かっこさんの映画レビュー・感想・評価

かっこ

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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.0

再現実写とドキュメンタリーの融合。
アインシュタインの言葉は実際に発した、もしくは綴った言葉のみとのこと。こだわりを感じます。
「オッペンハイマー」の関連として鑑賞。
同時代に天才アインシュタインが何
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

もちろんIMAXで。
オッペンハイマーの成功と戦後の挫折、それに伴う苦悩と後悔が描かれる。
戦後の挫折はともかく、戦前戦中はもっと華々しく描かれるのかと思いきや、
原子爆弾の開発成功直後ですら苦悩と不
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

もちろんIMAXで。
デューンの世界にのめり込めるド迫力の映像、音楽が最高。この体験だけで満足。
やはりIMAXで観るべき作品。映像も音楽も、感じる圧力がぜんぜん違う。
オッペンハイマーと被って1日の
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ポリス・ストーリー3(1992年製作の映画)

3.5

ミシェル・ヨーがジャッキーの相棒として登場。
アクションスターが2人揃ったおかげで新しい展開。
2作目のマンネリ感を払拭した気がします。
署長の俳優が変わってしまったのが少し寂しい。

ポリスストーリー2/九龍の眼 クーロンズ・アイ(1988年製作の映画)

3.0

ジャッキー・チェン主演、安心して観られる。
ジャッキーに加えて彼女もアクション頑張ってます。
ただ前作のインパクトと比べるとマンネリ感はあります。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

役所広司と一緒に日々の木漏れ日を眺める作品。

公衆トイレの清掃員としてルーティンワークを徹底的にこなしながら、日々の変化は見逃さずに丁寧に楽しみながら過ごす生活。
平山の表情や態度、所作の温かさ、優
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.5

どこまでが現実でどこまでが妄想か?何を信じればいいのか?
アルツハイマー病という設定でもっと複雑な展開になるかと思ったけど、思ったよりは分かりやすい。
全編通して主演のソル・ギョングの鬼気迫る演技が光
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

全編がPC画面を通じて描かれる斬新な手法は1から継続。
主人公が若くなったので最新ツールの扱いがスムーズになったような?時代が進んだだけ?
手法を守るために展開には少し無理矢理感がありますが許容範囲。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

予告やポスターを見てミステリーだと思って鑑賞したら感性に訴える法廷ものでした。

夫婦関係の落下、夫の物理的落下、妻の社会的落下。
映画という媒体では分かりやすい1つの真実を求めがちですが、現実では事
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.5

漂流サバイバルもの。
トム・ハンクスとバレーボールのダブル主演。ウィルソーーーーン!!
初めてピークに登りきって周囲を眺めるシーンとウィルソンとの別れがハイライト。

思ったよりしっかりサバイバル。孤
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

ケヴィン・コスナーが観たくなり鑑賞。
なんかよく分からんけど終わりよければ全て良しな感動もの。
説明なんて無いけど、登場人物たちは思い切りが良くて気持ちがいいしテンポよくサクサク話が進むのでよし。
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メトロポリス(2001年製作の映画)

3.0

手塚治虫キャラが大友克洋の描く世界の中で躍動。
壮大で緻密な背景とガシガシ動くキャラクターたちのアクションが凄い。
ストーリーは今となってはありきたりに感じる。
割とあっさり物事が進んでいくので雑な印
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

独特の世界観の中でエマ・ストーンが知性と快感を求めて色々な意味で躍動。

エマ・ストーン演じる少女(?)ベラの成長を追いかける展開。
大人の身体に入った少女という異常性はありつつも、
精神、知性、その
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

SFラブコメ、タイムループもの。

難しい理論は抜きにして明るく前向き、最後はしっかり感動的なハッピーエンドで良い作品。
主人公のフィルがループによって人間的に成長していく様子が丁寧に描かれている。
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

実話ベース。
飛行機事故で雪山に閉じ込められた青年たちの極限状態での遭難生活を描く。

飛行機事故のシーンからずーっと描写がリアルで見ているだけで苦しい。
映画にも関わらず描写が大げさ、ドラマチック過
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

知識として分かっているつもりでも、映像で見ると解像度が全く違う。
自分たちが日本でのんびり暮らしている間にも、隣国では多くの人が洗脳され、人権が奪われ、命が失われている衝撃。
2つの家族の脱北に密着し
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.5

CGをふんだんに使ったライダーとオルフェノクのアクション、キャストも概ね集合して20周年の同窓会ムービーとしては満足。
木場と啓太郎がいないのはキャスト的にもストーリー的にも残念ですが仕方ない。
スト
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

