主人公は正義感強すぎてナイーブな侍だ。それに初恋にそっくりの女に一目惚れした。まったくかわいそうな男だ。
西部戦線異状なしのポスターが見れる。泥だらけで涙を隠すようにシャワーに入るシーンは決して忘れない。
「こけ猿の壺」というマクガフィンに関する人々は、宝物より自分の日常生活にもっと興味がある。
騒がしくあちこちとぶらつく雰囲気は小えんの精神を映すか。バスが出発後の沈黙が心を落ち着かせる。そのシーンはもっと長くすれば良かった。
予想の通り、第一版の映画は良いだ。第二版に出るシーンの一部は第一版のと一緒かな。セリフはちょっと違うだが、全体のストーリーは大体同じだ。
「一緒に行ってくれる」とかのインタータイトルについては、なぜサイレント映画の監督がそんな二重写しをもっと使わなかったのか。
岡田時彦は本当に理想的な主役だったな。そんなに若くして死んだのは残念。