katojjjさんの映画レビュー・感想・評価

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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

4.0

韓国の有名未解決事件をベースにしたミステリー・ドラマ。

あまり評価は高くないようだが、未解決事件を変に陰謀論的に描いたり、やたらおどろおどろしく描くことなく、被害者遺族に寄り添った人間ドラマとして完
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.4

顔が入れ替わるフェイス/オフ・ホラー。
その顔が入れ替わる、土屋太鳳と芳根京子の演技で楽しませる。

演出は見事な部分もあればぎこちない部分も結構あって、なんだかスッキリと物語世界に入っていけず。
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.8

ミステリー色を濃くしたSF映画。
役者陣の演技も良い。ただ爽やかすぎるのが難。もう少しビターな風味が欲しかったが、それは個人的趣向。SF古典が原作とはいえ若者向けに撮ったのだろうから作り手としては存分
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.3

巧みな演出でラストまで楽しめる。
但し、なかなか気味は悪いが特別怖いというわけでもない。
ゴーストバスターズの三人組が好きになった。

フォロウィング(1998年製作の映画)

3.8

白黒画面でみせる、古き良きフィルム・ノワールの雰囲気に満ちたノーランの記念すべきデビュー作。

人を尾行する楽しさに憑かれた作家志望の男が辿り着いた先。
どんでん返しミステリーのためネタバレ厳禁だが、
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.0

タイトルほどカンフーでもなくヨガでもない。
ライオンが乗った車に乗り込んでしまったジャッキーが敵とカーチェイスを繰り広げるシーンが一番の見どころ。

この映画はジャッキーにボリウッドダンスをしてもらう
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その夜の侍(2012年製作の映画)

4.3

リアルタッチの復讐劇。
というか禅問答映画というジャンルになるのかな。

轢き逃げで妻をなくした中村とその犯人の木島。出所した木島を狙って中村はアクションを起こす。

禅問答映画なのでこの2人の過去は
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

4.0

ピーター・ジャクソン監督によるファンタジー&サイコ・サスペンス。

近所の変態オジサンに殺害された14歳のスージー・サーモンが、家族や変態オジサンたちの暮らしを見ながら死後の暮らし? を過ごしていく。
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.2

ワンシチュエーション・スリラー。
なかなかスリルがあって良いが、鉄塔に登りに行く理由が強引すぎないか?
結末もやや不満。
高所恐怖症の人は一生忘れぬ恐怖の映像体験になるかも?

真実の行方(1996年製作の映画)

3.9

天才俳優エドワート・ノートンの名を世に知らしめた貴重な作品。
だが今観ると作品自体はけっこう地味な法廷ミステリー。
とはいえ、ネタバレ厳禁作としても有名な本作。ミステリー好きは一度は観ておいたほうがい
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.0

原作未読。
被害者遺族やその関係者たちの悲しみの掘り下げにもう一押し何かほしかったところ。
映画より連続ドラマにしたほうが良かった題材かも。

フジテレビ系の映画らしいワチャワチャしたモブシーンの演出
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曹操暗殺 三国志外伝(2013年製作の映画)

2.4

曹操暗殺を巡るドラマにあまり緊迫感がなく、登場人物たちの悲しみも響いてこず、チョウ・ユンファや玉木宏ら俳優陣の魅力も活かし切れてるとは言い難く、構えは大きいけれど内容空疎な歴史物語になってしまいました>>続きを読む

竜二(1983年製作の映画)

3.7

等身大ヤクザ映画の先駆的作品。
映像的な趣向などまったく無視して無駄な説明も排し、ありのままの男の姿を描き切った。
しみじみとくる名品として今後も語り継がれるだろう。

しかしヤクザも食えなくなった現
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裸のランチ(1991年製作の映画)

3.7

多くの人が密かに脳内で作り出したことがあるかもしれない気色悪いクリーチャーを具現化。
特に蟲になったキーボードの気色悪さは一生心に引っかかってしまうようなケッ作ぶり。

トリップした主人公の幻覚に溢れ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.9

このストーリーで110分というのは尺を取りすぎのようだが、長さをまったく感じさせないあたりはさすがタランティーノ。

アクションより会話のほうが遥かに長いが、クラッシュ感抜群のカー・スタントは必見の迫
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

冒頭の散髪シーンから、演出の見事さが伝わってきて一気に引き込まれる。
そして竹原ピストルがいつキレるかが気になってしまう。モッくん扮するクズ男の危うさが竹原ピストルを通してうまく描かれている。
安定し
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ナイン・ソウルズ(2003年製作の映画)

3.9

脱獄囚9人のちょっとコミカルな感じの物語。だがやがて、フツーに生きれない彼らの悲しみがどんどんと噴出してくる。

豊田利晃監督の独自のタッチが冴えわたる作品だが、このタッチが合わない人には辛いかも。
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麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

