芥川龍之介「藪の中」みたいな構成。
自分の立場だけで物事を判断するのではなく、相手の側に想像力を働かせたり、別の視点から考えたりしないといけないなと思った。
孤爪研磨が主人公。
黒尾に誘われてバレーを始めた研磨が、試合を追うごとに勝ちに執着していく様が印象的。
そして、"負けたら終わり"のゲームを戦うことによって、バレーを純粋に愉しむ感覚を思い出す展開も良>>続きを読む
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最高のラスト15分!
やっぱ映画ってこうじゃなくっちゃなと思った!
自分を受け入れてくれる父親の手を振りほどいて、フレッチャーに反旗を翻しに行くところGood!
最後の演奏で、ニーマンがホームビデオ>>続きを読む
今まで「友達」だと思ってた男の子が一線超えて「恋人」になろうとする瞬間、怖すぎてゾッとした。
ちょくちょく雑な所があって文句言いたくなったけど、そのシーンだけでもU-NEXTのポイント使って観たかい>>続きを読む
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序盤で、ナポレオンの精神的な弱さや奥さんへの卑屈な嫉妬心を描くことで、湖の上の戦闘シーンでの将軍としての有能さや冷酷さが際立ってきた。
あと、音楽の使い方がめちゃくちゃ上手くて、世界史音痴の私でも最>>続きを読む
すみれさんの「あいつって結局、自分系なんだよね」って台詞、私に向かって言われたのかと思った。
思い当たる所ありすぎる笑
登場人物全員、ちょっとズレてて傍から見ればダサい人間。
でも、そんなダサさも含>>続きを読む
市子が明るいケーキ屋の子と友達になったり、好きな食べ物を訊かれて「肉!」って答える人と恋人になる気持ち、分かるなあと思った。
今の自分では消化し切れないと思った。
時間を置いて、また見直そう。
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最高のバディムービー!
セクハラトラック野郎には股間に弾丸ぶち込んでくれると思ったのだけれど、トラック爆破だけかーって思った笑
テルマとルイーズに向けられる男の目線や欲望が本当に浅はかで身勝手。>>続きを読む
武映画のこことここ写せばあとは分かるでしょ?的な撮り方が好きなのだけれど、本作ではあまり感じられずテンポが良くなかったように思った。
主要登場人物を減らして、少人数の濃い人間関係を見たかったな。
一>>続きを読む
「私の役目は 彼らに自信を持たせ "友が聞いている"と力づけること」
バーティとライオネルが信頼関係を築くまでをゆっくり時間をかけて描いていたのがよかったなあ。
最初はオーストラリア人に対しての偏見>>続きを読む
どんなに悲惨な人生を送っても、最後には安らかな死が受け入れてくれる。
一人ひとりの生命に対する肯定がされている映画だと感じた。
一つ屋根の下で、本音と建前が見え隠れする描写が印象的。
決して悪い意味ではなくて、親子や夫婦、兄妹は近いようで遠いし、遠いようで近い。
そんな細やかな関係性や感情の揺れを描くために、必要な部分を丁寧に>>続きを読む
主人公の男の子が、廃棄されるおにぎりをコンビニ店員からもらう場面が印象的。
食べ物は、腐敗して食べられなくなるまでは食べ物であるはず。
でも、消費(賞味)期限が過ぎて商品としての価値が無くなった食品は>>続きを読む
足の冷たさで気持ちを察してくれるおばあちゃん羨ましい…
車を運転するのには免許が必要なのに、子どもを産むのには何で免許がいらないんだろうと思った。
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おじさんがダルい大学生みたいなノリで、『花束みたいな恋をした』の感想喋ってくる所だけは面白かった。
前作もなんだけど、最後に戦う相手の強さを中途半端にしてるからカタルシスが感じられないんだよなあ。>>続きを読む
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序盤、モリーはアーネストの小悪党っぷりを見抜いているのかと思っていたが、あっさり結婚して拍子抜けしてしまった。
アーネストは奥さんと子どもを愛してるなら、金のためにあんな汚いことするなよと思う。
し>>続きを読む
当時50歳だったマイケルの地声が、シャイで繊細な少年みたいでびっくりした…
マイケルが演者やスタッフに完成形のイメージを言葉で伝えながらリハーサルするんだけど、彼のコミュニケーション能力が本当にすご>>続きを読む
町中で自分だけが裸になる夢、小学生の頃に何回か見た記憶ある…
もしかして、私の家族の誰か秘密のパーティーに出てたのかな。
・仮面を付けてるシーン怖い
・ピアノの不協和音
・安置所の遺体絶対動くと>>続きを読む
即興で「Born to Be Wild」演奏できるの、かっこよすぎか。
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序盤の勢いで最後まで走り抜けて欲しかったな…
最後のアクションシーンで二人が共闘しなかったのには、かなり冷めた。
一緒に戦わないなら、それまでの喧嘩→仲直りの流れが無駄になっちゃうじゃん。
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日本人が決して目を背けてはいけない重大な主題を扱っているのに、映画として作りの雑さが所々に感じられて、残念だった。
意図の分からない不自然なカメラワークが多くて、とても見辛い。
それと、最初の方は主>>続きを読む
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多分この映画観て感動できる人は、円満な家庭で育ったんだろうな。
こういう映画って正直スプラッター映画より見るのがきつい。
何かの正しさを主張する時、それは必ず誰かを傷つけることになると思う。
この>>続きを読む
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「でも見ることも聞くこともできます
時には言葉よりずっと
たくさんのことを理解できます 」
この、言葉を発することのできない俳優ユナが手話を用いて伝えた台詞は、「非言語的コミュニケーションのコード>>続きを読む
何か問題が解決したり、登場人物が精神的に成長するわけではない。
早急に価値判断をせず、淡々と記録していく映画。
この映画を象徴するような台詞が頭に残る。
「録音がクールなのは―
音を永遠に残せるから>>続きを読む
今まで自分が信じていた「正しさ」が崩壊したときに、過去・現在の自分に向き合うことの苦しさを描いていた。
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主人公の少女と、彼女と一晩を共にした男とのすれ違いが印象的だった。
少女は、手書きで綴った妊娠の報告を直接手渡しする。
しかし、相手から郵便で送りつけられた封筒には、タイプライターで打たれた「始末しろ>>続きを読む
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生きる理由を見つけるのは難しいけど、死ぬ理由を見つけるのはもっと難しい。
これが、この映画から私が学んだこと。
主人公オーヴェは愛していた妻に先立たれたことを理由にして、自殺をしようとする。
でも、>>続きを読む
原作小説→映画、の順番で観た作品なら一番好きかも。
小説を読んだときは、1920年代のアメリカの様子があんまり想像できなかった。
でも、映画では活字の中の世界が鮮やかに彩られてて、本当に美しかった。音>>続きを読む
オウムの人達が食べてる恐ろしく不味そうな食べ物と、オウムに反対する住民の美味しそうなコロッケとの対比が印象的だった。
森さんってオウムの信仰に対しては決して否定しないけど、食べ物に関してはすごい批判>>続きを読む