Arlecchinoさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

1.0

面白くない
岡崎京子ブランドで観てみたが全く面白くなかった。キャストにも魅力がない。
ヘルター・スケルター、リバーズ・エッジに続いての鑑賞だが、岡崎京子の画の持つヒリヒリしたエッジが映画では表現できて
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

3.5

大戦下でドイツに占領されてユダヤ人狩りに協力した国家は多い、って言うかほとんどの国がそうせざるを得なかった。この題材のフランス映画は結構ありますね。ノルウェーも同様だったというわけです。国家としてよう>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.1

アメリカでは認知症のことを「Long Goodbye」というのだというシーンがある。長い時間をかけてだんだんと忘れて遠くに行くから。それで「長いお別れ」という題名になったようだ。確かにチャンドラーの「>>続きを読む

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.9

真面目な良い話でした。主人公ハフマンの心変わりや葛藤が案外あっさりしていました。ここをもう少し掘り下げたらもっと劇的だったかもしれないが、それはそれであざとい映画になったともいえますね。これぐらいでよ>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.3

怒ったキャロルがメルビンに「私の気に入るようなことを言って」と迫るところと、メルビンが自分のいる精神病棟のようなところで、ほかの患者たちに向かって「現状が最良だとしたらどうよ?(What if thi>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.4

タランティーノ脚本の冴え
父クリフ(デニス・ホッパー)の最後のセリフ(シシリア人は昔ニガーにファックされまくったからシシリア人はニガーなんだ、みたいなの)はめっちゃタランティーノらしいと思いました。

再会の夏(2018年製作の映画)

3.4

なかなか興味深い、いい話でした。留置されたジャックは何をしでかしたのか、なぜそれをしでかしたのか。この2つは終盤になるまで明かされません。少なくとも「何を」については登場人物には周知なんですね。それを>>続きを読む

バンカー・パレス・ホテル(1989年製作の映画)

3.1


なんだか妙なディストピアSFでした。ちょっと社会風刺が入っていますが全体にぼんやりした進行。ヒロインは綺麗でした。変な音楽が映像にあっていておしゃれかも。

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

1.8

有名なので観てみました。韓流TVドラマみたいな話でした。
女優は可愛かった。クラシック系の音楽が結構しゃれてた。

グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

3.8

奇矯な歌手グンダーマン(グンディ)の生きざま。正義が揺れ動いているところが面白かったです。

こういう、時系列が細かく前後する映画に我々は慣れてきましたね。例えばパルプフィクションなんかがこのタイプ。
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ディスクロージャー(1994年製作の映画)

3.1

途中までは面白かったんだが、示談のあたりからワケワカな展開。あれだけしっかり契約書を読んだようなのに解雇条項に気づかないか? だいたいトム(マイケル・ダグラス)を馘首(くび)にするのが目的なら、あんな>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.6

すばらしい社会批判ですね。
狂った大統領と資本主義のカリスマとそいつらを翼賛するマスコミ。それを支持する愚かな大衆。自らが選んだ破滅への道。
合理的精神なんてそれらの前には完全に無力。現代社会そのもの
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ブレージングサドル(1974年製作の映画)

3.2

2015年に、アメリカの脚本家が選ぶ「最も面白い脚本の映画」で第8位だったのでどんなもんかと観てみました。結構面白かったけど、ベスト10に入るほどかな、っていうのが正直な感想です。
ちなみにベストテン
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.4

奇天烈なアイデアですが結構よくできてました。良く思いつくものです。CUBEみたいなのだ。観る価値はあったと思う。
料理人たちのシーンとか彼らへのメッセージにあまり意味がなかった、というかいかにもそこが
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ロシアン・ソルジャー 戦場に消えた18歳の少女兵士/ゾーヤ 戦場に消えた18歳の少女兵士(2021年製作の映画)

3.4

厳しい映画でした。実話で、彼女は国では英雄なんですね。
訓練のときに「できない奴はすぐに死ぬ」みたいに言われてヘラヘラしているシーンがとても良かった。死ねば最愛の彼に会えるというわけだ。

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.8

それなりに(笑)面白かったです。「最後に音楽は克つ」という話は好物です。
キアヌ・リーブスはおまぬけな役の方が似合いますね。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

