UNIさんの映画レビュー・感想・評価

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ダグアウトの向こう 今を生きるということ。(2014年製作の映画)

5.0

横浜DeNAベイスターズ、三年目、三本目のドキュメンタリー。

球場に足を運ぶわたしたちには、仕事や学校だったり、繰り返しの毎日がある。
ただ、その生活から抜け出して、選手たちを声を枯らして応援するこ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

5.0

複雑な事情を持った子どもたちの保護施設ショートタームでは、さまざまな事件が起こり、それさえも日常の一部だということが映画全編にわたって伝えられる。ひとりひとりが、その非日常な日常と向き合あおうともがく>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.6

12年かけて撮影して作り上げたメイソンの人生には、普通の映画にはない厚みがあり、その厚みのなかには、誰もが経験してきた人生の理不尽さ、切なさ、そして美しさに満ちていて、観たあとは胸がいっぱいになります>>続きを読む

マーサの幸せレシピ(2001年製作の映画)

4.6

観たあとに「いい映画観ちゃった......、ああ.......。」ってなる、心にじわ〜っと染み渡るような映画でした。

料理一筋で真面目すぎるマーサと、姪っ子のリナ。姉の死をきっかけにふたりは一緒に暮
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.3

とにかく映像と音楽が素晴らしいです。総合的に考えたとき、この点数には届かないけれど、詩的な美しさで溢れる大好きなシーンたちにこの点数を捧げます。

作中でサマンサが、セオドアと人生を過ごした証として、
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17歳(2013年製作の映画)

4.0

主人公のイザベルは、17歳。
そんな年頃だと世界はまだ狭くて、近すぎる自分自身との距離が、もやがかかったような不安定な感情を生み出す。

持て余した感情は、快感を得れば変わるのかもと思ったり、好奇心も
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

自分の大切なものが壊れてしまったとき、どうするだろう。
大切なものは、記憶のなかでどんどんと輝きを増してゆく。わたしだったら、その輝きがどうしようもなく辛くて、忘れたいと願う。
もし、忘れることが本当
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

いろいろな問題を抱えながら、明るい未来が見えなくても、日々を生きてゆく。そうやって生きていると、どうしたって自分たちに明るい未来は来ないんだと思ってしまう。そんな人びとが住む炭坑の街の、小さなバレエ・>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

5.0

主人公が、生きるうえでいちばん大切なものを、見つけるまでのお話であり、丁寧に映画を観るということを教えてくれる映画だと思う。

陽の光のなかで、かけがえのない時間を過ごす父娘を彩る音楽や空間、ファッシ
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

5.0

大げさじゃない噛み締めることのできる希望とあたたかさにじ〜ん。主演ふたりの佇まいもとても良かった。

年の離れた友情をあたたかく撮り切った、撮影監督のハリス・サヴィデスも流石。

tokyo.sora(2001年製作の映画)

4.3

東京の空の下で生きていると、毎日たくさんの人びととすれ違う。でも、その人たちとつながることはない。
そのことが、東京でひとり暮らしをする女の子たちの孤独感を強くする。
孤独に耐えきれなかったり、目を逸
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セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

5.0

まさにわたしが求めていたアクション映画。

くだらなくて美しい世界で起こる、ユーモアと少しの感傷と銃撃戦!

嘘くさい愛のために銃を手にすることばかりのなかで、クソくだらなくてカッコつかないことを、ユ
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

時代が変わろうとも、人間は変わらない。
進化したとはとても思えない近未来のなかで、すべての人間の人生が生まれた瞬間から決められている。
そんななかでも、自分を決めるのは自分だと信じる主人公は美しい。そ
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