カリオットさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Resurface: 波に包まれて(2017年製作の映画)

4.3

短いながらも、濃厚で胸打つドキュメンタリー。もう何度も見直した。
PTSDに苦しむ帰還兵たちがサーフィンによって救われていく。マインドフルネスと体を動かすことの組み合わせは重要なのかと学んだ。
サーフ
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オードリーとデイジー(2016年製作の映画)

-

あまりにも痛々しく見ているのが苦しかった。なぜ被害者の女性が責められるのだろう。やるせなさと絶望が残る。どうしたらいいのか。

アマンダ・ノックス(2016年製作の映画)

4.0

容疑者とされた人物が若くてブロンドの美人だったから。これほど異常に注目され、性的な事柄と絡めてセンセーショナルに掻き立てられていったのだと思う。性的に奔放な魔性の女という彼女のイメージはメディアが作り>>続きを読む

覗くモーテル(2017年製作の映画)

2.4

怖いもの見たさで鑑賞した。
話としては本の出版とジャーナリストがメイン。人間の欲の中でも、見たい欲望と見られたい(認められたい)欲求の2つの点について。本当の覗き魔は誰だったのか…

7月22日(2018年製作の映画)

3.0

ウトヤ島7.22を見たので。
事件だけでなくその後の裁判まで丁寧に描かれる。犯人にとっては事件そのものより、裁判をプロパガンダの場として利用し世界に発信することがより重要だったのではないか。助けてくれ
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Shiny_Flakes: こうして僕は麻薬王になった(2021年製作の映画)

4.0

「ドラック最速ネット販売マニュアル」が実話だったとは!!!!ドラマを見ていたので、ドキュメンタリーも見てみた。

"ドイツに天才現る!"

にこやかに自分の行動を語るマックス。彼はもちろん生身の人間で
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アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.8

ずっと韓国ドラマを見ていたら、なんというかドロドロした実録犯罪ものを見たくなってきて、気分転換に本作をチョイス。(欲しがっちゃう)

都度流れるSNSの動画を見ていると幸せそうで完璧な家族に見える。全
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.8

面白い!!!!全く読めなかった!!Netflixの韓国映画はすごいなあ………。これで2017年ですか。そうですか。
3段構成になっていて展開が変わるとその人の見方が大きく変わる。何かがおかしいな…と五
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TENET テネット(2020年製作の映画)

-

途中で笑ってしまった。全然分からなくて。初見では無理ですね。2回目以降が面白くなるやつだ。いつか見まーす(そのいつかは永遠に来ないかもしれないけど)

ロバート・ライシュ: 資本主義の救済(2017年製作の映画)

3.0

アメリカでの現代の資本主義と広がる経済格差について分かりやすいドキュメンタリーでした。希望を感じさせる終わり方。そうあって欲しいとも思うが…。

マザー!(2017年製作の映画)

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前情報を極力入れず鑑賞した。聖書と人類と環境破壊のメタファーなのかな。
宗教のもとで暴走していく愚かな人類への皮肉ともとれる。これは娯楽作品ではない。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

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シンプルな勧善懲悪もので、メッセージも分かりやすい。ワンダーウーマンのスクリーンを支配する迫力とその魅力に夢中になる。また、なめらかで舞踏のようなアクションシーンには毎回魅せられる。
前作ではスティー
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ジェネレーション・ウェルス(2018年製作の映画)

4.4

夢中で見入った。競争の激しい資本主義、超消費主義の世界で、本当に大切なものとは。
様々な境遇の人達が出てくる。中にはまさにアメリカンドリームの体現者で、望むもの全てを手に入れてきたような人もいる。しか
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山河遥かなり(1947年製作の映画)

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当時アメリカ占領下のベルリンで撮影され、戦争孤児の実態も描かれた1948年の作品。しかしこの映画の原題は"the search"であるから、メインとしては子を探す母とその再会だろう。すごい作品を見た…

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

フランソワ・オゾンによる"君の名前で僕を呼んで"という感じがした。
瑞々しい少年たちによる一夏の恋。相手のルックスに惹かれて、心も理想化してしまったと…。人生を変えてしまうような心揺さぶられる体験に。

地獄の中の戦場 -ワルシャワ蜂起1944-(2017年製作の映画)

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ポーランドの悲惨な歴史
戦後、ナチスに変わってソ連が支配者になっただけ。祖国の独立と自由を求めた悲惨な戦い。(彼らはジェネレーションウォーに出てきたポーランドのパルチザン(AK)の残党に当たるんですか
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

