kmiwさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ジャズ・ロフト(2015年製作の映画)

4.0

JAZZの記録、というとライブ映像やインタビュー撮影がほとんどだと思うが、こちらの作品は写真家ユージン・スミス氏が50年代に住んでいたN.Yのアパートに集まるミュージシャン達の会話や自由に演奏している>>続きを読む

Lost Senses(原題)(2013年製作の映画)

4.0

6分間R無し。観る年齢で感じることは全く異なるだろう。
舞台は空に浮遊するキリコ風の島?島と言うには少し小さいが。
登場人物は男と女。過去幸せな時間を共有してきており、何らかの理由で今は離れているらし
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

日曜日の夜にまたもやブルーになるやつを観てしまった。
作品に罪はなく、むしろ観るチャンスがあれば観た方が良い。俳優の演技も秀でており、機微に触れまくる。
以下ネタバレ含むかも。

約30年程前に豪州タ
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J.S.バッハ G線上の幻想(1965年製作の映画)

5.0

ネタバレも何も、筋無し。
バッハの曲に合わせて脚本無しで撮ったらしい。私としては経口摂取がないヤン先生の作品が観られて満足。
アートだアート。
廃墟、壁、崩れそうな錆びた扉、たまに嵌め込まれるクレイア
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

1996年のこの作品を思い返すときに必ずセットでTOWER RECORDSを思い出す。
音楽が、ビジュアルが、あまりにもかっこよく、すぐにCDを買ったのはもちろんだが、その後もタワレコに行くとトレイン
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ウォーレン・バフェット氏になる(2017年製作の映画)

2.0

神様神様と言われて久しい、93歳バリ後期高齢者。
しかしながら投資会社の現役会長としてお仕事に勤しむバフェット氏、そんじょそこらのお年寄りではない。

神様と言われる所以を90分みっちりと知らしめさせ
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モ’・ベター・ブルース(1990年製作の映画)

4.0

この作品の音楽が好ましいのです。
音楽を聴きたくて、デンゼル・ワシントンの伊達を観たくて、NYのジャズクラブの雰囲気を味わいたくて、何度も観た愛すべき作品です。

今日のくそ蒸し暑い中、仕事から帰宅し
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フード(1993年製作の映画)

5.0

開明獣さんからのお知らせ(あえて言わせていただきます)で、他作品観てるのを一旦停めて、YouTubeで観ました!

ヤン先生の作品、次はいつ観られるのかと悲しく思っていたところでこの連絡。天啓?
神様
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ディープブレス 呼吸、深く(2023年製作の映画)

5.0

A24発のドキュメンタリー。
フリーダイビングを追う素晴らしい作品でした。
ドキュメンタリーもフリーダイビングも興味ないという方はオープニングだけでも観ていただきたい。
海のあまりの美しさに胸が苦しく
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

君は1000パーセントという曲が昔あったんですよ。カルロス・トシキがオメガトライブでね。
わかんない人にはわかんない名曲。

対してこちらは(使用してる脳ほぼ)0パーセントみたいな感じのギャルが、ギャ
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人間の証明(1977年製作の映画)

2.5

母さん僕のあの帽子どうしたでせうね
ええ、夏碓氷から霧積へ行く道で渓谷へ落とした、あの麦わら帽子ですよ

という西条八十の詩がキーとなる角川商法黎明期の大作。

ある程度の年齢の方ならほぼわかるだろう
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.5

「幸せなひとりぼっち」を少し前に観た。
こちら主演はお墨付きのトム・ハンクス。
もう安心感に包まれながら観る以外にどんな方法が?
そしてアメリカ文化の方がスウェーデンよりも馴染みがあるためわかりやすい
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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

1999年4月コロラド州コロンバインで起きた高校銃乱射事件をドキュメンタリー風に再構成したフィクション。

以下ネタばれ含

始まってしばらくは意図がわからず眺めるばかりだが、メインの人物が入れ替わる
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怪獣総進撃(1968年製作の映画)

1.7

『これは怪獣たちの忠臣蔵だ!』
いや、違うと思う。
単純に怪獣たちが大暴れかと思いきや、それだけじゃない詰め詰めビックリ箱。
1968年の作品なので、もう55年前😳
その当時から約30年後の未来である
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

4.0

フォロワさんのおすすめ、かつ先日アフターヤンを鑑賞し、人工知能に気分がフォーカスしていたので観てみました。

自分用にプログラミングされた理想の相手。それを愛の対象として受け入れることは、人としての自
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

シュヴァンクマイエルではない方のヤンにまつわる物語です。
綴りで言うとヤン先生はJan、アフターなヤンはYang。全く違いますね。

もとい。
近未来なのだろうか。AIロボがごく普通に生活に溶け込んだ
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ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た(2016年製作の映画)

4.0

自分は高級なレストランなぞ行けない😓が、一流の厨房には興味がある。
なので、今月無料期間で利用しているU-NEXTで見つけた時はすごく嬉しかった。U-NEXT、偉いぞ。

さて、2015年の春。どんな
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

BL BLというもののBLがじゃんじゃか出てくるわけでもなく、BLを介した若者と高齢者の幸せな出会いの物語だった。

通常、若さと老いはわかり合えないもんである。それはわたくしと我が息子が日々身をもっ
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

