所々笑えたが、観終わった後は「ん〜」とイマイチな気持ちでした。何を見たんだろう、というか。
不運な人って悲しいかな、驚くほど不幸を引き寄せてしまうんだよね。
終始、司葉子の泣き方にぐっとくる。最近笑い声みたいな泣き方をよく聞くもんで、つい比べてしまう。
最後の夫は優しいけど、「父親」で>>続きを読む
ビリーはまだ子どもなんだ。お父さんがようやくそのことに気がついた場面がなんとも言えず、辛かった。
ビリーがバレエに夢中になっていった理由は漠然としているし、本気になった瞬間というのも明確ではない。>>続きを読む
これは「喜劇」なのか…。喜劇というジャンルについても考えさせられる。
最初、主人公が頑固おじさんという印象で、観ていられるかしらと心配だったが、しっかりと人間が描かれていたのでどんどん引き込まれて>>続きを読む
ブルータスでお勧めされていたので、完全に内容を知ってからの鑑賞。
簡単に不倫する夫に唖然とし、素直さを履き違えている発言に恐怖を覚えたけど、この人は別に特殊ではないと思う。男性が誰か一人の女性を愛>>続きを読む
辛い…。
子供の頃って、大人から見ると残酷で良心が欠けているようにみえることも平気でしてしまうことがある。でもだからって、本当に他人のことをどうでもいいと思っているわけではないし、傷つかないわけじゃ>>続きを読む
周りにいる大人が全然子どものことを考えられてなくて辛かった。
お祈りをしない子供を責める大人も嫌いだし、死に戸惑う子供にお別れの言葉を読ませる大人も嫌いだし、肝心な時に助けてくれないイエス様も嫌い>>続きを読む
素晴らしかった!
映画が「映画的」であることを追求していったように、まだアニメーションが地位を確立していない時代に、これでもかというほど「アニメ的」表現が模索されている。
こういう作品を観ると、テ>>続きを読む
丸谷才一の小説を読んで、すぐさま鑑賞。原作よりも、老いとエロスに焦点を置いている印象を持った。浦野や豊崎をはじめ、男性陣が想像よりも「老い」ていて、それが強調されると正直こんなに気持ちが悪いものかと>>続きを読む
ジャケット写真、題名からほんわかした話なんだろうなとワクワクしてたんだけど、子供二人で生活できるようになる“理由”が何だか寂しかった。子どもながらに、お互い自分を一番必要としてくれているのは、アンネ>>続きを読む
先が読めたけど、とりあえず観た。
ルイが先生を通して手紙を書いたり、殺害の経緯を告白したりする理由が最後明かされず、結局何故ルイと先生が通信しあったのか、よく分からなかった。ただ共振しあっただけ?>>続きを読む
三谷作品はこれまでいくつも途中で挫折してきたのだけど、佐藤浩市のナイフ舐めという噂に釣られて観た。やっぱり俳優さんの演技が舞台っぽい(そこが一番苦手ポイント)けど、阿呆らしくてでも面白くて、ここ数年>>続きを読む
ここ最近みたアニメのなかで断トツ好きだった。
空想好きの女の子。香水をつけて、色とりどりの色鉛筆を持ったお嬢様。「羨ましい」、「理解して」、「そうなの」、子どもの時の気持ちが全部蘇ってきて、どのシ>>続きを読む
徳川夢声をモデルにした先輩弁士が登場するという話を事前に聞いていたから、主人公の語りはやっぱり知識人に愛された「語りすぎない語り」なのかと思いきや、まさかの…。いや、当時本当にああいう弁士がいたこと>>続きを読む
前評判や予告では、資産家の主人が屋根裏部屋に住むメイドたちと交流していくなかで、本当の幸せを見つけていく…みたいな話だったけど、あれ、何か違うね。主人はマリアに下心があって、その親しみから勘違いをし>>続きを読む
市川監督は『東京兄妹』しか観たことがないけど、素朴な少女が好きなのかなぁという印象(銀色夏生の詩集を持っていそう)。もちろん私も好きです富田靖子可愛い。
