スコット・アドキンスのアクションがスゴい。特に飛び蹴りはスゴい。頑張れ、ハイキックがそこまでハイじゃないヴァン・ダム! でもアドキンスは憧れの先輩と一緒で嬉しいんだろうな。
最上階のボスを倒せ! の一辺倒&ゴリ押しが効いた。スローモーをキメたときの映像は美しくて残酷、それ以外のシーンは基本的に残虐。よくぞここまでやりました。
設定が面白いだけに、ちょっと間延びした感があるのが惜しい。タイムトラベルやタイムパラドックスについては……いろいろツッコミどころがあるけど、一番言及したくなるのが「ハゲの変遷」になってしまう……。
相手は確実に仕留める殺人技に加え、使えるものは手榴弾でも娘でも使えという点でも容赦なしになりました。
「容赦ない」とはこういうこと。むしろボコられたり殺されたりする相手のほうが気の毒な気さえしてくる。このお父さんじゃ、『バトルシップ』のテイラー・キッチュでも「娘さんと結婚させてください」なんてますます>>続きを読む
ちょっと脚色と美化が過ぎるけど、ホントのロックバカはこれぐらい熱くなれると思います。
大作映画化のためと思って、原作コミックの毒気を抜き、余計なキャラと展開を足してしまったがために、旨味もほとんどなくなってしまった一本。キャスティングは楽しめます。