2.0

派遣切りなど複数の社会派テーマを含みつつもすべて空中分解してしまった感じ。

登場人物たちの台詞も行動も類型的で、有名俳優たちの魅力や演技をまったく活かし切れていなかった。

TVサイズの域を超えられ
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キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

3.5

森の中で酷い目に遭う若い男女の話という定番ホラーだが、ここで若い男女を襲うのは殺人鬼ではなく謎の伝染病。そしてワンちゃんも襲ってくる。

明らかに低予算で特別どうという作品でもないが、なぜかそれなりに
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.7

死者を操って製薬会社の幹部たちの殺害を開始した謎の呪術師。
それを追うことになったネットニュース記者のジニは、行方不明になった仲良しの呪術師ソジンを思い出す。

ホラーというよりアクションと呼んだほう
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.2

出だしは悪くないのだが。
謎解きの面白さもあまりなく、まあダメでしたね。

非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

話のメインである旅客機内でのウィルス・パニックより陸で展開するソン・ガンホの警察パートのほうが面白い。

序盤は積み重ねるように話が進むが徐々に大雑把な展開になってしまったのは残念。
映像はパワフルな
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ドラゴン・キングダム(2008年製作の映画)

3.5

ジャッキー&ジェット・リーの夢のコラボ作。
酔拳を披露するジャッキーのほうがやや分があったか。

映画自体は真の主人公であるカンフーオタクの高校生ジェイソンが強くなっていく過程の描き込みがいまいちで、
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.6

ドイツ軍に潜り込んで殺害された家族の復讐を目論むユダヤ人女性の物語。

登場人物たちに容赦なく訪れる悲劇。元々被害者であるレジスタンス側を正義一辺倒ではなく、その醜悪さも含めてありのままに描く姿勢。そ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

2ちゃんねる発の都市伝説ホラー。
ホラーとは言っても、怖さはほとんどないRPGスタイルの作品。
怖いどころか話が進むにつれて主人公の行動がコメディチックなくらいに無敵モードになって笑ってしまう。
意外
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.2

過激な菜食主義者を誤って轢き殺してしまった精肉店を経営する夫婦が、ひょんなことからその遺体の肉を店舗販売したら、あまりに旨くて大ヒット。
そして売り物を調達するため夫婦は菜食主義者たちの狩りを開始する
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.6

妻と娘が犯したやむなき殺人を隠蔽するため映画好きな親父が奮闘するサスペンス劇。

物語が進むにつれてヴォルテージがどんどん上がっていく。開始はコメディ調だが終盤は熱い家族ドラマに変貌する。
辛い話だが
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

真の主人公はネイティブ・アメリカンのチーフだったのか。
言葉を発さないため謎めいた雰囲気を常に纏う彼の魂が救われるまでの話だと解釈していいのかも。

昔は胸糞だの後味が悪いだのと言われていたが、今観る
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四十四にして死屍死す(2023年製作の映画)

3.0

マンションの自室の扉の前に突如現れた謎の全裸の死体。通報して騒ぎになることで部屋の価値が下落すると考えた一家は死体を秘密裡に処分しようとするが。

そりゃないだろうとツッコミ入れたくなる場面が多々ある
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救命士(1999年製作の映画)

3.7

『タクシードライバー』のトラヴィスがタクシードライバーではなく救命士だったなら。というのを狙ったかどうかは判らないが、過重労働や安楽死の問題などを描き、都会の闇を描き出す。

『タクシードライバー』を
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

1.2

不快で気持ち悪いデスゲームが延々と続くが特にスリルがなく冗漫な作品に。

ラストカットが昔の三池崇史監督作品を想起させた。

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.4

中世を舞台に、生まれつき異常に発達した嗅覚を持った青年が匂いの魔力に取り憑かれて香水作りの道に進むが、やがて究極の匂いを求めて美女殺しに手を染めていく。

ガサツな方法で殺人を繰り返す主人公がなぜ捕ま
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七人樂隊(2021年製作の映画)

4.0

七人の香港有名監督による短編作品集。

どれも微妙に懐かしくしんみりした味のある作品が多い中、掉尾を飾るツイ・ハーク監督作はラム・シューが登場する内輪ネタ満載の爆笑作で、これを最終話にしたあたりが香港
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.0

主人公が下ネタ満載の異色キャラというのがマーベルとしては新基軸なのだろうが、個人的にはあまり新鮮さは感じなかった。

マーベルはあまり得意分野ではないこともあるが、自分としては普通のアクション・コメデ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

男性が夢見るユートピアは女性にとっては牢獄だった。
ということか。
終盤は男社会からの脱走を描いているのかな。

サスペンス仕立ての社会派映画。というよりずばりフェミニズム映画。

ラストは敢えてスッ
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.5

なんかプレデターみたいなシルエットの化け物が電気を消すと姿を現し襲ってくる。

特に怖いわけでもなくグロもないが、テンポ良く話が進んでサクッと楽しめるホラー作品。
雰囲気も悪くない。

ホラー映画とい
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