jomdさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.7

軽妙でコミカルなミステリ作品

俳優陣とテンポの良さのおかげでサクッと楽しむにはちょうど良かった。

アガサ・クリスティ風のミステリーを追うサム・ロックウェルとシアーシャ・ローナンが可愛らしくて目が離
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.7

とある事故から記憶なくした主人公、退院後から未来予知のような体験が増える。自分の夫と名乗るものと仲睦まじく生活を送るが、徐々に自身の過去の記憶を取り戻す最中で本当の夫なのかと違和感を感じるようになる。>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.5

閉鎖的な風土や世間の風聴が故の生きづらさ、二人の愛らしさとなんだかんだ憎めない周辺の人間関係、可愛くて愛おしくてラストの視界が開けるような爽快感含めて今年ベストに入る映画体験

分かってはいるものの認
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

使命と信念を滾らせた今年一アツイ男たちがスクリーンに現れる!

バトルあり、ダンスあり、ロマンスありのインド映画らしさを凝縮しまくったゴキゲンな一作

あまりにもオーバーな演技や、想像だにしない戦法、
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

同じ1週間を繰り返している、よりにもよって最悪な1週間を・・・
タイムループを相手に信じさせるにはどうすればいいか、どうすれば抜け出すことができるのか?

まったく壮大ではない、小さなオフィスの中で起
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ウェンデルとワイルド(2022年製作の映画)

3.2

とあるきっかけで両親を亡くした主人公が、悪魔を現世に呼び出してしまう。
かつて賑やかだった街も活気がなくなり、悪徳会社によって存続が危ぶまれている。

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『コラライン
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.7

グロというよりキモが勝った

ひたすら不快で、ひたすら赤い

キワモノ好き、こういう映画が好きな人しか見ないだろうから注意もなにもないが、生半可な気持ちで見るとしばらくげんなりするだろう。

ゾンビ物
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.2

それぞれ別の生活を送る三姉妹。
三者三様の環境に置かれ、どうしようもできない傷を背負い、生きている。

父親から受けてきたバイオレンス行為故にそれぞれが身体的にも心にも傷を負い、何年経ってもその傷は癒
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ホーカスポーカス 2(2022年製作の映画)

3.6

30年の時を経てホーカスポーカスが復活

オリジナルキャストそのままで、活き活きとなんなら前作よりも楽しそうなアンダーソン姉妹を見れてよかった。

それで良いのだろうけど、本筋自体は前仲よかった三人組
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

神話とおとぎ話の融合、寓話のような物語

人ならざる何かが誕生し、喪失に包まれていた夫婦は天からの贈り物だと確信し育てることにする。

キリスト教の物語をなぞった物なのかなとぼんやり思ってはいたものの
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

好きなものを追い続けることを肯定してくれる一本

ストーリーの良さもあるが、キャスティングがそれ以上に良かった。

突き抜けて何かに突出しているミー坊を取り巻く皆はそれぞれ優しさに溢れているものの、彼
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死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

4.0

アッシュはつらいよ3 死霊悪魔軍団死闘篇

なんやかんやあって中世に飛ばされて、死霊悪魔軍とネクロノミコン争奪戦を繰り広げる

コメディホラーとして完全に振り切っている。

何やってんだアホすぎだろ・
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.6

殺し屋ばかりを乗せた新幹線が京都へ出発。最悪の新幹線旅行のはじまり。

シンプルに長い。殺し家が多いからしょうがないとはいえ本当に長い。
新しい奴が登場するたびに数分前に戻って何があったのか、何が起き
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

4.0

ファン・ジョンミンが誘拐された!?だけ聞いてるとただのファンムービーだろ・・・とつい鼻で笑ってしまいそうになるが、そこはさすが韓国映画だと感嘆するほどのサスペンスアクションが待っている。

チームワー
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牛久(2021年製作の映画)

4.0

東日本入国管理センターの実情を収容されている難民の方々との面会にて対話をすることで描くドキュメンタリー

何かしらの理由があって国に居られない人々が"難民を受け入れる"とうたった日本にやってくるものの
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.8

CGでの背景や細部の造り込みがエグすぎて、全てを通り越して見て良かったと思わされる一作

プレジャー・アイランドの悪ガキにとっては天獄であり、良心ある子供からしたら邪の世界が広がっている様子が凄すぎて
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

3.7

やたらと場面写は目にしていて気にはなってたものの見てなかった作品シリーズ

パシっと服を着て渋い顔をしたフォトグラファーの主人公は、実はホームレスだった。とパッと見ありがちな出オチ映画なあらすじだがそ
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激怒(2022年製作の映画)

3.6

ディストピアも誰かにとってはユートピア

行き過ぎた治安維持、それに伴う排他的な差別が蔓延した町の諸悪の根源へ怒りの鉄拳を何度もぶちかます。

黄緑色のゼッケンと帽子をかぶった市民パトロールの方々には
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

生き物として"見る" "見られる" ことによって生じる生存に関わる危機反応。
エンターテイメントにおいて"消費する者(搾取する者)" "消費される者(搾取される者)"より後者が味わう屈辱と傷

この二
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アス(2019年製作の映画)

3.7

トワイライト・ゾーンのような風刺・ホラー・奇妙が入り混じった作品

最初はトラウマに関しての物語かと思っていたが、実際に行われたハンズ・アクロス・アメリカを用いての社会風刺へと繋がる。

何がテーマ、
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.8

最強の捕食者=狩人はだれだ!?

無駄な部分、なんかノイズに感じるシーンがほぼなく、『プレデター』の本質を描いたような一作。

バトルシーン、グロシーンも手抜きないため見応えあり。

前作のようなツッ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

中盤につなげるための前振りが長すぎて、先行きが不安になったもののそこを通り越したらジェットコースターのような展開が次々起こるのでアトラクションとして楽しめた。

恐竜同士の『この地で最強の恐竜は誰だ!
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モービウス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マット・スミスがいいキャラをしていて、マット・スミスのおかげで成り立っている一作。

それ以外はすべてぶつ切りで、手垢がベッタベタについたような大味映画だった。

ぶつ切りなおかげでテンポが異様に早く
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