片刃さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

片刃

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ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

1.5

DVDスルーもののホラーとしてはまずまずなんだけど、カーペンター作となるともっと魅せどころがほしいなど要求が上がってしまう。

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

4.0

何かと食い違ったり、魅力が落ちてしまいがちなキング原作映画だが、幸せな家庭内に落ちる不和の影や、家族の死に向き合えないあまりの行動/その結果の悲劇という切なさを画面に見事に反映させた一本。出たがりのキ>>続きを読む

野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)

3.5

最後に総まとめをセリフで説明しすぎるオリバー・ストーンのクセは抜けないが、南米ギャングのエグさと、クズな奴ほど悠々と残るというシビアな世界は素晴らしい。主人公たち3人よりも、作中一番のゲスだったデル・>>続きを読む

ポール・ヴァーホーヴェン トリック(2012年製作の映画)

3.7

前半のドキュメンタリーパートは正直ダレがちだが(ただ、狂ったように演技指導する過去の監督映像は面白かった)、本編はまさかのヴァーホーヴェン流ホームコメディ。グロなしの代わりに、エロはムダに忘れない。そ>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

3.5

予想したこと以上のことは起きないが、スタローンとシュワ共演と聞いて期待することはおおむね満たす、正しい午後ロー映画。今や貴重な古典的悪役に徹したジム・カヴィーゼルにも注目してほしい。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

宇宙で漂流、主要登場人物たった2人というシンプルな素材で、宇宙遊泳から生命への考察まで味わわせてくれる映像体験。そして宇宙に行くならジョージ・クルーニーを忘れずに。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.3

トムとティルダを夜の世界に並べた時点で、絵としては完璧。『コーヒー&シガレッツ』の1エピソードを2時間に引き伸ばしたようなので、少しダレるとこはダレるが、ロック好きに嬉しい会話なんかも。さしずめ『ブラ>>続きを読む

ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.8

「雪山行ったらナチゾンビが出た」とか「ヘンゼルとグレーテルはその後魔女ハンターになった」とか、ほぼ出オチな設定一発勝負なのがトミー・ウィルコラ作品。とりあえず自分はそこが好き。

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

5.0

建物の外は地獄絵図だけど、自分たちはバリケード作っておけば安心安全。好きなだけ消費して遊んで暮らしてるけど、ひとたびバリケードが崩れればすべて終わり。ロメロが描いた世界の縮図は現在も健在です。

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.5

虚構と現実が曖昧になっていく様に、観ているこっちの脳ミソもかき回されるようで、クローネンバーグとはまた違った「気持ち悪くて気持ちいい」感覚に。

キャリー(2013年製作の映画)

3.0

良くも悪くもクロエちゃんは可愛い。あれだけ可愛いと「いじめられっ子とはいえ実際はどこかに隠れファンがいるのでは……」と疑いが。オリジナルのシシー・スペイセクは本当に冴えなかったし。
逆に、プロムのとき
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ゴースト・エージェント/R.I.P.D.(2013年製作の映画)

2.0

世界観設定は惹き付けるものがあるし、ジェフ・ブリッジスオンステージと、悪事スケールはデカイわりに小物感がついてまわるケヴィン・ベーコンは安定の面白さ。なのにあと一歩吹っ切れられない惜しさがなぁ……。

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

4.4

アメーバ怪物に、アメリカの田舎町ならではのめんどくさい人間関係をちょいちょい絡めてエンターテインメントに昇華。思わぬところから犠牲者が出たり、溶けて半壊した人体がぽーんと出てきたり、ダラボンが『ミスト>>続きを読む

オックスフォード連続殺人(2008年製作の映画)

2.8

TVの2時間サスペンスの域に収まってるような謎解きだけど、イライジャとジョン・ハートの連携プレー演技がカバー。ただしスコアに一番貢献したのは、出番の少ないバーン・ゴーマン。『Π』といい、数学にのめり込>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

4.0

どう考えても残酷なのに、持ち前の愛嬌のせいで笑えてきてしまう瀧さんとリリーさんの殺人回顧録。正義感から事件を追及しているはずなのに、殺人犯よりも業の深い顔になっていく山田孝之。「これを観ているあなたは>>続きを読む

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.2

あんなに満ち足りた表情で死ねるなら地獄で悪いわけないよな、ましてや映画で死ねるなら……と錯覚させてくれる。

ダークシティ(1998年製作の映画)

3.5

そこまで壮大ではないにしろ、ビルが崩れ落ちては生え代わり、数分前とは全く違う人生を歩まされる世界を考えたもん勝ち。リチャード・オブライエンは異星人役が似合う。

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.0

全身タイツを着こなし無理のある女装までやらかすホームズができるのはロバート・ダウニー・Jr.だけ。

キャリー(1976年製作の映画)