最近はドキュメンタリー風の映画が多いから、>>続きを読む
わんちゃんが野生を取り戻すシーンとわんちゃんが追いかけてくるシーンしか好きなところないんだけど、どういうことか。
でも、訳もなく「数学者」という響きに惹かれるのは私だけじゃないはず。
あぁ、ジャケット写真のシーンはどこだったのだろうと思っていたら、そうか…そうあって欲しかった「過去」だったのか。
ガンの宣告を受けるショックで呼び出した患者が息子を殺したわけじゃない。だけど、行き>>続きを読む
普段なら観ないジャンル・時代の映画だが、今回はBSで放送していたので、「もう何回も観た」と言う母と鑑賞。
母がアランの父親がジャングルから来た乱暴者と同じ俳優さんと教えてくれ、気になったので調べた>>続きを読む
幼少期、評論社から出版されているロアルド・ダールコレクションが愛読書で、本映画の原作BFGもその一つだった。スピルバーグは得意ではない方なので、警戒してはいたが、序盤あたり、BFGがふわりふわりと巨>>続きを読む
序盤からもっくんが変な髪して変な踊りして歌ってるけど、こういう作風大好きです。
和尚さんが放屁の説法してる時、「え、好き」と思ったんだけど、あの時は白けた顔じゃなくて、拍手喝采で終わってほしかった>>続きを読む
報われない。
でもいったい誰が彼らを救えるというのだろう?政府、役人、隣人…。悲しいことに、誰かを守るための法律が別の誰かを苦しめるはめになるという連鎖は止められないんじゃないか。
絶望したダニエ>>続きを読む
好きだけど、中身スカスカだよって眠くなる。アンナカリーナさえいれば、この世は楽しく生きられるって気分にさせられるし、「カラーやや初期でアンナのファンデーションを塗り過ぎなのがデジタルリマスターで目立>>続きを読む
軽快なラブコメ。
この作品の清川虹子って、全盛期の京マチ子のお母さんかってくらいに話し方や雰囲気が似てる気がする。
腕をさすってあげる鶴田浩二が素敵だった。
好きだーーー!
沖田監督作品を一つも観たことのない頃、幅広い題材を扱っていて作家性よりも商業的、職人的監督のような印象を持っていたけど、やっぱり全体に通底する優しさ、温かさは沖田作品独自のもの。そ>>続きを読む
意外とFilmmarksではいまいちな評価が多いんですかね?私はオルミ監督とキアロスタミ監督までは大分盛り上がっていた。孫想いでロマンチストなおじいちゃんの決断は誰もが出来たのにしなかったこと。マダ>>続きを読む
食欲がない時に見て、元気出たから、ラストあたりでお昼ご飯食べ始めたんだ。きっっっも。また食欲失ったさよなら。
まあ簡潔にいえばそういう話なんだけど、途中二人で過ごしてるあたりが一番面白かった。静か>>続きを読む
インド映画はやっぱり歌が最高!
劇伴や歌もそうだけど、インド映画には映画の原初的な喜びが感じられる。
私自身が男子グループ独特の下ネタが苦手なので、途中若干怪しかったが、全体としては太陽みたいな明>>続きを読む
好きな雰囲気はある。絵も好き。足がつったら、ほっといて。でも途中、すやすやしてしまうのは仕方ないよね。それが許されるような物語だった。
誰もが「運命」に翻弄されて、苦しんでいる。それでもアンナはどんなに苦しくても、義理の両親への愛を忘れないことに胸が痛む。
アドリアンは戦争中、大きな罪を犯し、その罪に苦しむが、時は少しずつ人を癒や>>続きを読む
冒頭から既視感があったが、そういえば高校時代に見て、途中で観るのをやめた作品だった。
今回は沖田監督につられて観た。80年代の雰囲気がベタなんだけど、まぁそれが80年代か、と感じさせる楽しさ。最初>>続きを読む