ryosukekanaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ryosukekanai

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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

3.5

ストリートカルチャーを語る上で無視できない傑作、とあらゆるファッション誌やカルチャー誌で取り上げられる本作。観よう観ようと思っていたのだが、いったい何年越しの鑑賞なのやら。。
ユースたちの怠惰な日常か
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

『12人の優しい日本人』鑑賞後に、元ネタをー、と思い鑑賞。コメディ要素は三谷幸喜の味つけだったわけですね。そもそもの本作の題材は息子が父親を殺害した事件で、有罪とあらば被告である息子は電気イスだ、とは>>続きを読む

うなぎ(1997年製作の映画)

3.1

結局、手紙は現実だったのか虚構だったのか…。若き日の役所広司の堅ブツ感と、うなぎにだけ心を開けるというキャラ設定のギャップが何とも。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

グレイス役のブリー・ラーソン、昔好きだったあの娘に似ていて、もうそれどころではなかったよ。どうしているかな。結婚したとは聞いたけれど、元気にやっているのかな。
そう、本作のラストはとても素晴らしい。グ
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.8

『12人の優しい日本人』、『笑いの大学』と観てきたが、本作含め初期三谷作品が好みだ。冒頭の2作と同じく、会話群像劇の随所に散りばめられる言葉的面白さ。台詞を聞き逃すことは、初期三谷作品を観る上では死に>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.1

ジュラシックパークを思い出しました。ゴジラvsキングコングへto be continued…

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.0

モキュメンタリー。なぜか殺されずにヴァンパイアたちに愛される人間・スチューの無双感、じわじわ来ます。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

政治風刺コメディ映画だと認識して鑑賞。総理大臣が記憶を失ったことをきっかけに、政治や家族との関係を修復していくストーリーは痛快だが、果たしてこれは完全にフィクションなのか。
作中の奇天烈な夫人は明らか
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未来の食卓(2008年製作の映画)

3.0

オーガニック、本作の子供の言葉を借りて言うと「自然のまま」。農薬や添加物について改めて考えさせられる作品だった。とともに、オーガニック、ナチュラル製法、自然派、有機栽培…といった類似する(と、素人目に>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

3.1

小気味よく、まるでチャップリンの時代の無声映画を観ているかのような序盤。「お、これは!」と思いきや…、音声が入り、役所広司と稲垣吾郎のやり取りが始まってからは冗長に感じられるボケ・ツッコミの応酬。まる>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.8

なんとも最高な作品だ。まずタイトルからして最高だ。『クレイマーvsクレイマー』、引き算の美学を感じずにはいられない。
離婚と親権をテーマとしつつも、ダスティン・ホフマン演じるテッドと、ビリーの成長譚が
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感染列島(2008年製作の映画)

2.6

コロナ禍の今観るべき映画、ということで鑑賞。フィリピンに端を発する鳥インフルエンザから人への感染が蔓延しているかと思いきや、実は別の原因が…というストーリーなのだけど。。まぁ、単なる医療ドラマだったな>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.5

たくさんのウルトラ怪獣のらしき集団が現れる冒頭、、やはり当時のSFはこんな感じか…と嘆いたのも束の間、空飛ぶタクシーのカーチェイスシーンは観ていて楽しかった!どうやって撮ったの?感が大好きなのです、僕>>続きを読む

フード・インク(2008年製作の映画)

3.0

工場農業に関する批判と、それを取り巻く問題についてのドキュメンタリー。食に関して、何を信じるべきか…、考えさせられます。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

んー、面白い!24時間365日監視体制の約5000ものカメラ。目まぐるしく動く視点がとにかく面白い!
地球は球体では無く、大西洋を西進すると巨大な崖に落ちる、と思われていた歴史上の逸話を、トゥルーマン
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デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-(2011年製作の映画)

3.7

ウダイ・サダム・フセインとその影武者ラティフ、似ていると思ったら、両方ともドミニク・クーパーなのかーい。実話を元にしているって、どんなにやべぇヤツなんだよウダイ。。特に腹かっ切って内臓出てくるシーン、>>続きを読む

スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.0

「衝撃のラスト」とはまさにこのこと。フランソワ・オゾン監督は解釈を規定しないようで、何度も観れそうな作品だった。
スイング・プールや赤いマットといった色彩、そして刮目すべきジェニーの美裸体といったアー
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