3.9

冴えない少女→綺麗なプロムクイーン→目を見開いた血の惨劇の女王と、シシー・スペイセクの変化がスゴい。画面分割と回転ショットがデ・パルマ印。本作と『ツイン・ピークス』の影響で、パイパー・ローリーはアメリ>>続きを読む

タイタンの逆襲(2012年製作の映画)

2.2

設定上仕方ないとはいえ神様影薄くなったなとか、ポセイドンの息子の使いようが……とか、前回は退いたのに突然アンドロメダとロマンス始まったとか、話はだいぶペラペラに。きっとスタッフの心血は、クロノス復活と>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.7

日本でロケやって、日本人俳優も結構携わって、作り手も日本にそれなりの敬意を払ってなお、ニンジャが走り城が要塞化し九州から東京まで短時間で移動できる日本。これはマーベル版『007は二度死ぬ』だ。

エリジウム(2013年製作の映画)

3.5

『第9地区』よりスケールが広がったわりに、ストーリー密度はコンパクト。見所はエクソスーツとシャールト・コプリーと、ロケットランチャーとシャールト・コプリーと、ボルト止め手術とシャールト・コプリーと、人>>続きを読む

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

スーパーマンやり直しストーリーとしていいスタートだし、バトルシーンの豪快さもなかなか。マイケル・シャノンの顔面力と、もはやただ私が支配者だと威張るだけってわけにもいかなくなったゾッド将軍の新規キャラク>>続きを読む

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

2.8

疾走ゾンビの大津波にはわくわくするんだけど、びっくらかし演出は「またですか……」ってなってしまうのであまり多用してほしくなかったところ。それにしても、ブラッド・ピットの強運&生命力はゾンビにとっても脅>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

5.0

「オレはこれが大っっ好きでこれがやりたかったんだーーーー!!!!!!」という劇的に熱いオタクスピリットは、特撮好きか否か/ジャンル/国境などすべてを越えて伝わるものですよ。ありがとうデル・トロ監督。

ローン・レンジャー(2013年製作の映画)

3.3

軽妙な作風なんだけど、尺の長さでちょっとテンポが崩れるのが難。ラストのお笑い列車アクションとウィリアム・テル序曲が吹き飛ばしてくれますが。

サイレントヒル:リベレーション3D(2012年製作の映画)

2.2

びっくり演出頼みで、ボス戦があっさりしすぎていて、ホラーとしては今一つ。3Dお化け屋敷のアトラクションとしてはまぁ面白い。

飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(2013年製作の映画)

3.8

3Dでチェーンソーときたらアレやるしかないでしょ!と言わんばかりのサービスショット多々あり。オリジナルを意識したカットもある。正統続編っていっても何かオリジナルと違う設定が……とツッコミどころもあるけ>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.7

無機質と肉惑的の混ざり具合が、気持ち悪くて気持ちいいクローネンバーグ印。

ログ・リバー(2012年製作の映画)

1.5

使いがいのありそうな素材集めてるのに、こうも活かしきれないものか。とりあえず、実生活では本物夫婦・ビルさん&ルシンダさんの仲のよさと、ブリーフ一枚姿が一番キテるビルさんにスコアを。

悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

5.0

1とは違った意味で愛すべき一本。初恋のレザーフェイス君、苦労の耐えないドレイトン兄ちゃん、音楽大好きチョップトップ兄ちゃん、実は究極の男気LG、そしてある意味ソーヤー一家よりタチが悪い暴れん坊デニス・>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

2.3

予想通りのアメリカ万歳スタンスと、予想以上のジェラルド・バトラー無双。

2001人の狂宴(2005年製作の映画)

2.5

ど田舎でバカな若者がバサバサ殺される古典スラッシャーですが、見せ場とスコアの大部分はロバートさんが持っていってます。

ゾンビ・ストリッパーズ(2008年製作の映画)

4.0

ゾンビとストリッパーという組合せのアホさ、都合のいい設定、エログロ配分(意外とグロの気合いが入ってる)、申し訳程度のアイロニー、そしてロバート・イングランドさんと、珍しくどストレートで正統なB級。

プッシャー2(2004年製作の映画)

3.6

三部作の中で一番「なんでなんだっ!! もう耐えられねぇっ!」なのはトニーじゃないだろうか。

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

なぜこれが現時点でトレンドに上がったのか。というかなぜこれはここまで観るのがガマン大会状態の一本になったのか。あまりのことに、「お前も観てみろ!ヒドいから!」と周りの人々を道連れにしたくなる。