ryosukekanaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

今さら鑑賞。ヤバい。面白すぎる。。。
もう一度観る気がするので、内容に関してはあえて何も書かないこととしよう。
睡眠不足で目の前がボヤけて見えることを「コピーのコピーのコピーのコピー」と表現するさまも
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

エンタテイメントとして描く貧困格差。貧富を分かつものは、本作で頻繁に触れられる「におい」だ。どんなに着飾っても、どんなに虚勢を貼っても、纏う「におい」は隠せない。「におい」を指摘されたときの主人公一家>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.2

原作を読んだことはないが、映画化に際し、だいぶ省略されている点があるように感じられる作品だった。超大型戦艦の大和を造ることが、日本の期待になる反面で絶望のきっかけにもなり得る、という視点と言葉には膝を>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

終始、警察の情けなさを描いた痛烈ムービー。吉岡里帆は可愛らしい役よりも、シリアスな役の方がハマり役では、と感じた。

さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.2

この終わらせ方は嫌いではないが、全てを放棄しているのでは?まるで、夢オチで終わる漫画のような。
と、本作を見終えた直後に感じたのだが、それこそが自分自身にとってのテレビ番組なのでは、と思わされた。10
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.2

『シャイニング』であまりフォーカスされなかった超能力・シャイニング。続編となる『ドクター・スリープ』では、超能力に完全フォーカスした平板なバトル映画だった…。
T2しかり、ユアン・マクレガーは今回も正
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ジーザス・イズ・キング(2019年製作の映画)

3.0

少し前だけども、友達にチケット手配してもらって鑑賞。カニエ・ウエストとニック・ナイトのアートムービーでそれ以上でもそれ以下でもなかった。それにしてとファッションピーポーが多かったのが印象的だった。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

DVDで鑑賞。THE戦争映画な重々しいジャケ画とは裏腹に、もはやギャグでしょ、な軍隊式の罵りと訓練。いや、その前に数々の男たちが頭を丸めるシーンも何とも軽妙。
もちろん戦争映画なのだけれど、カラッと観
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.4

祖母タキの視点と語りで描かれる優しい戦争映画。山田洋次版『東京家族』ぽくもあって、泣けるかなー、と思いきや、妻夫木聡の説明的なセリフ回しが気になってしまった。。。「○○年には××が起こってね」と、史実>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

3.5

勝新ver.よりもバイオレス感強めに思われるのは、北野作だからなのか。それともSEや殺陣の技術の向上によるものなのか。。
全体として印象的なのは、騙し合いといういわゆる「現代的」なテーマ。市井の民に化
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座頭市(1989年製作の映画)

3.8

流浪の盲目剣士という当初の印象と裏腹、勝新太郎の動きがコミカル(特に走り方と意外な身軽さ)。按摩師でもあって、内田裕也をモミモミするシーンはもはや爆笑…!一対多数という構図は北野作よりもこちらの方が○>>続きを読む

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.5

バグダッド・カフェといえば、『スラムダンク』。青春スポーツマンガに出てくる映画は果たしてどんな作品か…、と思いきや超ほっこり映画やないか!しかも冒頭のサウンドやエフェクトなどアート作品っぽくもあり、井>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

さてさて、やっと観ました。が…、とにかくスポンサー色強すぎないかね、これ。。。リアルな世界(新宿を筆頭に)を舞台にして、いわゆる『聖地巡礼』を狙っているような感じもあって…。リアルを追い求めることは悪>>続きを読む

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.6

盗聴稼業に勤しむ主人公ハリー。盗聴と言われると怪しい臭いもするが…、いわば探偵のようなものかな、というそんな感じ。徐々に事件に巻き込まれ、悩み続けるハリーの葛藤が主題だ。
コッポラらしいいわゆる「オシ
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.6

グザヴィエ・ドランらしさ溢れる映像美。思春期あるあるともいえる母親と息子の対立とその背後の愛、という日常を題材にしつつも、随所に表出される「アート」感。ラストを含め、台詞的には多弁ではないことが、かえ>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

