キャトラーズさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.8

久しぶりに観返した。

ジャッカスなんか撮ってた人が
こんなにも知性と優しさのある映画を撮れるなんて
人は見かけには寄らないってことだね。

ここ最近はオシャレ作品として
よく観られてる映画ってイメー
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.8

思ったよりシュール笑えるシーンが多くて驚いた。
まあビル・マーレイだから成せる技なんだけど。

スパイク・ジョーンズっぽい夫の吹替が
なんというか出役じゃない感じの喋りを
めちゃくちゃ上手く演じてて面
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

久しぶりに人生ベスト級が来た。
今日までの思考がブッ壊されて
シワの無い真新しい脳みそがまた生まれた感じ。

こんなアリキタリなパッケージにするな。
と思ったけど海外のパッケージも
クソダサかったわ、
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アダプテーション(2002年製作の映画)

4.5

久々に観た。

ニコケイの吹替が大塚明夫さんだからこそ最高調に輝く。
チャーリー・カウフマンが暇さえあれば
会った人のことを妄想してシコることだけが
強烈に記憶に残る映画、だがそれが良い。

マーガレット(2011年製作の映画)

3.9

罪の意識はあっても自分を罰せない、
だから罪を自覚して意識することで
自らを罰した気になる部分や
私生活が上手くいかないから
運転手に八つ当たりしてる感もあったり
マーガレットの未熟さが上手く表現され
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ユー・キャン・カウント・オン・ミー(2000年製作の映画)

3.4

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のことを思い出して
そういやケネス・ロナーガンの他の映画って
観たことなかったと思いアマプラでレンタルした。

まだ「マーガレット」観てないし
そもそも監督&脚本作品
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.3

好みの話になってしまうが
後半の展開が行ってほしい方向と
全く違う方に行って
ラストがもったいなかった、
ラストだけ超ありがちなセリフだった。
でも、さすが行定監督。
映画の空気感と温度が心地良い、
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夜に生きる(2015年製作の映画)

4.1

やっぱりこの頃のベンアフの映画が好きだ…
この仄暗さが良いんだよ。

公開当時に劇場で観たが
久しぶりに見返すと
何か強い理由は無いが
少しだけ惹きつけられて
飽きずに観終えてしまう。

敵を倒したと
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ノー・ウェイ・ホームがマルチバースの光を描いたなら
今作はマルチバースの闇を描く作品と言いたい。

時空戻って希望の世界にしました→戻ってきたら世界めちゃ変わってました→この世界は滅んだし敵は倒せなか
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.2

う〜〜〜〜ん…
面白かった、面白くはあった。
…だけどなぁーーーー。
昔のベン・アフレック監督作が大好きな俺としては
明るめな実話映画(ちょいコメディ)より
午後の曇り空のような暗さの映画の方を
求め
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次元大介(2023年製作の映画)

4.2

永瀬さんのキャラの恋愛描写要らないって
言ってる人多いけど、普通に良いやろ。
死にゆく敵にも死ねない理由がある、
そんな獲物も必ず仕損じない
次元のハードボイルドみを演出する
良い展開だぜ。

日本原
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大いなる自由(2021年製作の映画)

3.4

東京に帰ってきて最初の映画。
やっぱりドイツ映画は良い、
音楽を極力しか使わずに
地味で乾燥した温度感が続く
それが良い塩梅に映像のリアリティを
引き出している気がする。

ラストに全てを込めたような
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

4.4

二作目にしてドギツイの来たねぇ…
やっぱりモテないカールのシーン以外
息つける場所がないじゃないか。

酩酊状態で銃撃戦の最中、普通に撃たれるも
「おお、結構痛ぇな」ぐらいの気分で
普通に動けるカール
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

4.2

アマプラでも観れるぞ!ウソをつくな!!


