kaedelchehさんの映画レビュー・感想・評価

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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

世界中で社会現象となったMeToo 運動のきっかけとなる記事を掲載するに至ったジャーナリスト達の姿を描くノンフィクション作品。

そういえばそんな運動もあったなあ、くらいの気持ちで見始めたが、思ったよ
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.6

アパルトヘイトに立ち向かった黒人活動家スティーヴ・ビコと彼への取材を通じて友情を育んだ記者ドナルド・ウッズの原作を基につくられた社会派ヒューマンドラマ。

前半は生々しい白人至上主義の元でビコと彼を取
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涙するまで、生きる(2014年製作の映画)

3.6

独立戦争直前のアルジェリアを舞台にしたヒューマンドラマ。

人里離れたところでアルジェリア人の子どもたちに対して教育という名の慈善活動をするフランス人と殺人容疑で連行されるアルジェリア人が、様々な出来
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

3.7

シリア内戦のリアルを娘に語りかけるスタイルで伝えるドキュメンタリー映画。

撮り続けたジャーナリストとしての使命感や命を繋ぎ続けた医師の使命感、どんな状況下でも故郷とともに生きようとする強い意志。そし
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

タリス銃乱射事件を題材にしたノンフィクション作品。

本人たちが主演しているのもあって、ものすごくリアルなドキュメンタリーという感じ。事件そのものよりも当事者たちの人生にフォーカスした作品になっていて
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真実(2019年製作の映画)

3.6

是枝監督によるフランス家族映画。

家族のあり方や真実の受け止め方など、答えのないテーマを生き生きと人間らしく描く是枝監督らしい作品を、海外の俳優陣が演じているというのが個人的にとても新鮮で面白くて、
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もうひとりの息子(2012年製作の映画)

3.7

湾岸戦争のさなか、イスラエルで取り違えられた息子達との18年後の再開を描いたドラマ映画。

取り違えというテーマの映画は多くあり、親の葛藤などはよく描かれるが、本作品はフランス系ユダヤ人とパレスチナ人
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.6

スティーブン・スピルバーグによるミュージカル ウエストサイドストーリーの再映画化作品。

ミュージカルで暴力的な主題というのが少し苦手で、昔1961年上映の方を見てあまり好きになれなかったのだが、今回
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.6

あるポーランド女性の過去に焦点を当てた、ある側面から見た戦争映画であり、嵐のような日々を過ごす3人の今を描いたドラマ作品。

なかなか核心に迫らない、淡々とした作風のなかで、アウシュヴィッツでの出来事
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ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

3.3

ケニア初のカンヌ作品。

ケニアで法律上固く禁じられている同性愛をテーマにした作品で、アフリカらしい鮮やかさを全面に出していて新鮮だった。

ストーリー自体は、ロミジュリやウエストサイドストーリーのよ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.6

MARVEL初のアジア系ヒーロー作品。

安定のアクション、ストーリー展開で面白く見れたけど、よりファンタジー感が強く、シュールな所も多かったのもあって、アニメの実写化のような感覚もあった。

テンリ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.6

ブラックウィドウの過去にフォーカスした作品。

スパイダーマンの新作を見てMCU熱が戻ってきたので、エンドゲーム以降の作品を見ようとこちらから始めたが、安定の面白さで期待を裏切らずのんびり見れたのが良
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カミーユ(2019年製作の映画)

3.5

中央アフリカ共和国の内戦の現状を追い続けたフランス人女性ジャーナリストの姿を描いたノンフィクション映画。

ジャーナリストを主題とした映画としてはメッセージも帰結も目新しいものはないものの、中央アフリ
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.6

リベリアのゴム農園で働いていた男性が自由を求めてニューヨークに出稼ぎに行く、ドキュメンタリー調な作品。

なんとなく見始めたので、監督が日本人だということはエンドロールで気づいたのだが、日本人らしい機
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赤の涙(2016年製作の映画)

3.4

ウルグアイの学生運動に参加していた若者たちが経験した凄惨な監禁/拷問/性的暴行などの事実を淡々と描き出した作品。

どれだけ過酷で辛い環境下であっても、独裁政権に対して自由を求め続ける姿勢がとても心に
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

ヒーローでありたい自分の普通の高校生活を送りたい自分の中で葛藤する姿がすごくよく描かれていた。アクションシーンもド派手で、MARVELらしい次が気になる作りになってるのも良い。

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

3作目を見る前に久々に見返し。アベンジャーズに入りたいと思いながらも親愛なる隣人をえらぶ姿がとても好き。

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.5

イギリス貴族の恋愛模様が、とある貴族の女性中心に描かれた恋愛映画。素敵な御屋敷に素敵な衣装、美しい田園風景に恋愛模様。傲慢なエマの姿にヒヤヒヤドキドキしつつも心がほっと暖かくなるような、綺麗な映画だっ>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

ムンバイの同時多発テロを題材にしたノンフィクション系映画。主人公や主要な登場人物は実在した方ではないようだけれど、様々な取材を元に作られた緊迫感のある作品だった。

実際に自分がホテルの従業員だったら
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.8

法律による性差別撤廃のために人生をかけたある女性を描いたノンフィクション。こういう女性がいたからこそ、今の私たちが「普通に」生きていくことが出来るんだと改めて強く感じたし、自分も疑問に思うことにはしっ>>続きを読む

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.7

戦争のリアルを描いた作品。

古い映画なので、演出などはどうしても古臭く感じてしまうが、一方的な正義のための戦いを美しいものとして語る滑稽さと戦争によってもたらされる際限のない絶望が同居したような、な
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.7

ホロコーストの一経験者としての視点から描かれた、戦後/老後の物語。ドイツには1歩も踏み入れたくないという言葉が本当に心に刺さった。重たいテーマなのに少し軽いテンポも入れてきたりと飽きさせない工夫が面白>>続きを読む