2.5

「自分の好きなところを探すより、他人の好きなところを真似る方がラクだ。」と始まる冒頭のメッセージ。お、これは期待できるか、と思ったが…、ストーリーが進めば進むほど謎展開に。。特にスコットランドに移動し>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

スクリーンスレイバーによる社会風刺はさすがピクサー。メディアのフェイクニュースによる扇動を見事に表現。

タンジェリン(2015年製作の映画)

2.9

全編iPhoneで撮影された、と。その撮影手法さながら、トランスジェンダーの(過激な)日常を描くストーリーは、何か起こるようで(多少の事件は起こるが)ほとんど何も起こらない、というよくあるインディペン>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.9

ちょっとこれは面白すぎる作品だった…。しかもエンディング以外の全てのシーンは、ある1つの部屋の定点観測的に撮影しているにもかかわらず、この面白さなのである。元ネタ作品はあるにせよ、脚本・三谷幸喜さすが>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.6

冒頭からオレンジがかった表現で画面から伝わる、ブルックリンのうだるような暑さ。スパイク・リーらしい黒人差別をテーマとした作品だ。
作品中の象徴的な2度の放水シーンは、公民権運動のとき黒人が放水により駆
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.4

『松ヶ根乱射事件』が日本版『ファーゴ』とのことで鑑賞。も、全然違くね…!?共有項は積もった雪くらいではないか…。
で、ストーリーはあれよあれよという間に殺人が起こるのだけれども、ラストの粉砕機のシーン
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

日本アカデミー賞受賞作品ということで鑑賞。うん、前評判通りに挑戦的な作品だ。そして、ほとんどのシーンにおいて笑顔の無い松坂桃李の演技は素晴らしい。やはり、内面に何らかの苦しみや悲しみを抱える複雑な役を>>続きを読む

ハード・コア(2018年製作の映画)

2.5

山田孝之と荒川良々と…佐藤健。え、佐藤たける!?と、原作を知らない僕は佐藤健のキャストを疑問視せずにはいられなかったが、むしろ本作の中で最もハマっていたのは彼だった気がする。イケメンクールな外見とは裏>>続きを読む

MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.1

離婚目前の両親、年上のガールフレンドと上手くいかず投げやりになるエリス自身(少なくとも自分ではそう思っていた)と違って、幼馴染みで浮気性のジュニパーを一途に想うマッド。そのマッドの愛を応援する以上に、>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.0

とにかくストーリーがわからん…!人間が行うような言葉による意思疎通を超越した、クジラをはじめとする海の生物たちの雄弁さや壮大さを描いているのだろうけど、そこの描き方がわからん…!(そして長い。)
とい
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.0

一体どこが山場なのか…。そんな印象を拭えないグダグダな作品だった。ここまで失敗続きの強盗事件だと、スリルはもちろんのこと共感も生まれないです。。

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.3

うだつの上がらない数々のキャラクターも痛快だけれど、構図や色彩が興味深かった。リズミカルな団地での逃亡シーンの構図や、コメディ的な地下室でのやり取り、消毒液の煙シーンを挟んでの犬の逃亡などなど、現在の>>続きを読む

松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

3.0

なかなか乱射しない映画。それも込みで、田舎者のやるせない感じが満載。

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.5

冒頭の「ぶっ飛んだ」感じ。これはいわゆる「よく分からんかったけど、夏帆ってやっぱ可愛いっ!」的な作品かと思いきや、茨城の実家への帰省から雰囲気は一変。しばらく離れていた実家のどうしようも無く破滅的な現>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.3

幻惑させられる映画で、1995年という時代に公開できなかったことにも頷ける作品だった…。役所広司演じる刑事・高部が徐々に催眠にかけられていき、途中から現実世界と精神世界の境界がかなり曖昧に。。サブリミ>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.1

アダム・ドライバーがこういったドタバタ劇やな出演しているのは新鮮。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

必ずしも悪人が罪を犯すとは限らない、というこを皮肉的にも痛感させられる作品。ソン・ガンホ演じるパク刑事の手帳にある"容疑者"らしい容疑者候補たちが、逆説的にそれを暗示させる…。笑える飛び蹴りとは裏腹に>>続きを読む

ニュースの天才(2003年製作の映画)

2.6

邦題とだいぶ内容のズレた実話映画。捏造記事というテーマは原題に近いのでは。