短編小説を読んでいるかのような、静かで詩的でアーティスティックな作品でした。
モノローグの文章が美しいのと、幽霊とは誰を指すのかが物語の中で交錯する設定が魅力的でした。
史上最高にキュートな窪田正孝さん。なんと、「ペンギン」役です!
あんなに可愛く清楚な小西桜子さん。女子って色気を出さないほうが色っぽさが滲み出るんだな〜というお手本です。
そして、もはやなんと表現して>>続きを読む
チャンバラ流血シーンがマカロニ・ウエスタンを彷彿させる。
たけしさんの時代劇や浅草の舞台へのオマージュが込められていた。
巨匠に向かって何を言う!?、ですが、編集の間(ま)は、もっと突き詰められる?と>>続きを読む
パルム・ドール。
映像美と、映像美を忘れさせるほどに惹きつける脚本。
そういえば、レスリー・チャンも突然のsuicideだった。
なんか、三浦春馬と重なった。
レスリー・チャンはもちろん、子役の少>>続きを読む
ジャン=ジャック・ベネックス×ジャン=ユーグ・アングラ―ドで、絵的にもすごく素敵なのに、なぜかあまり知られていない。
90年代ぐらいのフランス映画、いいのもっとありそう。
昔の作品でも、今、話題になるものとならないものがあるみたい。
今、話題にならないものの中に、珠玉の作品がいっぱいあることも、最近、思う。これもその一つかと。音楽をまず思い出す。
She wore bl>>続きを読む
昨年のヴェネチア銀獅子賞の黒沢清「スパイの妻」がめちゃくちゃ好きなので、「金獅子賞は何だったの?」と前々から観たかった作品。
劇場で観そびれたので、配信で観ました。
「高齢の車上生活者」という圧倒的>>続きを読む
美しいけど、自分のリテラシーの低さに気後れしてしまう。
枯れ木を立てるシーンと、家を焼くシーンが秀逸。
20世紀末の終末思想の雰囲気を思い出した。
スウェーデンで撮影されたのは知らなかった。ゴットラン>>続きを読む
パルプ・フィクションがすごく好きで、ユマ・サーマンとジョン・トラボルタのダンスシーンは何度ローテーションしたかわからない。
youtubeで、映画のダンスシーンで検索されてきた。
アル・パチーノのタ>>続きを読む
ブラピは、イケメン男ではなく、wierdな脇役にこそ真価を発揮する。テルマ&ルイーズ、トゥルーロマンスがそうだ。
最近、男子大学生と話した時に、「好きな映画は?」と聞くと、この映画を…。
うそーー?
ウォン・カーウァイは、唯一無二です。
今、観ると、一番の理由は、照明なのかなーと。
それと、色使い、画角、カメ>>続きを読む
脚本講座でこの映画の600字プロットを書く課題が出たので見直しました。
お題があると、映画を細かく見ます。
他の作品でも自主練にいいかも。
王女の写真が新聞に一面に出た後に街に繰り出して、誰も気づか>>続きを読む
今日、「好きな映画」を挙げる自己紹介で、この映画を挙げました。
観た人はいないだろうと思っていたのに、いつも一番よく交流させていただいているKさんが、「あの映画大好きですよー」と。
「薄氷の殺人」も観>>続きを読む
今日、金ローで、久しぶりに見ました。
いつか息子と見たいと思ってたら、息子は小学生時代に金ローでとっくに見てたという。笑
スティーブン・キング、ベン・E・キングというダブルキングの凄さはMAXですが>>続きを読む
南仏の名もない場所に留学していた頃、図書室の数少ない映画のビデオを繰り返し見ていました。
原作者のマルグリット・デュラスが亡くなったニュースも留学中に見ました。
80代でしたが、40代の恋人が看取った>>続きを読む
監督ご自身が地下鉄サリン事件の被害者。20年以上経った今も、後遺症やPTSDに苦しんでおられるとのこと。
監督が乗っていた日比谷線でサリンを散布した実行犯、豊田亨元死刑囚は、私と高校の同級生だった。>>続きを読む
大友啓史監督のタッチ、いいですね!
