勝沼悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.3

 インディージョーンズ最終作。
 69年、年老いたインディはかつて戦争中に手に入れたアルキメデスのダイヤルを巡る戦いに巻き込まれる。。。

 クリスタルスカルよりはまともか。シャイア・ラブーフが演じて
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妖怪の孫(2023年製作の映画)

1.5

 安倍晋三暗殺後に改めて安倍政権の問題点を追う。

 内容は特に問題はないと思う。しかし、この映画のメッセージがこの内容の様なことを知らない人に届くだろうか? この映画は届けたいと言っている相手と実際
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アンダー・ウォー~地下道爆破計画~/アンダー・ウォー 史上最大の地下爆破作戦(2021年製作の映画)

2.4

 第一次大戦時に爆弾を仕掛ける為に地下トンネルを掘ったイギリスの鉱山労働者達の実話を描く。

 今となっては戦争に軍人以外の専門職が多く入るのは当たり前だと思うが、当時は鉱山労働者という穴掘りの専門家
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

 ふわふわ女子殺し屋コンビ映画第二弾。
 二人を殺してバイトから正規採用に昇格を目指す若者殺し屋コンビが迫る。

 前作の流れと雰囲気そのまま。ふわふわ女子コンビにこっちも社会を舐めてるようなふわふ若
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.4

 スパイダーバース続編。マイルスやグエンは様々なスパイダーマンを集めて活動するミゲルと出会うが。。。

 摩訶不思議なアニメの世界は健在。今回はCGもどきやレゴまである。疾走感の表現も良い。
 様々な
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.5

 ワイスピ10作目。
 10年前、金庫ゴロンゴロンで敗れた男の息子がドム一味に復讐を仕掛ける。

 思えば今のワイスピの大成功は10年前の金庫ゴロンゴロンから始まったと思う(メガマックス?)。ただのカ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

 ソウル発ホノルル行の旅客機がウィルスによるバイオテロに襲われる。

 明らかにコロナ禍を意識してると思うのだが、ひょっとして未だに多くの人が屋内でマスクをしている(してなくても持ってる)のって日本人
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ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

3.8

 ゾンビマックスまさかの続編!

 もうストーリーとか完全に忘れてたが、勢いは前作からあまり衰えず。
 石油がエネルギーにならなくなった代わりにゾンビの吐く息がエネルギーになるという設定は奇抜ながら、
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

 突然の事故で妻を亡くした小説家は同じく妻を亡くした妻の友人家族と知り合う。

 軽薄なモックンに相対するのが竹原ピストルというのは良い。
 子どもがいる家族と交流したから人間性を取り戻したなんて話だ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.7

 人類とAIの戦争を終わらせる鍵となるAIを探す作戦に巻き込まれた男は少女の姿をしたAIと出会う。

 AIと人間にはっきりした線引きが見えず、二つがごっちゃになった世界。AIと人類の戦争ではなく、A
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.8

 先の戦いで死んだはずのネオは再びマトリックスの世界に囚われていた。自分を取り戻したネオはトリニティ奪還を試みる。

 前シリーズの戦いが全く意味のなかった敗北ではなく、機械と人間の共存を生んだという
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

2.8

 霊能力者ウォーレン夫妻の家に保管されたアナベル人形が夫妻の留守に封印を解かれてしまう。

 ウォーレン夫妻の娘とその周辺が主人公の外伝的な内容ながら、本家に遜色のない基本に忠実なつくり。決してグロの
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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

3.1

 処刑山まさかの続編。
 前作でナチスゾンビを倒せず右腕を失った主人公はゾンビ司令官の腕をつけられたことでソビエトゾンビを召喚してナチスゾンビに戦いを挑む。

 処刑山、5年後に続編出てたんですねぇ。
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

2.8

 レブロン・ジェームズがバックス・バニーらワーナーアニメのキャラクター達と組んでバスケットボールで戦う。

 DCキャラやマトリックス、キングコングなどワーナーブラザーズの様々なキャラが出てくるが、実
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

