ANTA01さんの映画レビュー・感想・評価

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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

特筆すべきシーンではないけど、Always in my mindをBGMに異人となっている家族との思い出を清算するシーンが美しく静かに、印象的

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

この映画を見る上で何が起源で、誰が悪かったかそんな思考は二の次にみたい

原爆を巡り一世紀近い時間が経った今も日米で落とした側、落とされた側両者の意見が錯綜している。どちらに非があったか。考察が当事者
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.9

旅の始まりの地、フランス サン=ジャン

街中にも傾斜が目立ち、道を隔てて傾斜に並ぶホテルは建築物として美しく絵になる

亡き息子のバックパックを背負う父は、息子の面影を感じつつピレネー山脈に遺灰を撒
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

同じ監督がjoker(ホアキンフェニックス)を作ったとは思えない

都会で羽目を外せば何をしても甘やかしてもらえるそんな寛容で余裕のあるキャラクターが都度登場する。風土の違い、USの自由さがある。
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.3

アゲハが幼虫から成虫(羽)になるまでの描写が美しい、タトゥーを入れることで自身を見つめ直し生きていく 闇医者の入れ墨を掘ることは自身の中に生き物を飼うようなものだという比喩も意味がわかり深い

今の日
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.7

2000年代に作られた2050年頃の近未来が舞台
360°全方位移動の車両が移動の主の進化描写がありつつも警官が馬に乗っているのが愛せる

特殊個体であるアガサ初め3人の能力者がシステムの根幹を成すま
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正欲(2023年製作の映画)

4.2

フツウ がどうあることか考え直して、沼から抜け出せなくなった

ヒトの作った社会の中で、フツウという全体的な括りからから外れてしまったひとは異常者、変人とされる
そんなヒト時に自己を殺しながら、嘘をつ
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心と体と(2017年製作の映画)

4.2

ハンガリー、ブダペスト

【夢】森の中の2頭の番鹿
男女2人を表しており。2頭は一定の距離を縮めようとしはしない
この夢を2人は同じくしてみておりそれを知ることで、互いの距離が縮み始めで行く
=意中の
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.4

「三度目」をどう捉えるか、客観的思考がこの映画を結論づける

主に弁護人視点で強殺事件の真相を明らかにすべくストーリーは進む
被告(役所)の何転もする供述がストーリーを展開する作りが面白い

当事者、
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市子(2023年製作の映画)

3.3

地元で、8年も経過している白骨化死体が見つかった
杉咲花が小さい体を使ってめいいっぱい走る姿は演技として、時に緊張感があり、時に焦燥を感じさせるものでのめり込んでしまう。
婚約を打ち明けた幸せなムード
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

オスカーを3回受賞した奇作。
幼少期に話すことをやめた少女、心の声が語り部となり、実声の代わりにはピアノの音色が鳴り響く

スコットランドの自然、民族、衣装文化に触れる
映像は静かに鮮明で、淡い物語に
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

マシューヴォーン独特の捻くれた面白さがアクションに、誰もが理解し易い伏線回収が色強い作品
一人の女性に3つのバックグラウンドを持たせてそれぞれが重なる時この作品の面白みがグッと伝わってきた

ラストに
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.6

医療において、治療に合わせたアフターケアがいかに重要か感じる。
ロバートデニーロの演じた、後遺症と闘う患者の演技は特に目が惹かれる。自身の抱える苦悩からセイヤー医師と衝突したレナードは、我に帰り痙攣す
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

言葉がなくても、誰かのために何かに打ち込む美しさがこの映画にあった

耳を澄ませるのは耳から音を拾える人だけ、ケイコは常に話す相手の仕草、唇の動き、体の動きをジッと見つめて言葉を動きをわかろうとしてい
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.7

賢三郎と息子の親子関係に重点が置かれる
認知症で先立った妻の遺言、思い出の湖「ウィンダミア湖」に散骨して欲しいという願いから、場はイギリスへ
噛み合わない親子2人は渡英してもうまくいかず、賢三郎は道に
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

何が起ころう逃げることのできない極寒。南極大陸を舞台に男8人が朝昼晩食卓を囲みながら生きる毎日を描いたコメディ映画
人間ってエビフライとかおにぎり一つでこんなに盛り上がると思うと根本的には安いはずなん
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

人の在処をコンセプトに物語は進んでいく
戸籍、在日、人が抱える在処が当事者以外知らないところで入れ替わる。

人の在処は名前、戸籍とかを指標の一つにカテゴリー分される
主観的にどう在りたいかではなく、
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.2

一夏、無人島を舞台に。
不審な男MUDと少年二人の遭遇

少年エリスの両親は離婚前提の関係、MUDやその育ての父と接点を持つことで女性との付き合い、愛等様々な事を学ぶ

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

5.0

小説が面白く映像で、かつ杉咲花主演で絶対見たかった作品

すでに様々な映画の題材とされているミステリー、52Hzの鯨の発する音。
それは澄んで心地の良い歌のよう、そんな音を「声」としてこの作品は表現し
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.4

ジェイクギレンホール出てるから見た

本場のウエスタンファッションは渋さの極み
娘とのやりとりがもっとコンパクトで良いな
自然を生かした色彩照明で、刺激色がない撮影地特有の環境が活かされた長閑な序盤、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

ジェイクギレンホール

戦地、それもアフガンで景色や環境が殺伐とした風景になりがちなのに、照明、衣装にところどころ色彩を醸し出す工夫がされてて飽きなかった
撮影不可能なアフガンの代わりにスペインのアリ
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画の古典的作品
初手で噛み付くかと思えばそうじゃない、どうゾンビが個体数を増やしているのか前提だけで見てしまう。60’sも特殊メイクが巧妙かつ白黒で映像に迫力がある

淡々と残酷な作りが良い
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

家族のうち一人だけ耳の聞こえる娘が才能ある歌唱力で人生を切り開く

家族は娘と言葉でコミュミケーションを取れない中で、歌を周りから評価される娘の背中をどう推して良いか思考してる、面白い設定


そう翻
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.6

1,000ドル超えのツアーへ、優雅な時間を過ごすために違う立場違う価値観で揃った12人の客

コース料理にちなんで展開するストーリーが圧巻
特に4品目ジェレミーの混乱はこのストーリーを味わい深いものに
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

イングランド貴族

カラー付きハの字ジャケット
淡白な手淫×計画への悟り
オレンジを裸男に投げつける謎の遊戯がまさに貴族
成り上がり侍女アビゲイルを演じるエマストーンの女の嫉妬、執着に長けた演技力
B
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

諸島での現実、医療限界
ドラマ知らんけど普通に見れる

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

小さいからこそ守りに入らず面白いものを取りに攻める思考

そばかす(2022年製作の映画)

3.5

文化祭の前日みたいだね、そういう人なんでしょ
世永の佳澄に対する台詞もかなりの押し付けがましさがある

シンデレラのデジタル紙芝居は世間への押し付けがましさへの反意で作ったものなのに子供に対しての自身
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.3

間の作り方が面白い
事件のきっかけになる人間の耳の描写のリアリティ、真っ暗な画面への移り変わりが好奇心揺らす
あえてドロシーのアパートのエレベーターを故障設定にし折り返し階段を使わせることで臨場感、緊
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.5

気晴らしに酒飲んでる時にみたい。
スカッとする。

ストリートファッション

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