田村カフカさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

田村カフカ

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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.0

すごく物語主体のカットで、雨に濡れた舗道とは違って、演出のための演出のような点は少なかった
始まりのキャットフード買いに行くところと、終盤の車を追いかけるところが好きだったかな

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

5.0

すごく面白い
映画を見た後の感覚は、愛に関する短いフィルムのあとのそれと似ていた気がする
人間に欲望(たまに病と呼ばれるものをシンプルに描いている
シンプルに描くことが出来るのは演出の的確で適度にある
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.0

エドワードホッパーを感じるような構図と場面設定
演出100%嫌いじゃない

天使の影(1976年製作の映画)

4.0

面白いけれど
戯曲を映画にしているから、映画の要素である物語がやや力不足であるように感じられた。偶然性が映画は入り込むことは原理的に決定していて,それが理性からの解放を指しているはずだが,その偶然が不
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ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

4.7

どのカットもものすごく開放的で自由。でも演出が先走りしていなかった。それは演出のためにストーリーを乗っけているからだと思った。
男女が崖を滑り落ちるシーンはまるでSFで、カルメンという女の、敵対してい
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ローリング(2015年製作の映画)

3.5

ストーリー語るカメラと演出のためのカメラのバランスはよかった
物語を貫徹する光の質感とかカメラワークの速度とかはすごく監督の性癖が出てて良かった
思いつきの駄洒落みたいな物語は好かない
物語を主役にせ
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

5.0

大好き
少し見慣れないカメラワークが始め気になっていたけれど、慣れるとあのカメラワークが癖になる感じがある。
すごく綺麗な街並みと、サスペンスのような展開好きですねぇ

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

5.0

撃ち合ってたあの男とあの女が廊下で転げてキスするシーン、あのシーンのための映画といっても過言でないほどかっこいい
何度も差し込まれるバイオリンを弾く女の顔とか、主人公をまるで気にしない周囲の人間とかが
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

5.0

大好き
印象的なシーンとかじゃなくて、全てがゴダールという人物を鎖に、繋がれている感じで、どのシーンも最高
ゴダールの或るイメージが、優雅でcoolな白黒のSFとして完成されていた。

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.5

はじめのフェラーリが周回するシーン、、二人のポールダンサーがロックを流して踊るシーン、顔の型を作るシーン、アパートの廊下でモデルの女二人とすれ違うシーン、ジャケットになってるプールのシーン、、、印象的>>続きを読む

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

5.0

映画にはこれができるって感じがした
とどのつまり今の僕たちに残された欲望は性欲だけな気がする