かめさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

かめ

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メランコリック(2018年製作の映画)

2.2

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「街の銭湯が裏で殺しをしてる」っていう大きな設定は好きだけど、キャラクターやら展開やら、全体的に解像度が低いように感じた。

登場人物全員の倫理観が欠如してて、作中ずっと独特の狂気が漂ってるんだけど、
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.2

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概要だけ聞いて知ってたけど思ってた数倍細かく描かれてた。

話の上手いおじさんって妙な圧と親しみやすさが共存してて怖いよね。

オチの美津子は流石に演出くさくて
「そうはならんやろ…」と思いながらも、
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.0

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ドラマのないアクションは退屈だし
キャラクターのないドラマに意味はない。

老スタローンと投げナイフステイサムはかっこいい。
けど、それだけの映画

ランボー(1982年製作の映画)

4.5

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最強の軍人vs警察組織

前半は訓練された1人の人間と警察の狩り合い
後半は帰還軍人の世の中に対する儚い抵抗

序盤主人公も周りの人間も頭おかしくて共感できず置いてかれ気味で進むけど、最後にランボーの
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.0

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設定が難解で説明に時間をかけると面白さが半減するってこういうことかってなった

終盤のアクションは最高なのに序盤の世界観の説明で疲れてしまってあんまり集中できなかった。

「口で説明するより見たほうが
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.9

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やっぱティム・バートンだいすき。

ビジュアルが完璧すぎる

ところどころ展開が無理あったりしたのは尺的に仕方ないのかな。

ともあれこんなんビジュアルだけで売れるよね。

エミリーの儚い感じがとても
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

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岸井ゆきのがとにかくかわいい。
他の人に嫉妬してるような、不貞腐れた顔でないものねだりの人かって気付いた。
でもこの女優さんは笑顔がいちばんかわいいね

成田凌はやっぱり圧巻かもしれない。
妙な色気に
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0

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なんだか自分の境遇と重なって胸にジーンときてしまった。

ストーリーは典型的な金の羊毛型。
自閉症を患ったウェンディが、脚本を届けるためにロサンゼルスまで旅をする話。
道中犬のピートのせいでバスを降ろ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

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復讐の物語。
映像がめっちゃ綺麗で良い。

荘厳な感じの雰囲気で、静かに始まるし最初は惹かれづらいけど、息子が死ぬあたりからどんどん引き込まれていく。

上映時間長いけどこの静かなテンポを保つためには
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.2

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おもしろくない…

悪党を監獄から出して他の悪と戦わせるって結構緊急事態で異常な出来事のはずなのに、特に緊迫した状況ではなく、ただ「スーパーマンが死んだから」だけ。
結局戦う敵も身から出た錆だし、仕切
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.0

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すごく良かった。

毎日顔が変わる人と付き合う苦悩や葛藤をリアルに描かれていて、ウジンにもイスにもすごく感情移入ができた。

イスさん可愛すぎです。

天使のたまご(1985年製作の映画)

3.8

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押井守のフェチズムと天野喜孝のアートワークを体感するだけの映画。

当時はだいぶ酷評されたようだけど今の観客は幅広く受け入れられる度量を持ってるし考察の余地があるのも好きな人は一定数いそう。
かく言う
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

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長いけどそれ相応の満足感。
知識がないので正直オマージュはあまり分からなかったけどそれでもしっかり楽しめる構造になってた。
主人公の言動が子供臭いのは仕方ないと言えば仕方ないけど恋愛観においてだけ直情
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

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ほほえみデブが掴みだけのキャラだったことが衝撃。
前半の訓練所のシーンがよく話に上がるけど、後半のカウボーイが指揮を取るところからの物語の加速がすごい。
ただ1人の狙撃兵を倒すだけなんだけど、すごいハ
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

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脚本の教本でよく紹介されているもんだから気になって見てみた。
彼氏の心を取り戻すために法学部へ入学するけどその結果それよりも大切なものを手に入れるっていう形の傑作だと思った。