大人になってからのナラの声、違和感…。日本語吹き替えの感想です。。幼馴染で許嫁のシンバとナラだけど、一回り上の姉さん女房って感じで、?だった。
そして3Dの選択肢があるという時点で、多分に漏れず、3D
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

どこか気難しく、いい意味でも悪い意味でも「いつでも紳士」なデ・ニーロ演じるマイク。ベトナム戦時下においても紳士かつ、勇敢で、まさに終始デ・ニーロを観るための作品だった。
183分もあったのかー、と思え
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.4

香取慎吾が主人公としてフィーチャーされるが、吉澤健が裏主人公のようで見どころでもあるのでは。
そしてキャスティングが残念…

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.1

リアリティ満載のSF。冒頭「世界一若い」ディエゴの死を悼む民衆に?を感じつつも、ストーリーが進むにつれて「世界一若い」ことの価値が見えてくる。冒頭の描き方、つまり掴みに完全にやられたよ…。
苦難の連続
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殯の森(2007年製作の映画)

3.4

重厚で静謐で、難解な作品。認知症の老人と若い介護士のストーリーに自己投影するというよりも、自然と人間の対比の中きら自らの「生きる」を考える作品のようだった。もう一回観たいかな、と。

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.2

DVDで借りてみたけれど、何度も観ていたみたい。とにかく始まり方が最高で、そこからの振り幅の見せ方や、起こっている事象を直接的に描かないやり方。より一層、感情(主に切なさ)を増幅させる気がした。
この
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

2.5

村上春樹の小説の映像化は難しいのか、、といろいろなレビューから推察するに。。とすると本作も多分に漏れずだった。吉田羊「だから」なのか、吉田羊「なのに」なのか、セリフも挙動も違和感満載でまるで寸劇を観さ>>続きを読む

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.3

もう一回観たい。カウボーイを感じられなかったから。

運び屋(2018年製作の映画)

3.5

仕事一筋で家族は放ったらかし。疎まれつつある老人が、仕事を失い「運び屋」として図らずも暗躍する話。稼いだお金を孫や友人のために躊躇うことなく使うシーンなどからも、全体に「運び屋」的暗さは全くなく、悲壮>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.3

1. インテリアデザイン
とーーっても分かりやすい話。カメラワークも面白くて、全体的にアート。そんな話には中銀カプセルタワーがよく似合う。
2. メルド
全体的に分からん。
3. Shaking To
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.4

深夜ドラマで10話くらいに分けるべき映画だった。『彼女がその名を知らない鳥たち』的な阿部サダヲの役回りは、結構好きです。

インソムニア(2002年製作の映画)

4.0

インソムニア=不眠症。白夜のアラスカで眠れない刑事の日に日に集中力や意識がなくなっていくさまを演じるアル・パチーノ素晴らしかった。さらに、重そうな走り方に滲み出るくたびれた感じ。。
殺人事件を解決して
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

最後の採尿のシーンがハイライト。夢を持って邁進すれば、自ずと応援している人も現れるということを暗示しているような採尿。最高。
やっと鑑賞できた満足度高い、社会派ドラマ作品でした。

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

3.5

最強で最恐なマダム。自転車通勤のマダム。コメディショーで笑い者にされるさまは、表面したヴィヴィアンを知らない自分には衝撃だったけど、それに動じないって、、、強いなあ、と。

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)

3.0

仕事にも関係するので、記録映画として。MAN MADEって服のブランドのようなものもやっていたのね。知らなかった。。
ジム・ジャームッシュとも仲良しだったのね。

キングダム(2019年製作の映画)

4.0

マンガ原作で話題作でキャストが豪華、と濃い味で胃もたれ必至かと思いきや、約2.5hがあっという間に感じられる良作でした。長編マンガなので、今作の2.5hに内容を詰め込みまくっているのだけれど、山の民へ>>続きを読む

嘘をつく男(1968年製作の映画)

3.1

ロブ=グリエ的な最後にオトす作品だったけれど、途中は分かりにくくて冗長だった。。どの作品もまるで白昼夢かのように現実と非現実の境目を曖昧にする感じ、良い。