aiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

奇跡の海(1996年製作の映画)

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2023年、233本目。

事故で全身麻痺に陥った夫の望みに応えるべく自分を消耗させる妻のベス。
純朴で思い込みが激しい子供のようなベスは痛々しくて正視していられなかった。
愛の為に全てを差し出す病ん
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マンダレイ(2005年製作の映画)

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2023年、232本目。

ドッグヴィルの続編であり、時系列はすぐ後。
グレース達が辿り着いた村は黒人奴隷制度を未だに続ける場所だった。
籠から逃した小鳥がすぐに死んでしまうように、善意はことごとく裏
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

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2023年、231本目。

平面に小道具しか並べられておらず、壁のない世界はまるで舞台を観ているようだった。
余計な情報がない故に剥き出しの人間性が心に刺さる。
人の美しさと薄汚さを同時に見せられて、
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エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

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2023年、230本目。

ラース・フォン・トリアーの長編処女作。
少女連続殺人事件を追う刑事は、犯人の行動を模範し一体となる事で真相を暴こうとする。
セピア調の映像と構成に徹底的なこだわりを感じ、一
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メランコリア(2011年製作の映画)

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2023年、229本目。

後に全てが伏線となる、冒頭の絵画のように美しい映像に見惚れた。
特にオフィーリアのようなジャスティンの姿。
前半の悪夢の披露宴には心を振り回されたけど、後半で惑星メランコリ
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

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2023年、228本目。

夫婦が愛し合う最中に幼い息子は窓から転落死した。
自分を責め病んだ妻をセラピーで治療しようとする夫。
正気の沙汰と思えない妻の行動と痛々しい描写の連続はなかなか辛い。
監督
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

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2023年、227本目。

ボクシングでチャンピオンになろうとも、妻や弟すら信じられない弱い男。
感情のコントロールが出来ず、暴力でしか自分を解放できない。
謝ることもできない愚か者で同情に値しないの
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冷たい晩餐(2017年製作の映画)

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2023年、226本目。

我が子への愛は善悪まで狂わせるのか。
2組の夫婦は豪華な食事を前に、子供の犯した罪について話し合う。
それは決して若気の過ちで済まない、見逃されるべきでないれっきとした犯罪
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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2023年、225本目。

記憶に引っ掛かったままの"最も黒い絵"を求めてルーヴル美術館へ向かう露伴と泉。
そこで出会う邪悪な絵の哀しい真実。

物語の雰囲気を壊すことのない映像美とシリアスな話の中で
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悪い男(2001年製作の映画)

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2023年、224本目。

強烈なコンプレックスを抱えたヤクザの男は女をまともに愛せない。
惚れた女を風俗に陥れ、マジックミラー越しに女が穢されるのを見る日々。
これが愛?エゴにも程がある。
無理矢理
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ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

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2023年、223本目。

美しい巻き髪をなびかせ料理上手で笑顔を絶やさない貞淑な妻たちの秘密とは。

男らしさ女らしさへの社会風刺だが「ドント・ウォーリー・ダーリン」とほぼ同じ"ステレオタイプの理想
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

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2023年、222本目。

一体何を観させられたんだろう。
基本二画面でそれぞれに字幕が出るのも観づらい。
映画撮影の裏側のドキュメンタリーのような映像だが、無秩序かつ皆が利己的で混沌としている。
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

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2023年、221本目。

かつて弁護した性犯罪者の逆恨みにより追い詰められる弁護士一家。
ロバート・デ・ニーロの演じる復讐の執念に取り憑かれた男の異様さが見どころで、14年の刑期の中で法律を学び、初
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スノータウン(2011年製作の映画)

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2023年、220本目。

オーストラリア史上最悪とも言われる猟奇殺人事件に基づく作品。
貧困と差別、性暴力の蔓延した環境で"逃げる"という手段すら使えず、長いものに巻かれる人生を歩む青年。
手を差し
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対峙(2021年製作の映画)

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2023年、219本目。

6年前の銃乱射事件の加害者両親と被害者両親が4人で話し合いの場を設けた。
張り詰めた空気の中の会話の間、視線、言葉選び。
これは本当に演技なのかと疑ってしまうほどにすべてが
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バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)

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2023年、218本目。

バタリアンシリーズの中でも異色の今作は悲しい愛の物語だった。
恋人の死を受け入れられずバタリアンとして蘇らせてしまう青年。
常に襲う痛みと空腹を自らを傷つける事で紛らわせ、
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

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2023年、217本目。

平等の権利と義務を有するという四角形の
アートを軸に、散りばめられた気まずさと皮肉。
あらゆる前振りが後に効いてくる構造は圧巻。
唐突に理解不能なシーンもあり腑に落ちないが
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バタリアン(1985年製作の映画)

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2023年、216本目。

一風変わったゾンビ、バタリアン。
彼らは自我もあり、死ぬ間際の痛みを味わい続けているために人間の脳みそを食べるしか解放される手段がないという、哀れな存在。
バタリアンの哀愁
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