「龍馬伝」が、それまでの大河ドラマと雰囲気が違って、映画的でカッコいい映像だったのですが、チーフ演出が大友監督でした。
人斬り以蔵を佐藤健が演ってましたが、るろ剣に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
騙す、というより、出し抜く?
コンフィデンスマンみたいに詐欺師の話かと思ってたら、そうではなかったみたい。
出版業界の話だけど、要は、アイディア勝負でイノベーションしましょう!みたいな。
今の時代の物>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
家族、愛、葛藤が詰まったドラマでした。
「銭湯」を舞台にした自主映画を作っているので、水の映えなどを見たくて観た映画ですが、銭湯のシーンはそんなに多くなかったです。
ステップファミリーを描いた映画と>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
銭湯で汚い仕事をして、火力で片付ける。
その設定がまず面白い。
東大だけど、まあ普通、も、よくあることだと思うし、凡人代表を東大生にしてみた設定も、面白い。
役者さんもよかったです。銭湯の店長、小寺さ>>続きを読む
古市憲寿さんを、初めてテレビで見てしゃべっているのを見た時、「この人の感覚は好きかも...」と思ったのですが、最近、著書を読んで、やっぱり好きだと思いました。炎上キャラらしいですが。
古市さんは、こ>>続きを読む
松本清張の「朴烈大逆事件」を読み、この映画も観たくなりました。
朴烈と金子文子が影響を受けたとも思われるアナーキスト大杉栄と伊藤野枝がモデルの、有名な裁判にもなった「エロス+虐殺」は観ていましたが、>>続きを読む
かなり前に観たけど、めちゃくちゃ好きだった作品。
まだ赤ちゃんだった次男を連れて、ネットカフェの個室に入り、次男そっちのけで観ました。
塚地さんが谷原さんの顔になった時のリアクションが最高でした。
和歌山を舞台にした映画なんですね。
夫が和歌山出身です。関西弁でも和歌山独特の方言や、町や海沿いの雰囲気が、この映画の空気感の一部になっているかもと思いました。
役者さんがすごくよかったです。
逃亡>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
SPECの堤幸彦監督のファンですが、しっとりした映画ではどのように描かれるのだろう?と気になったので観ました。
法廷ドラマの要素もあり、見応えありました!
裁判員裁判だし、プロジェクターで情況を説明>>続きを読む
入江崇史さんの演技が最高です!
この作品は、舞台でも観てみたいと思いました。
迫力、緊張、感情の揺さぶりの強い作品だと思います。
「コワイ」という評を見たのと、タイトルが「性」を出しすぎなので、見ないかもと思っていたのですが…
いわゆるワンオペ育児をしてきた母親やシングルマザーは、頷きながら見てしまうことでしょう。
「よくぞ言>>続きを読む
高橋一生の映画初主演作がB級スプラッターらしいので、気になって観ました。
ギーガー造形のエイリアンと塚本晋也監督の鉄男を彷彿させる、1990年代ぽい雰囲気の作品でした。
工場の風景は、ピンクフロイド>>続きを読む
すばらしかった!
西川美和監督、すごいですね!
公式サイトのポン-ジュノ監督のロングレターを読んで、すぐに観たくなりました。
役所広司。名優です。
今村昌平の「うなぎ」を思い出しました。
年月を経て>>続きを読む
え!オダギリジョーさんって、この世界観が描けるの?
と、衝撃的でした。
早く次回作が観たい!と思わせられる作品でした。
撮影がクリストファー-ドイルというところも素晴らしい。
ラストシーンの美しさは>>続きを読む
かなり昔ですが、ロンドンで大島渚の「愛のコリーダ」を観ました。
けっこうゲンナリしましたw
その直後、ロンドン在住の友人と食事をした際、「どんな映画が好きだった?」と聞くと、「人斬り、ですかね」と言>>続きを読む
「泣けるコメディ」というのはすごく好きで、今まで観たそれらしきジャンルでは、かなり印象に残っています。
レゲエもいっとき仲間もいたし、はまりました。
そもそも、妻夫木聡が悪人にみえるのか?というところから、観ました。
妻夫木聡と深津絵里なのに、作品の狙いどおりに、あまり冴えないカップルに見えてしまうところが印象的でした。
二人がイカを食べる呼子漁>>続きを読む