渋い恋愛ドラマでした。武士の一分(藤沢周平)みたいな話でした(そおかあ?笑)。
3者の視線から章立てになっていましたが、たいして新しい視点もなく、無駄に時間が長くなっていただけのような。それにしても中
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ドント・レット・ゴー ―過去からの叫び―(2019年製作の映画)

2.8

未来は変えられる、ってわけだが変えられた方の未来はどうなるんだか、とかそういうことを突っ込んではいけないんですね。それはタイムパラドックスだからしょうがない。そこには目をつぶって楽しむのが映画の楽しみ>>続きを読む

シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

2.6

敬愛するベルトルッチ監督作品だし、淀川長治氏が大絶賛してるし、尊敬する読書家の友人が「最近の注目はポール・ボウルズ(原作者)」と(この映画の公開の頃)言ってたし、音楽は坂本龍一だし、チャーミングで大好>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.6

面白かった。前作前々作のヒーロー・ヴィランを登場させるのにマルチバースを使うとはすばらしい。行き来の方法はどうあれ(笑)一応理屈は通ってる(そおか?)。
「デバイスをリンクしました」のところが笑えた。
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.3

結構面白い設定のスプラッタコメディ。お姉さんには正直に言うべきじゃないのかなあ。

禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.8

のんびりと楽しめる、なかなか良くできたSF佳作。
イドの怪物っていうところがおしゃれ笑。

BURN バーン(2019年製作の映画)

3.5

タガの外れた女店員のいるガソリンスタンドの一夜。
笑えるストーリー展開とベタな音楽。いいじゃないすか。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

抜け出せないタイムループ。果たしてどうやって抜けるのか?
量子宇宙論(流行の笑マルチバース)を猛勉強すれば....
タイムループのリアル(なんじゃそりゃ)が丁寧に描かれている佳品です。

タイムループ
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.5

なぜ「マクベス夫人」なのか。
もちろんシェイクスピアなのですが、イギリスでは「マクベス夫人」はその言葉だけで禍々しい業(ごう)の印象があるようですね。その名前の小説が原作。
重みのある、なかなかの映画
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

1.8

それでいいのか?だめだよ!
俺はラミ・マレックが好きじゃないんだよなあ。
フレディ・マーキュリーはあんなチンケなやつじゃねえよ!(無意味な八つ当たり笑)

セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

4.6

これは素晴らしい映画です。ダライ・ラマがいいこというんだよ。
もっと早く観ておけばよかった。J.J.アノーなんだし。

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

2.0

可愛げのあるいたずらならまだしも、お互いに修復不能な破壊を目指すのはどうなのか。しかも他人を巻き込んで。お誕生パーティ台無しとか、かわいそ過ぎだろ。戦争の虚しさを描きたかったのでしょうか(なわきゃない>>続きを読む

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.1

期待ほどには面白くない。
ストーリーを楽しむんじゃなくて人物を愛でるというのがイギリス風ユーモアなのかな。

ロックバンドのユーライア・ヒープの名前はここから採られたんですね(@_@)

監督があえて
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.8

ほっこり、ほろりとした終活コメディ。面白かったです。
ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」ってソ連時代にカヴァーされて大ヒットしたらしいですね。劇中とエンディングでそのロシア語の曲が流れます。
あれ、これ
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ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(1986年製作の映画)

2.3

ほぼすべてがマッチョイズムというC.イーストウッドらしい映画でした。
軍隊バカが喜びそうですね。

英雄の証明(2011年製作の映画)

4.1

面白い映画でした。ファルハディ監督はこういう、進退きわまる「のっぴきならない」状況を描くのがめちゃくちゃうまい。脱帽です。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.1

最初の1時間半くらいはクラシック音楽の詳しいうんちくがたくさん出てきて、わかる人には面白かろう、という話。うんちくはほとんどが正鵠を得ていて、ややクラシック音楽オタクの私にはとても面白かったです。私に>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.3

ジョーダン・ピール監督らしい緊迫した絵作りであったが、いかんせんネタが薄かった。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.9

いろんなことについて考えさせる、いい映画でした。
原題の”Never Rarely Sometimes Always”は、主人公が受けるカウンセラーからの性体験についての質問の答えの4択の選択肢。この
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

なかなか綿密に作られたストーリー。本当の生い立ちとか母親の死因とか、いろいろとよくできていて楽しめました。
ファッション界の話なので衣装が華やかでおしゃれなところもいい。脚本に「プラダを着た悪魔」のア
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