松岡茉優さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ザ・ファントム(1996年製作の映画)

3.4

有名な(?)アメコミ映画の実写化作品。『インディ・ジョーンズ』シリーズを意識しまくった展開と設定で、あんまりヒーローものという感じがしなかった…。しかもビリー・ゼインが紫タイツに身を包むだけのビジュア>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.1

映画館で観ないと一生観ないだろうな思い、仕事終わりに観に行った。寝ずに観れたし結構おもしろかった。アダム・ドライバーの机がっつきセックス。ガガ様の執着心とジャレッド・レトのバカ息子感などとにかく役者が>>続きを読む

美徳のよろめき(1957年製作の映画)

3.2

中平康の中では凡作。テンポが悪いのもそうだが、ブルジョワの不倫というテーマそのものが少し古臭く感じてあんまりハマれず。モノローグで進んでいく感じは工夫されている気はしたものの、あまり効果的ではない気も>>続きを読む

鉄板ニュース伝説(2008年製作の映画)

4.0

現代版『ケンタッキー・フライド・ムービー』みたいな構成で、ニュース番組形式でコントを見せ続ける映画。覆面を被った銀行強盗が銀行員になる『覆面行員』や喫煙所が全米に1箇所しかなくなったというニュース、最>>続きを読む

クレールの膝(1970年製作の映画)

3.8

おっさんが若い女の膝を触るか触らないかでモヤモヤするというめちゃくちゃどうでもいい話を面白く描いてる。膝を性的に映し出すために女性を梯子に登らせるという天才的所業。色々フェチがあってイイですね。個人的>>続きを読む

ノロワ(1976年製作の映画)

-

初ジャック・リヴェット。美しすぎるロケーションと即興バンドは良かったものの評価保留…。他のリヴェット作品観てから点数つけます。

ブラックライダー(1986年製作の映画)

2.9

全然面白くなかった。この頃の映画に出ていたリンダ・ハミルトンはなぜか濡れ場を絶対やっている気がする。リンダ・ハミルトンの濡れ場ってどういう需要で撮られていたんだ?
※『ターミネーター』のあのシーンは思
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ハンテッド(1995年製作の映画)

4.1

出張先の日本(名古屋)で日本人の女と寝たクリストファー・ランバートが、その女が関わりを持っていた忍者組織にひたすら追われるという話。クリストファー・ランバートがただのリーマン役で、一度襲われてから前半>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

超有名だけど長いから後回しにしていた作品をやっと観た。3時間もあるのに飽きさせないテンポの良さと演出力が凄い。レオナルド・ディカプリオとジョナ・ヒルのコンビ最高。
途中、ハバナに行くときのナオミ号の下
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春の鐘(1985年製作の映画)

3.3

おっさんが若い女と不倫する話を金かけて撮ってる。経済的に豊かだったからこそ、こんな題材を大スター達を揃えて映画化出来たんだろうなとも思う。元婚約者の田中隆三が中々の気狂いでおもろかった。別れた後も妻の>>続きを読む

アンダーカバー・ブラザー(2002年製作の映画)

3.8

ブラック・エクスプロイテーション映画へのオマージュ満載のコメディ映画。白人のことも黒人のこともイジり倒してて、結構笑えた。デニス・リチャーズは白人側のスパイとして登場。Give Up The Funk>>続きを読む

バレンタイン(2001年製作の映画)

4.1

あまり周りの評価は高くないものの結構面白かった。幼少期モテなかった男が殺人鬼として当時のイケイケ女子達を殺していく。
ファイナル・デスティネーションシリーズを彷彿とさせる死に方へのこだわりを、しっかり
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盗撮マニア FRIDAYの女(1986年製作の映画)

2.5

2週間くらい前に観たがほぼ記憶なし…。年々映画を観た後の記憶力が劣っているような気がする。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー受賞したので流石に観にいくかと重い腰を上げて見に行った。
生まれも育ちも年齢も違えど、みんなが死んでいったもののことを考え続ける。西島秀俊は死んだ妻、霧島れいかは死んだ子供、パク・ユリム夫婦
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明日の夢があふれてる(1964年製作の映画)

4.0

鰐淵晴子優勝!お賽銭から始まるボーイミーツガール!!今回は和服メインで相変わらず美しい。鰐淵晴子のキビキビとした話し方がとても好き。三上真一郎(今回はガソリンスタンドの店員)好きとしても出番が結構あっ>>続きを読む

ブラックボード(1986年製作の映画)

4.2

サザンオールスターズの曲が沢山使われているのにも関わらず、今では誰にも話題にされない映画だが、結構面白かった。
いじめの主犯格である辻輝猛がバチクソイケメン過ぎる。リリィシュシュの忍成修吾並みの存在感
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黒帯ドラゴン(1974年製作の映画)

3.0

どうでもいいお惚気シーンが長すぎていつ終わるんだと思っていたが、観終わって数ヶ月経過した今ではそれしか記憶に残っていない。終盤のアクションも緩く、あまり良いとは言えない。

土砂降り(1957年製作の映画)

4.2

通してみると沢村貞子の話なのに岡田茉莉子パートがとても素晴らしかった。向かいのデスクに座る佐田啓二の花瓶に花を入れたり、ウジウジする佐田啓二の手を取り、ビールグラスを倒したり、タバコがなくなった佐田啓>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.4