デンマーク映画やドイツ映画にある
このどこか陰鬱な温度感と
無駄にBGMを使わないスマートさが
俺は大好きなんだ。

24時間苦虫噛み潰したような顔の男こと
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

4.0

洋画特有のトンデモ日本描写が薄くて
少しガッカリする。
日本人はアレを見ると腹が立つらしいが
俺は大好きなんだよ、なぜか大好きだ。

ザコの中に小川直也居て笑った。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

5.0

ずっと誰かのために戦い、戦わされてきた男が
結局最後も誰かのために戦い、命を落とす。
望んだ〝名誉ある死〟は果たされたが
最後の言葉は娘へ戦い以外の生き方を示す言葉だった、
自分の人生を全否定するよう
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

2.6

事情が事情なだけに言いたくはないが
…これは駄作よりの凡作だ。

揚げ足を取らないように
気持ちの無い賞賛をしても仕方がないので
問題点だけを端的に挙げる。

一つは、母を殺す意味だ。
シュリの成長の
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

アントマンはmarvelの中で一番好きだが
今作だけは予告編のコレジャナイ感に劇場スルーした。
結果、スルーして正解だった。

今作の問題点は、やはり量子世界の造形だ。
アントマン一作目二作目に出た量
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

作品自体は!!!!!
どう見積もっても100点満点なんだが!!!

おい!!スタッフ!!!
お前ら、今作の制作決定時のインタビューで
「東映版ダーマには原書以上の見せ場を作る」とか
のたまってたくせに
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.4

シリーズ全部見ても300分しかないから
イッキ見が楽だわ〜。

ビートたけしの隣にいると
椎名桔平も大森南朋も一段と色気が増すんだよなぁ。

大友が本格的に出てくんのが1時間過ぎた辺りだから
正直あま
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

いろんなことが起き過ぎて
序盤の中尾彬の不憫さを完全に忘れてしまう。笑

高橋克典、一言も喋らせてもらえないけど
シリーズ最強ってぐらい強かった。
今作の殺人の2/3は高橋克典が殺ってた。

西田敏行
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.4

絵の美しさつーかなんつーか
そういうのがあんだよなぁー。(美術オール2)

兄弟分の口を歯科器具でグチャグチャにした後
何も気にせず麺類食う國村隼ムーブほんと最高やわ。
前半のヤクザの日常で笑いながら
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.2

ガーディアンズ観たら
ウィル・ポールターが可愛過ぎて
別の作品も観たくなったわけである。
今作の真面目バカもデトロイトのクソ警官も
どっちもバッチリハマるからすげぇよな。

床屋で髪型注文するシーンが
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.6

一年に一回ぐらい思い出す、
モゴモゴ喋るトム・ハーディと
キャットウーマンが乗るバットポットに
問答無用で撃ち殺される最後。
後者は「そ、そういうことじゃないじゃん!!」
とキレずにはいられない。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

もちろん面白かったけど
期待値は超えなかった感じ。
というか期待し過ぎた、前作の方がアガッた。

パトリック・スウェイジと
アダムとデブの絵画がしょーもな過ぎて
一番面白かったな。

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

4.0

神木くんは追い込まれて錯乱してる姿が
一番しっくりくるな!

正直そこまで盛り上がりもしなかった。

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.5

子役、大西利空くんの圧倒的神木隆之介感ッッ…

村山聖や羽生善治をモデルにしたような
キャラが出てきて面白い。
佐々木蔵之介がハマり役だな、クソかっけぇ。
後半に期待ですわ。

ノイズ(2022年製作の映画)

4.5

ラスト、壁の写真は要らないだろ。
そこだけがノイズだったぜ。

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

2.4

村上春樹が好きな人のことをハルキストと呼び
一部から批判的な目線を向けられる。
ということを薄ら知っていて
今回初めて村上春樹の物語に触れたわけだが
なるほど。

うん。わかった。

俺はハルキストが
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苦役列車(2012年製作の映画)

4.0

ラスト付近で年単位の時間経過する映画は沢山あるけど
時間経過するくせに更に地獄になる映画は
初めて観たぞ。笑

高良健吾がめちゃくちゃ良いヤツで良かった。
雰囲気的に裏切ってくるタイプだと思ってたわ。
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中学生円山(2013年製作の映画)

3.7

今まで観た宮藤官九郎作品の中で
ぶっちぎり一番にカオスな怪作だった…

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.3

やっと村の人間として認められ
満を持して迎え入れられたのは
とんでもないスケールのド下ネタ祭り…

伊藤英明のキャラは
普通だったら荒っぽいけど
情には厚いみたいな感じなのに
普通に暴力振るうし浮気す
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聖の青春(2016年製作の映画)

5.0

ちょうど数日前に自殺しようとして
失敗したので今見れて良かった。
〝この映画を見て気持ちを入れ替えて
生きていきます!〟みたいなバカではないから
そんなことはないんだけども
失敗してしまったから
あと
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怒り(2016年製作の映画)

4.4

渡辺謙の演技が濃過ぎて逆に感情移入出来ない。