からざ11さんの映画レビュー・感想・評価

からざ11

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ホームワーク(1989年製作の映画)

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教育に関わる人は見た方いい。数十年前のイランでしょと切り離せない、日本の課題となることも含まれる映画だと思う。
大人のような子ども、子どものような大人が見え隠れする。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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聴こえる人と、聴こえない人。両方の孤独を描いた映画。無音な時間こそ饒舌。家族がそれぞれ独立した個人として尊重しあっていて、うらやましい。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

劇場で3回鑑賞。この感覚をもう1回!もう1回!と体が求めていた。公開が終わってからはサウンドトラックを繰り返し聴いて、脳内で映像を再生している。

デイヴィッド・バーンもトーキングヘッズも全く知らずに
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

思春期に持て余す、誰かに見つけてもらいたい愛されたい、と思う気持ちを捉えた映画。燃え上がらない、夏でも冷たい湖のような恋愛。ティモシー・シャラメが口を軽く開けてキスをねだる姿は官能的。杏に戯れたのを見>>続きを読む

フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.8

年齢とか性別を超えた友情の話。はちみつを取りに行くシーン、台所でのケンカなど、見終わってから語り合いたい場面がたくさんある。

天国の日々(1978年製作の映画)

3.6

田園ならぬ麦畑の情緒が散りばめられた映画。若くてやんちゃなリチャード・ギアも、貧乏でもお金持ちになってもかわいいブルック・アダムスもたまらないが、広々とした麦畑が何より美しい。収穫からの閑散、ポツンと>>続きを読む

Delivery Health(2019年製作の映画)

3.6

身体表現を観る映像として楽しむ。いわゆる舞台での表現ではないというところは、ストーリー仕立てにする意味がある気がする。男女の交わりを身体表現にすると…という作品なのかなーと観る。森山未來の身体の動きは>>続きを読む

ロゼッタ(1999年製作の映画)

4.0

一切の音楽がないストーリー映画は初めて。アル中の母親、理由なく言い渡される解雇、見つからない仕事、施しは受けないというプライド…全てがロゼッタに重くのし掛かるのに、ロゼッタは涙ひとつ流さない。世界に心>>続きを読む

お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

3.8

弟役の佐田啓二がかっこよくて、ずっと目で追ってしまった。兄に認められないと結婚もできない時代だったのだなあ。

斜陽族の原節子と、成金の佐野周二との完全プラトニックなラブコメ。初めてのバレエで涙を流す
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