特撮ファンが最も気になっていたであろう怪獣処理のディテールを一切無視し、しょーもない役人周りの言い争いがメインの映画。ボロッッカス言われていたがそこまでひどい映画でもない気が…。だが、あんまり面白くは>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.7

死ぬほど面白かった。最高。
銃撃戦のテンションが段々上がっていくのがとてもよい。序盤は人物全員デカい銃持ってる割に全然活かしてないと思っていたが、例のポチョムキン階段といい、中盤から後半にかけてアクシ
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はだしの花嫁(1962年製作の映画)

4.2

素晴らしい。番匠義彰の花嫁シリーズほんと最高。序盤は松竹の旅行シリーズみたいな話で、松山や別府が舞台。中盤以降は鰐淵晴子と倍賞千恵子が同じ男を好きになってしまい…みたいな話。
南原宏治演じる小説家が最
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花の咲く家(1963年製作の映画)

3.0

ヤバい夫と結婚し、離婚を考えつつある岡田茉莉子と佐田啓二のメロドラマ。出演者は豪華だが、あんまり面白いと思わなかった。インドネシアロケは良かった。

クレージーの花嫁と七人の仲間(1962年製作の映画)

4.2

松竹のクレージーキャッツの映画でかなり面白かった。ハナ肇の顔がとにかく最高。
植木等が警察から逃げて隠居しているときに、周りの酔っ払いが「スーダラ節」歌うの最高。伴淳三郎が淡島千景が泊まっている部屋を
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高校大パニック(1978年製作の映画)

3.5

冒頭、飛び降り自殺した少年の死体のショットの後、デカいジャンボ機のショットに繋げるのとてつもない。
受験に対する鬱憤は学校内で学生がライフルを持って立て篭もりをするシチュエーションを作り出すための設定
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

DetectiveComics(探偵漫画)を実写化することに徹底的に拘り、DC映画の原点回帰を図ろうとする試みは死ぬほど伝わった。ひたすら長いけど、ずっと観ちゃう。
コスプレ探偵が警察とタッグを組んで
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私のように美しい娘(1972年製作の映画)

4.8

死ぬほど面白い。最高すぎる。
社会学者の男がとある女囚人のインタビューをするのだが、数々の男と関係を持った彼女のエピソードを聞いていくうちに社会学者が惚れてしまい…みたいな話。
害虫駆除の男が何かある
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フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅(1982年製作の映画)

2.5

全然面白くない。空港でのシーンはまだ笑えるが、離陸してからはマジで面白くない。ロッキーXXXⅧのポスター地味に好き。1作目でも使われていたスコアはとても良い。

YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.8

胸がデカいことに対してコンプレックスを持ってる女が胸を小さくするために病院を訪れる。しかし、その病院にはゾンビが…というしょーもないけどついつい観てしまうような映画で良かった。ペニスを肥大化させたおっ>>続きを読む

ザ・ディープ(1977年製作の映画)

2.5

海洋アクションというジャンルを精一杯駆使したジャクリーン・ビセットのスケスケ衣装だけが唯一の見所のとんでもない珍作。マジでオープニングが1番いい。海での宝探しって絵的に地味すぎて全然「アクション」が生>>続きを読む

残酷!少女タレント(1984年製作の映画)

3.0

芸能界デビューしたことによる転落劇というめちゃくちゃ面白そうな題材なのに、コメディにもならず淡々と話が進んでいく。一切成功できない『スター誕生』を見せられているようでしんどい。かつては盛り上がったセッ>>続きを読む

ファントム(1998年製作の映画)

3.2

コメディ映画風のジャケットかつケヴィン・スミスの某作にてパロディ扱いされていたので、ギャグ映画かと思いきやゴリゴリのホラー系SFだった。人口の少ない村で人間達が死んでいる前半の雰囲気は最高なのにエイリ>>続きを読む

ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中(1980年製作の映画)

4.2

「星くず兄弟」のテーマが流れる映画と知ってからずっと観たかったやつ。死ぬほど面白かった。音楽は近田春夫。
冒頭の金子信雄と画鋲の下りが面白すぎて爆笑した。画鋲に気がつかず怒り狂って机を叩き続けるという
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ベン(1972年製作の映画)

3.9

『ウィラード』の続編とは知らずにこっちから観た。
スーパーやジムを大量のネズミが襲うシークエンスが用意されているのにも関わらず、どれも今ひとつ盛り上がりに欠ける。少年とベン(ネズミ)が地下水路を一緒に
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ペニーズ・フロム・ヘブン(1981年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。人生。自分の頭の中に眠っていたイメージがすべて映像化されていたような素晴らしい映画。どうしようもない奴らしか出てこないのに、そんな奴らも歌の世界の中では夢心地になれる。辛い現実と歌>>続きを読む

殺人者(1946年製作の映画)

4.2

前からずっと観たかったやつ。ロバート・シオドマクのノワールはどれも面白い。冒頭のダイナーのショットからしてヤバかった。手前の男はタバコを吸い、上には鏡があり、後ろには引き戸の窓から銃を構えた男がいる。>>続きを読む

殺したのは誰だ(1957年製作の映画)

4.4

面白すぎる。『誘惑』のように日本が日本らしく撮られていない。例えば、車を運転するショットを『拳銃魔』のように後ろから撮ったり、何故か当たり前のように街には外国人が彷徨いていたり、山根寿子がやってる居酒>>続きを読む