カマキリ野郎さんの映画レビュー・感想・評価

カマキリ野郎

カマキリ野郎

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

マイオールタイムベスト『マッドマックス 怒りのデス・ロード』フュリオサ大隊長の前日譚。アニャの美しい目に見惚れる。フュリオサの母、強い女性は美しい。フュリオサの義手の伏線をあんなにカッコよく回収するな>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

ゴジラの放射熱線がピンクなの厨二病すぎて大好き。ゴジラの走り方人間すぎて大好き。コングいっぱい出てきて大好き。モスラ綺麗で大好き。怪獣いっぱい迫力いっぱいだーいすき

#🎬 #8 #2024

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.0

CG技術が凄まじく開始早々美しい自然の風景に圧倒されます。このシリーズは猿と人間の共存可否(対立構造)が主題ですが、今作はそのテーマは割と気薄で、どちらかというと原始的な信仰と内紛を描いています。猿と>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

寝る前の小説、カセットテープで聴く音楽、仕事終わりの銭湯、浅草地下街で飲む焼酎、そして美しく佇むスカイツリーと下町の風景。木漏れ日から光が照らすように小さな幸せが溢れる。五感が研ぎ澄まされる素敵な映画>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

貧困、ひとり親、介護疲れ。生まれた環境、団地。社会問題がこの映画の側面にあるので一見悲壮的に見えますが、"市子"は"市子"を守るために悪魔のように強く生きる。雨に打たれる市子、プロポーズの涙、その心情>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

現代の若者の心理傾向をよく分析した作品かと。『TALK TO ME』という作品名は言わずもがな孤独や寂しさの表れ。もちろん主人公のミアも然り。ミアが見ていた母親の霊は本物か幻影か。ミアの精神不安は霊の>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

新年1本目。イーライ・ロス監督最新作の王道スプラッター映画。ギャグ要素が少なくゴア描写が単調なのは少し残念。ただ初手の群衆パニックシーン、ママ丸焼きシーンは景気良く笑えて爽快。ジェシカ役の子かわいい>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラの造形120点。人間ドラマ臭すぎて20点。神木くん以外、キャラの心情変化が崩壊してる気がします。それでも令和ゴジラとしてアップデートした造形と映像の美しさに魅力されます。白熱光吐くシーンヤバすぎ>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.5

モキュメンタリー風なスマホの縦画面や、古典的なヴィレッジ・ホラーの設定、そして中盤以降の荒い近距離アクション。阪元監督の作る映画は、映画というよりコントに近い魅力が溢れていますね

#🎬 #11 #2
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.0

通気口の音だけが響く絶望の地下空間に35年間監禁されていた男が外の世界に放たれる。オウム返しの言葉が世界のタブーに切り込む鋭利的な言葉の意味を持ち、世界を壊していく。胸糞悪い表現が多いけど、すごくロッ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終始死の匂いがしてホラー映画ぽい。悪趣味で好き。後半からは難解すぎて、パヤオさんの創造的人生の持ち時間は一体何年続くんだ、って思いました。場面が断片的で人に人間らしさを感じさせない描き方はわざとかな?>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

??「翔平さん、遅すぎて抜かしそうになったわ」

#🎬 #5 #2023

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「私はあなたの上に汚物を投げつけ、あなたを軽蔑し、見世物にする」
ジョーダン・ピール最新作。"見るもの"と"見られるもの"、"消費するもの"と"消費されるもの"
。立場の逆転劇。静と動を飾り付けなく無
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

タイ東北部の土着信仰を背景に巻き起こるモキュメンタリーホラー。『女神の継承』というタイトルから潜在的にこちら側を騙し、ラストには"信じた神が見えない"という恐怖。途中の監視映像怖すぎ。ミンちゃんの悪霊>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

恐竜と人間の"共存"が主題のワールドシリーズ集大成。もはやイナゴワールド。今までは恐竜が人間に懐くペット的な描写が"共存"のひとつの描き方だったので、今作はそこが少なく割と現実的でしたよね。ワールドに>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

台湾発POVホラー。アジア特有の土着信仰、呪い、祟り。『コンジアム』と似た面白さがあるが、今作は親子愛など物語としての基礎がしっかりしているので見やすいですね。POVとしての作りが若干荒かったかなあ>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

台湾発のパンデミック・ホラー。最上級のゴア描写。血の量ヤバい。『新感染』でもあり『アイアムアヒーロー』でもある。ただ今作は通常のゾンビと違い、人間の知性を保ちつつ、欲望や理性が解放されているのが面白い>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

流行りの80年代を通り越して、終始70年代を感じさせる懐かしの王道ホラー作品。老夫婦の"性"と"若さ"への執着が生む憎悪。ポルノ撮影と相まって上手く芸術に昇華されている。露出狂しか出てこないの好き>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シャマラン監督のワンシチュエーションスリラー作品。時間が急速に進むプライベートビーチでの人間模様を描くこの設定だけで勝ち。"老い"が主題なところも面白い。ただこの設定において、身体的な成長や老いは理解>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

新解釈でも再構築でもなく、続・ウルトラマン。カメラワークや台詞回しで庵野作品だなあと感じつつ、ヒーロー哲学や効果音は初代ウルトラマンをしっかり踏襲。戦闘シーンがダサカッコよくて、きっと回り回って令和的>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

サイコパス犯罪者の描き方にマンネリ化が見えてしまったなあ。ほぼ2時間素人推理モノ。面会室での死刑にいたる病の伝染(血縁関係の有無)を彷彿させる描写は白石監督ぽくて好き

#🎬 #42 #2022

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