このレビューはネタバレを含みます
アールの唐突な死によって恋愛対象が同年代の男の子に移るというご都合主義的なオチの健全さにホッとするやらモヤモヤするやら。レオンやマイインターン的なおじさんメンターが主人公の前に突然現れる父性ドバドバ系>>続きを読む
賛美歌とセックスが同時に処理(というかもはや同じ行為みたいに)されてて、黒人コミュニティの中での音楽の価値の高さを改めて感じた。そして若き日のジミークリフがラフコン重岡に微妙に似てる。
このレビューはネタバレを含みます
エンドロールの誰もいない傍聴席を観ながらなんとなく、トゥルーマンショー的な記録映像や屋根裏のもう1人の自分やクリーチャー親父とか、全部自分の記憶と深層心理が結びついた妄想にすぎないのかなと、母親の死と>>続きを読む
合法的に学校に入れるから選挙は良いみたいなのめっちゃわかる。It’s over. It’s just beginning now.
派手な演技や台詞なんかなくてもたけちゃんが直接語りかけてくるからそれでいいやろみたいな真骨頂感ある。ラストの脈絡のない回想シーンだけ後出しぽくてなんかアレだけど。
このレビューはネタバレを含みます
失った時間は取り戻せないと悟って、箱庭を壊して主人公も外の世界に飛び出そうとしたけど結局デッドエンド。大杉漣はその執着心、役所広司は混沌のメタファー。ラストの役所広司が産廃モリモリ積んだトラックでプー>>続きを読む
平山のポジな孤独の中に木漏れ日のように偶然誰かが介入してきてブレたりなんだり。東京を俯瞰で撮るカットがそんな偶然が平山だけでなく誰にでも起こることを示唆していて明快で良かった。でもホームレスを追い出し>>続きを読む
衰弱した人間がカウンター的な集団に居場所を求めることは客観的に見ると当然色んな危険を孕んでいる訳で、それが人によってスケートだったりバンドワゴンだったりレイシズムだったりケミカルだったりカルトだったり>>続きを読む
タクシーのシーンのセリーヌの右手は、1作目のジェシーとは違う動機で反応していて、作品の中でちゃんと9年経ってるなと思った。お別れのタイミングがダラダラと伸びていく過程は、偶然なのか執念が手繰り寄せる必>>続きを読む
冒頭の夫婦喧嘩が後の2人の恋愛模様の儚さを加速させてる。公園でセリーヌが言ってたセックス観は個人的には真逆な感じがした。あこそのシーンのセリーヌのブレブレな感情に対して、出会った当初の目論みから一周回>>続きを読む
コワすぎの中でガチ恋が生まれるのが面白い
こっくりさんの憑依に抵抗する工藤の姿が、死霊のはらわた2のブルースキャンベルと俺の中でぴったり重なった。
体が入れ替わったり、ヴィデオドロームみたいな銃でヤシマ作戦したりエンタメ全部載せみたいな満足感。
時を越えて工藤が両親と邂逅する小汚い版BTTF。霊の生首だって平気でブン殴るし、巨大化して鬼とも戦うしコワすぎにタブーなんて存在しない。
それにお前コレ、すごそうだろ?に集約された作り手としての工藤のプリミティブな衝動とパッション
コワすぎを心霊の枠を超えた最高のエンタメに押し上げつつ、工藤に特大のフラグをブッ刺して鮮やかに散っていった真壁先生ありがとう
「五芒星の中心に工藤が立ち河童を迎え撃つ」のキャプションの強さ