2.3

死霊のはらわたライジングからのクールダウンでこちらはどうか。

以前「悪霊館 死霊のせいなら有罪」を、うっかりミスで観てしまったからには本家を観なければと思い、期待満々で鑑賞したがちょい残念だった。
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.7

贅沢に、贅沢に血糊を使用してフルスロットルで駆け抜ける100分に震えろ

考えるな感じろ的なスピードと子供だろうが善人だろうがこちらが親和してようがなかろうが容赦なく餌食になり飲み込まれていく様に、唖
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ワイルド・ワイルド・ウエスト(1999年製作の映画)

3.0

タイムボカンシリーズの劣化版スピンオフ[ハリウッドver.]と思っておそらくさしつかえないだろう。今週のビックリドッキリメカが満載の(私的に)楽しい作品。

何せ第20回ゴールデンラズベリー賞ノミネー
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

コロナよくなってきたので1本。ご存知であった方、ご心配おかけしました(心配してない?)何と、嗅覚障害です。世の中から匂いが消えました。驚き。

置いといて。ベルリン・天使の詩です。

天使には人の心の
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

パンデミック系の名作。パニックって本当に怖いですね。
ところでコロナに罹患しました。
ダルいのでしばらくお休み。
みなさん気を付けてね。

アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

3.0

斬新なドラッグ映像に頭が骨抜き。
人は細胞の記憶を遡れば類人猿にだって戻れるさというサイキックサイケデリックなカルトホラー。監督は鬼才ケン・ラッセル!(実はあまりよく知らないが)
1979年の作品で、
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アナザー・カインド・オブ・ラブ(1988年製作の映画)

5.0

開明獣さんからのご紹介で、ヤン先生の!作品を!ありがたい(シミジミ)…
4分 。 短い。にもかかわらず相変わらず嫌悪感を覚えるこだわりの強い口元映像。一貫してて素晴らしいです、先生。
PVとして世
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チェケラッチョ!!(2006年製作の映画)

4.3

めっちゃ主観だけで高スコア😆マイナス分は私の良心的配慮。
作品の出来とか、社会的に求められるテーマかとか、何かしら学ぶところがあるかーとかー心のきびにーふれるかーとかー。
ない。ないよ、そんなもん。
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.6

まずは役所広司が、ほぼ木こり。
汗のぬぐい方とか、作業の合間に水を飲む様とか本業ですかと問いたくなる。
大筋は、小栗旬演じる新人映画監督と木こりの邂逅物語。
サブストーリーとして、ゾンビ映画が完成する
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

ほぼ10年前の作品。今や『きりしま』と聞けば霧島の方が頭に浮かぶ。
だがね、公開当時、桐島は全国区だった。日本で一番有名な高校生だった。
こんなに有名なのに、姿は一度しか見せないというチラリズム。
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ウィジャ・シャーク2(2021年製作の映画)

1.3

前作の方が、も少しサメ映画だった。
今回は、死んだはずのオカルトマスター・アンソニーが、別れた妻のお陰で無事生き返り(正確には死んでなかったらしい)地獄の使者と都会を舞台に大立ち回りするという。あれ、
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.0

L.A.コンフィデンシャルの作者、ジェイムス・エルロイが原作。
暗黒L.A.4部作の第一弾。
実際の猟奇的殺人事件にインスパイアされて書かれた作品ですが、この事件自体メインテーマではなく、この事件を解
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.3

巨大な古代サメが大暴れ。
それ以上でも以下でもないので夏の風物詩として大いに楽しもう。
サメが出てくるまではちょっと退屈だけど、登場人物に感情移入するための大切な儀式だから我慢して。
ちなみに、これの
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N号棟(2021年製作の映画)

1.5

遅ればせながら、ネトフリでおすすめされたので観てみました!
皆さんほぼ同じような感想ですね。
はい?ミッドサマー…かな…?
もうちょっとマイルドだけど。
なんだかワケわかんないけど。
もしかしたら深い
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

ホロっとビター…😌
めったに観ないラブストーリーだ。夏だから特別。
たまに観ると、こういう感情がまだ自分の内にあったのかと少し驚く。

愛の始まりと終わりを交互になぞりながらストーリーは流れていく。
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

昨晩最終回で観てきました!レイトショーはお得。
アクションレベルの高さよ!バナナ商品にもありますが、“極み“と名付けたい。上映前に流れる、きたる映画宣伝のアクション全てかすんでしまうよ。
どう観ても4
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

もののけ姫大好きなんだ。
ジブリで一番好きかも。
それなのに今夜の金ロー!!
半分見逃しました。どうしてくれる。何てこった。この夏最大の失態だ。配信ばかり観ていたら民放のチェックを忘れていたよ。
アシ
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シャーキュラ 吸血鮫(2022年製作の映画)

1.5

悪態 要注意。

サメもそろそろ出尽くすかと思いきや、マークポロニア先生の頭の中は無尽蔵。

なぜドラキュラ?と問うてはならぬ。

相変わらず当ててくる俳優のレベルは私から言葉を奪う。いやもうね、
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