2.9

物語や老人の設定は良かったけど、その他の点が現実感なさすぎてイマイチ入り込めなかった。
様々な街の風景とあのラストシーンに。

つぐない(2007年製作の映画)

4.0

少女の無垢さからの過ち… 確かに嫉妬も大きく占めていただろうが、それよりも淡い恋心から嫌悪感に変わってしまったことが大きな要因のような気がする。彼女の行動は到底許されるものではないが、その気持ち自体は>>続きを読む

シャトーブリアンからの手紙(2012年製作の映画)

-

レジスタンスにより過剰にシンボル化されたギィ少年と、その行為に意味はあったのか分からない共産党への何とも言えぬ反感というか不信感により映画そのものには全くハマれなかったし、そこでフランス万歳と言われて>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.4

「表現の自由を悪用する者からその自由を守るため」というセリフに凝縮されている。
この邦題はダメでしょ。原題は「否定」なのに…

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

初めて見た時にすごくモヤモヤした。何かイマイチ胸に響いてこなかった。彼らの勇気ある行動よりも当局の姿勢に。なんだろうこのモヤモヤは!?と思い原作本を4日で読み、もう一度映画を見る。

若者の悪ふざけで
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.5

爽やかな青春&タイムループもの。映像が鮮やかなパステル調でオシャレ。
中盤、主人公は思考停止に陥る。現実逃避からのタイムループ。変化、未来、喪失への恐怖に足がすくむ。"現実から逃げていたら、自分を見失
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花咲くころ(2013年製作の映画)

3.0

瑞々しい2人の少女たちと共に、初のジョージア映画を。
大声を出し口論するシーンが多い。一方で食卓を囲みお酒を飲娘シーンでは笑っている。結婚式での長回しが印象的。

ひまわり(1970年製作の映画)

3.9

湧き上がってくる感情を抑えられなかった。ソフィアローレンの繊細な表情。静かに響く主題歌と共に悟る。彼らは延々と広がるひまわりの中の一組目でしかないのだと。

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.5

ジニョン!!カッコ良すぎて魅せられてたら映画が終わってた。
ストーリーは王道コメディって感じ。こういうサラッと笑える韓国映画も好き。

ブレイク・ビーターズ(2014年製作の映画)

2.9

東ドイツを描いた作品はどれも好きなんですが、これは残念。映画の構成とか登場人物の行動に整合性がない場面多々あり。シュタージは何をしたかったの?笑
主人公らが体制に立ち向かいダンスと共に自由を求める映画
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ビタースウィート(2002年製作の映画)

3.6

とてもビターな映画だった。これはスウィート要素皆無。十代ゆえの不安定さとか残酷さって…見ていてなんとも言えない気持ちになりました。
まあ、ドイツの青春映画は好きなので評価高めです😊

アンナマリアミュ
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大好きだから(2017年製作の映画)

3.1

何も考えたくない時に笑えて明るい気持ちになる映画。主人公が乗り移っていく中で、様々な人たちのストーリーがオムニバス的に進む。正直メインの話よりこっちの方が面白かった。認知症の老夫婦の話に泣いちゃったよ>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.4

國村隼の存在感に圧倒された。
鑑賞する側の解釈次第な映画好きです。

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.1

パラサイトを初めて見た時と同じ衝撃を受けた。韓国映画、幅広い…。こんな映画日本では作れないだろう…。

"ヘル朝鮮"の遠因である1997年のアジア通貨危機。国家は大企業と財閥を守り、中小企業を見捨てた
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.6

本当の敵は何なんだろう…?と考える。

殺人の追憶の2人が兄弟役やっているの胸熱。パクヘイルさんハンサムよね。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.1

"憂鬱の手紙" "雨が降る夜"
のどかな田園の風景から始まり終わる。17年もの歳月が経っているのにその風景は何も変わらない。何が変わってしまったのだろう…
映画を見てからしばらく経つが、何度も何度もこ
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.0

セウォル号事件を元にした映画。当時連日のように報道されていたのを覚えている。大勢の修学旅行中の高校生が亡くなったのも…
その場にいたら逃げ出したくなるほどの重苦しい雰囲気が支配していた。演技がとても自
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未成年(2018年製作の映画)

2.9

未成年たちと未熟で無責任な大人の対比か…あまり思い出したくない映画。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.6

ミヤネ〜ミヤネ〜(中盤の謎ソング)

アクションと笑いが詰め込まれていて楽しませてくれる。めっちゃ満足。
あいつの取り柄は顔だけなのに!にめっちゃ笑ってしまった。