ネイリストの友人が別れ
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

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勝手に震えてろの方が好きだったかも。

主人公が脳内で独特なくせを持っているのは一緒だけどAの存在が最後まであまり分からなくてモヤっとした。

君は天然色は最高

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

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エンタメとして最高。

わかりやすい設定に等身大ながら優しくかっこいい主人公。

敵(?)の犯罪者たちのデザインも上手い。

ドクが最後の最後ベイビーの味方をしてくれるとは思わなかった。

教科書にな
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マスク(1994年製作の映画)

3.5

ジム・キャリーの傑作映画。

コメディ映画なので細かいところは気にしない。
昔のカートゥーン的描写が多く扱われていて楽しかった。
マスクのような、陽気で愉快に見えるサイコパスチートキャラ(ジョーカー的
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.8

何故児童ポルノが法律で規制されているのかがよくわかる作品。

序盤ヴィオレッタが美しすぎて映像美系の作品かと思ったが、後半の振り幅で映像だけの作品じゃないなと実感する。

母娘の歪んだ愛。美術表現とポ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

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思ったよりも血がブシャーとかしなくて、スプラッタとは呼べない。
でもそれがむしろ怖い。

ヒッチハイカーを車に乗せるシーンは密室で逃げられない舞台設定のせいか本当に怖かった。
小さなナイフで指を切ると
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

さらば、全てのエヴァンゲリオン。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画って、
「歌って踊って、音楽の力で大体の事は何とかなる!!ハッピー!!」って感じで、

主人公はだいたい明るくてポジティブで、ひょうきん者だったり愉快な奴だったり…
道端でいきなり歌い
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.1

敢えてチープな言い方をすると「エモい」映画。

同じ女優演じる2人が同じ男の事について手紙を送り合うという、なんとも奇妙なお話なんだけども、不思議とすんなり頭に入ってくる。

これ、一人二役にするもん
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

2.6

主人公がマジでパッとしないし全然主人公しない映画。

原作未読。

森田先輩(伊勢谷友介)がカッコいかった

何者(2016年製作の映画)

2.2

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簡単に言うと、刺さらなかった。

何故だろう、この映画のターゲット層である「まだ何者でもない若者」のはずなのに。


当たり前のようにSNS社会を生きてきた自分にとって、「聞き飽きたあるある話」を聞か
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

いくつかの長回しのシーンを繋ぎ合わせ、まるで全編ワンカットで撮影されたように見せる手法で話題になった作品。

ワンカットの没入感、緊張感で、かつてないほど戦争のリアルを感じることが出来る。

見ていて
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.0

“ヒトラー”という過去の遺物を現代に持ってくることで、現代社会や民主主義を問いかける政治的セミドキュメンタリー。

コメディ映画と聞いていたので軽い気持ちで見たら、面を食らってしまった。

ヒトラーや
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

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2日続けて庵野作品。

こちらは自己投影薄めで、平成初期に横行した女子高生の援助交際を、当事者目線でリアルに描いている。

高校2年生のヒロミが、ある日百貨店で見た12万円のトパーズの指輪に惹かれ、店
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

4.2

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庵野監督は、作品への自己投影がかなり強い人なので、この作品も例に漏れず庵野ワールド全開。

個人的にはメッチャ好きでした。


この物語の原題は『逃避夢』らしいが、
その名の通りまさに現実逃避の末の夢
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

AIとの間に愛は生まれるのか?

の話かと思ったら、そっちはミスリード。

来たるシンギュラリティの時代で、人間はAIには勝てない、というテーマを、最小限のキャラクター、最小限の舞台でシンプルに表現し
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.1

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故郷へのノスタルジーを描いた作品。

故郷であるシチリアの村に30年帰らず、夢である映画監督になったトト(サルヴァトーレ)が、少年時代の恩人・アルフレードの訃報を聞き、当時の記憶に想いを馳せるお話。
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

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イカれたシュールギャグという感じ。
少なくとも僕はそんなふうに鑑賞しました。

何を食べて生活すれば死体をマルチツールにして無人島から故郷へ帰る男の話なんて思いつくんだろう。

死体が出す腐敗ガスのオ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

2時間の前置きがあるライブ映像だった!

これはなんも知らんくてもQueen好きになる

これは史実なので脚本云々へのコメントはなしで。

映画館で観たかった〜〜〜