ケネス・ブラナーの名探偵ポアロ3作目。
前2作とは違って幽霊屋敷という地に足ついた(?)閉鎖空間での事件。
キャストの豪華さこそ無いけど、大作の貫禄を感じる豪華な舞台、映像は健在。
さらに謎が二重三重
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

ナイキのエア・ジョーダン誕生秘話。

ソニーを始めとするナイキの面々の仕事に向き合う情熱と胆力がすごい。
もっとクールな映画かと思ったらとにかく熱く人間臭い主人公たち。
それらとぶつかるジョーダン母の
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

小説が原作の作品。
終始シリアスなクライムものと見せかけて、ブラックもしくはシュールにクスっと笑えるシーンもあり。

作中の時間のほとんどが主人公のモノローグをツラツラと聞かされ、暗殺者としてのスマー
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.5

メル・ギブソン監督主演の伝記モノ。

重厚感あふれる映像・音楽の中でセクシーなメル・ギブソンが躍動する3時間。
アイルランドの風景が美しくて飽きない。
制作された時代もあって、CG無しの生々しい映像が
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真実の瞬間(とき)(1991年製作の映画)

3.0

ハリウッドの赤狩り。
赤狩りの対象になった映画監督の男と周囲の反応を描く。
派手なシーンは少なくて淡々と展開していった印象。
だからこそ赤狩りのターゲットにされたラリーやパトリシアの悲壮感や
ラストの
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

TRPGはプレーしたことありません。

「アウトローたちの誇り」って邦題はダサい気がするけど、
中身は大人から子供まで楽しく観られる「こういうのでいいんだよ」的な本格ファンタジー映画だった。
俳優陣は
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

A24作品。映像と音の心地よさ、美しさを楽しむ作品。
何も無い余白のあるシーン多め。ASMR感。

次第に絆を育んでいく(決して性的ではない)クッキーとキング・ルーの関係性が
西部開拓時代?の危うい世
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

タランティーノ監督デビュー作。
映像も音楽も綺麗になり、公開が30年前とは思えないスタイリッシュさ。
劇場で観られてよかったー。
正直大した事ないあらすじなんですが、
会話劇と余白と音楽と編集でスタイ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

2024年映画館初めはゴジラ。
山崎貴監督への賛否両論が渦巻いてというのを聞きながら鑑賞。

人間ドラマは演技大げさで展開が都合よすぎな気もしますが、
神木隆之介くんがゴジラに立ち向かう動機づけをじっ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

北欧の雄大な自然を舞台に、不死身の男がたった1人でナチス相手に大暴れ。
ゴア表現強め、西部劇要素あり、ホラー・スリラー要素あり、シュールコメディの側面あり…と欲張りセット。
時間も短くサクッと終わる。
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

公開中の「ドミノ」が「インセプション」に似てるというレビューを散見して久々に観たくなりました。

夢の中、頭の中という奇想天外な舞台、それを許す大胆な世界観。
それらに納得感を持たせてくれるダイナミッ
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ドミノ(2023年製作の映画)

2.5

ロバート・ロドリゲス監督、ベン・アフレック主演。
いかにもな題材と大げさで既視感のある演出。
サクサク展開してテンポはいいと思いました。
しかしそれが安っぽく見えてB級の印象が強くなり、
さらに登場人
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

クリント・イーストウッド監督作品。実話ベース。

緊迫感溢れる戦場。
どれだけ難しい決断を迫られても、ひたすら冷静にいなくてはならないスナイパー。
国を、仲間を守る牧羊犬でありたいという単純な願いから
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

オリジナルのSF大作!CG、映像のクオリティ!劇場のスクリーンで観られる!
これだけで自分としては高得点つけてしまう。

ストーリーはいわゆるAIモノ、AI撲滅派とAI共存派が争う近未来が舞台。ありき
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

上映時間3時間半弱!長い!
これは劇場で観ておかないと億劫になるな…と思い切って鑑賞。

正直、上映時間が長過ぎてダレたり眠くなるのを心配していたけど、
背景、音楽、俳優陣の演技、どれも良くてどのシー
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.0

デンゼル・ワシントン主演、イコライザー第3作。
なんかもう前作の話とか覚えてないな〜と思いながら鑑賞。
いきなりイコライザー丸出しのスタートで、マッコールおじさんのことを思い出させてくれた。
同時期に
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.0

ザ・90年代のSFスペクタクル。ローランド・エメリッヒ監督。
超有名作品であらすじは知っていたけど、きちんと見たことなかった。
子供の頃に金曜ロードショーなんかで観たことある気もしますが、
今となって
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.5

現代アメリカで『葉隠』を愛読書にしながら武士道に生きる殺し屋を描く。
殺し屋とマフィア幹部との主従関係。最後まで仁義を全うする。
現代でここまで命を賭けて仁義を大事にする(できる)のはアウトローだけか
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