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2023年、215本目。

冒頭からラストまで絶え間のない皮肉のフルコース。
格差社会、ルッキズム、ジェンダーギャップ…何もかも詰め込んで煮込んだ闇鍋のよう。
はっきり明示されないラストシーンまでが皮
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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2023年、214本目。

両親を亡くした少女にあてがわれたロボット、ミーガン。
技術面へのツッコミは置いておいたとしても、あまりハマれず。
結局少女の心を弄び傷つけただけでは?と思ってしまった。
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ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)

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2023年、213本目。

姉妹と叔父はかつて毒殺事件があった屋敷に暮らしていた。
村で忌み嫌われるこの家族の前に従兄が現れてから状況が一変する。
陰気な妹と張りついたような笑顔の姉、噛み合わない会話
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普通の人々(1980年製作の映画)

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2023年、212本目。

ヨットの事故で長男を亡くし、残された3人家族を描く物語。
弟は事故の時に一緒だった自分を責めて自殺未遂、よそよそしい母親と息子に父親は気をすり減らす日々。

タイトル通り、
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

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2023年、211本目。

実話をベースにした児童虐待の物語。
直接手を下した継母は然るべき罰を受けたが、自分の子供をどうしようが親の勝手だろうと言い放つ父親の責任が軽んじられる事が悔しい。

継母も
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

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2023年、210本目。

オリジナルは未見。
余命半年の宣告を受けて1日でも輝いて生きたい、そう聞いて思い浮かべるような楽しく残りの人生を謳歌する話ではない。
そこにあるのはいつもの仕事と現実、でも
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マザーズ(2016年製作の映画)

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2023年、209本目。

電気も水もない湖畔の一軒家で代理母を引き受けたエレナは、妊娠してから不可解な体の異変に悩まされる。
妊娠、出産という生命の奇跡は時に恐ろしい想像を掻き立て、現実が揺らぐ不穏
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セトウツミ(2016年製作の映画)

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2023年、208本目、再鑑賞。

放課後に二人の男子高校生、瀬戸と内海が河原でひたすら駄弁るだけ。
ただそれだけなのに、ゆる〜い空気感と他愛もない日常会話に思わず笑ってしまう。
この年代のどんな瞬間
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

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2023年、207本目。

毎朝起きる度に別の外見になってしまう青年ウジンが初めて恋をする。
諸々のツッコミどころはさておき、夢物語過ぎない展開が良い。

ただ、内面で恋をした割には彼の良さが伝わりに
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

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2023年、206本目、再鑑賞。

度肝を抜かれる冒頭のインパクト。
元夫のエドワードから届いた暴力的でショッキングな内容の小説。
主人公のスーザンと共に残酷な世界に引き込まれる。
これは彼女への復讐
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

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2023年、205本目。

売れっ子子役だった妹と目立たない姉は大人になり立場が逆転、スターになったのは姉だった。
交通事故で半身不随となった姉の世話をする妹は酒に溺れ精神を病んでいく。
妹の中身は情
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

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2023年、204本目。

孤立した南極基地を舞台に、生き物に"同化"できる能力のある地球外生命体Xとの心理戦が始まる。
Xが成り変わった人物を探り合い、疑心暗鬼に陥る隊員たち。
クリーチャーのような
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

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2023年、203本目。

定番のもどかしい序盤のくだりも省き、無駄のない純度高めのグロゴアホラーに仕上がっている今作。
次々と繰り出される仕掛けはまるでアトラクションのようで飽きさせない。
粉砕機と
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

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2023年、202本目。

山小屋の地下室で見つけたテープを再生し、悪霊を蘇られてしまった男女のグループが次々と霊に取り憑かれ大惨劇になる。
グロと笑いの絶妙バランスに、性の香りと切なさをひと匙加えた
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

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2023年、201本目。

失踪した人気作家を追ううちに小説の舞台となった架空の町に迷い込んだ二人。
そこは本の内容通りの奇妙な世界だった。
これは現実か?それとも小説の中なのか?

境界線がはっきり
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キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

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2023年、200本目。

イーライ・ロス監督のデビュー作という事で興味が湧いた作品。
休暇をロッジで過ごす男女5人が次々と伝染病に罹り皮膚がただれ血を吐き見るも無惨な姿になっていく…
前半はやや冗長
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レスラー(2008年製作の映画)

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2023年、199本目。

20年前に一世を風靡したプロレスラーのランディはある日心臓発作で倒れてしまう。
リングを降りた彼に突きつけられた世界は不器用な彼には耐えがたい"孤独"だった。
仲間や自分の
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父の秘密(2012年製作の映画)

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2023年、198本目。

愛する妻を亡くし新天地でやり直そうとする父娘だが…
娘が虐めを受けるシーンではまるでその場にいる傍観者にさせられ、ただ見るだけという行為が苦痛になるほど生々しい。
最後に父
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