カルカンまぐろさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.3

脳味噌を未知の肌触りへとアクセスさせてくれる実験的で斬新な質感表現!視界にふと現れるノイズの表現や、”タシャの所有権”と”コリンの自我”のぶつかり稽古みたいなとこ超クール!スクリーンで観られて良かった>>続きを読む

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.7

架空のヤバいカルチャーをでっち上げるセンスと説得力を持たすだけのビジュアルがすんごい。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

主人公が最期まで気が触れない感じ辛い。クローネンバーグのキモグロと丁寧なドラマの一石二鳥的な。

ありふれた事件(1992年製作の映画)

3.0

いつの間にかクルーが前のめりになってる感じが一番怖いっす。

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

2.5

ホワイトベアーのとことかアングル充実しすぎてて普通に冷める。ラスト仕掛けがあるなら尚更、フリとしてドキュメンタリータッチには徹底して欲しかったっす個人的に。

THE BEATLES/マジカル・ミステリー・ツアー(1967年製作の映画)

2.8

68年公開の2001年宇宙の旅の1年前に公開された「大気圏内版スターゲート」みたいな勝手なこじつけで本作のFlyingのシーンを観るともうそれだけで価値ある気がするし演奏シーンはどれも最高。それ以外は>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5

軽妙洒脱なメタと妄想の大爆発!デルトロからレアセドゥへの主従関係のバトンタッチ、トニーレヴォロリからデルトロへの役のバトンタッチ、その他画面の隅々、拡声器のハウリングまで全部好きすぎ!

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.3

アリョンが最期道端に座り込んでタバコを吸うちょっとカメラが寄るあのシーンにアリョンの全てが映り込んでた気がする。

恋の時給は4ドル44セント(1990年製作の映画)

2.7

夜のスーパーでひたすら撮りたいシーン撮って繋ぎましたみたいな、映画というよりアイドルのイメージビデオ的な。呑気すぎる笑

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.9

恐らく本人の境遇やジェンダー的な観点に基づいたらしい、ある種強迫観念チックな”負けないこと”に対する異常な拘り。その辺の美学が作用してるのでインモラルなお仕事もあんま不快じゃないというかまあシンプルに>>続きを読む

十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.8

狭いコミュニティとバツだらけの地図しか持ち合わせていない青年の”どう生きたらいいかわからない”の切実さ、、あと友部正人足速いな、、笑

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.2

赤赤赤!これがポルノ作家から買い取ったベンツの救急車か、笑

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.6

2人の境遇のコントラストとお互いに軽蔑しあってる感じがバチバチで良かったっす。ラストばり渋いし打ち上がってきたフィリップの執念深さよ笑

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

3.3

いやー恐らく報われないやろな〜な未来に突っ走ってく生き物の美しさと滑稽さ。ラブリーデザインズやな〜

魔の巣 Manos(1966年製作の映画)

2.0

どこに尺とってんねんの連続。ハンバーグの捏ね方でサクリファイスすな〜

さがす(2022年製作の映画)

4.1

劇伴、特にOPのドラムかっこよ。父娘の間にしっかりと引かれる境界線が見事でした

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.0

ポールが終始 やってよかったっしょ?!みたいな顔してて最高だった〜。乗り気じゃなかったジョージも楽しそうにしとったでほんま。

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.0

こっちで勝手に補完してるところが大きいにしても、其々のバイブスとバンドに対するスタンスがめちゃ伝わってくるのドキュメンタリーとして優秀すぎる。誰よりも先にリンゴがやりたいっていうとこ最高すぎるて。ビリ>>続きを読む

愛しのフリーダ(2013年製作の映画)

3.9

ファン故の美化されちゃってる記憶も、プロ故のこれは語らないでおこうって真実もフリーダの証言にはどちらも存在するんだろうけど、こんだけ楽しそうに語られちゃうとそんなん関係ないっすね。

俺は園子温だ!(1985年製作の映画)

2.7

至近距離でありすぎるのかもしれない。日常の間違い。とっ散らかった後の締め方うまー

LOVE SONG(1984年製作の映画)

3.0

悶々としてんのが伝わってきて良い。スコセッシの剃刀のやつのオマージュっぽさある。

悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

2.8

デニスホッパーを軸に据えて観やすくなるかと思いきや全くそんな事なく、今作もどえらいとっ散らかってた。序盤レザーフェイスが二人羽織ぽくチェーンソー振り回すとこキャラデザとして普通に格好良かった。

子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる(1972年製作の映画)

2.7

モーフィアスばりに同田貫か鞠か大五郎ちゃんの選択を迫るとこおもろい。適正判断テスト的な。てか勝新の兄ちゃん勝新似過ぎやろ。

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.5

今作も全然楽しかったけどなんで無印にあんなハマれたのか自分でも謎や。

デニス・ホッパー/狂気の旅路(2017年製作の映画)

3.4

さらっと語られる”ロシアの自殺椅子”の話がやべー。観客にヴィムヴェンダースや当時学生だったリンクレーターが居たとこも含めて。ザスミスとかゴリラズとかウォーホルとか交友関係広ーってなるけど、フランクOゲ>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

2.9

あたしゃニューヨーカー達にちやほやされて浮かれまくってるスパイダーマンが見てえのよ〜

暴走パニック 大激突(1976年製作の映画)

4.2

全キャラ良すぎるけど、普段うだつの上がらない警官の川谷拓三がここぞとばかりにトチ狂っちゃうのが最高。ラストはもはやお祭りや!

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.9

ホームビデオ鑑賞中にトラビスとハンターが1つの画面に収まりながら徐々に心の距離を近づけていくあの定点観測的なカットが良すぎる。マジックミラー越しに話すシチュエーションとかも切なくて良い。とにかく映像が>>続きを読む