像のアートワークがまさかのRob Zombie💜💀)

レッチリ、AC/DC、Ozzy Osbourne、No D
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ライトハウス(2019年製作の映画)

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アルコホリックとマスターベーション。

自己を埋葬してさえ、自分という監獄から逃れることはできない。

孤島の閉鎖的環境とリンクするような1:1.19のアスペクト比。クラシックな撮影方式で撮られ、随所
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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知らん日本すぎて映像としての面白さはある
ホワイトウォッシュされてる点とかはカスだなとは思うが

カメオ含めてキャストがすげえ豪華
Bad Bunnyの役、かなりイカしてたな

キルビル思い出すテンポ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

森田を怪物へと変貌させたものは何か。
そればかり考えてしまう。

アバンタイトルの長さが印象的。
タイトルが出るまでの安藤と岡田の掛け合いがコミカルだった分、後半、森田の振るう生々しさを帯びた暴力に痛
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