 同性愛カップルの家族を訪れた4人の男女。彼らは家族の誰かが犠牲にならないと人類が滅びると家族に犠牲を強いる。

 序盤から中盤にかけての雰囲気はかなり良い。最初は説明がつきそうでもあり、本当に人類の
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.1

 クリード第三弾。長い刑期を終えた旧友がボクシングでチャンピオンを目指したいとクリードを頼ってくるが。。。

 決してつまらない映画ではない。ジョナサン・メジャースの存在感は素晴らしく、魅力あふれた敵
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

1.6

 フランスでヒーロー映画の主役に抜擢された男が事故で記憶を失ってしまう。彼は自分がヒーローなのだと思い込み。。。

 コメディ要素がかなり下品なギャグ。私の感覚には完全に合わなかった。『シティーハンタ
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.1

 心霊研究家夫婦を描く死霊館第3弾。悪魔に憑かれて殺人を犯した青年を救う為にウォーレン夫妻が呪いを調査する。

 怖がらせシーンのクオリティは安定。ホラーでありながら夫婦や家族の愛がテーマなのも今まで
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MAMA(2013年製作の映画)

3.3

 無理心中の直前に父が何者かに襲われそのまま行方不明になった幼い姉妹。5年後に見つかった二人は叔父とその恋人に引き取られることになったが、二人がMAMAと呼ぶ何かもそこに潜み。。。

 中盤までは普通
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

2.5

 第二次大戦時に爆撃機に機密が入った鞄を持って乗り込んだ女性士官。下部銃塔の座ることになった彼女をグレムリンらしき何かが襲う。

 銃塔の中だけの密室劇と思いきや、後半は大きく転換して一気に話が加速し
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.1

 義兄に強引に誘われて銀行強盗に参加した元軍人。警察に見つかった二人は瀕死の警官を運ぶ救急車を奪い逃走劇を展開する。

 マイケル・ベイらしいアクションの映像美と緊迫感。今作は窓ガラス割れるの少なめ。
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女神の継承(2021年製作の映画)

2.9

 タイ東北部で祈祷師の家系を継ぐ女性に奇妙なことが起き始める。
 タイ韓国合作ホラー。

 雰囲気は良い。
 起きる出来事が実際に起きてもおかしくない線をギリギリで保っていて、『哭声 コクソン』みたい
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

2.7

 イギリスに雇われた工作員チームが新兵器技術の販売の阻止に動く。

 アクションやストーリーに特段見せ場はなく、キャラクターの魅力で見せる映画。
 つまらなくはないが、ステイサム主演でガイ・リッチー監
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 全てがPCやスマホの画面で進む映画search/#サーチ第二弾。

 今度は子どもが行方不明になった親を探す話。親ゆえの意外な展開はうまい。オンラインの新しいサービスもうまく組み込んでいる。
 ただ
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355(2022年製作の映画)

3.0

 世界を破滅に導くかもしれないマルチハッキングデバイスを巡って、世界各国の女スパイが手を組むことに。。。

 セバスチャン・スタンは〇役もいい! 主役の女性陣も豪華なキャスティング。
 ストーリーも女
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散り椿(2018年製作の映画)

2.7

 藩を追われた武士が、亡くなった妻の「故郷の散り椿を見て」の言葉に従い、藩に帰ってくる。

 キャストは絶品。殺陣も良い。あと、情景も素晴らしい。
 ただ、話がちょっと単調か。そこが話の主軸でないとは
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.8

 赤ちゃんポストに捨てられる赤ちゃんを横流しして養子縁組で利益を上げる男達を描く。

 是枝裕和監督に韓国の豪華キャストなのだが、今いち入り込めなかった。何となくストレート過ぎる感がした。
 そういえ
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少林寺 怒りの金剛拳(2021年製作の映画)

2.8

 清朝末期の南少林寺に重症の海賊の男が運ばれる。男は成行で少林寺の修行の身となるが。。。

 決してアクションがすごいわけでも有名な俳優が出てるわけでもないが、悪人が少林寺と出会い更生して正義の為に戦
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マーベルズ(2023年製作の映画)

4.4

 新たな敵を前にキャプテン・マーベルが能力を使うと、モニカ・ランボーやカマラ・カーンと入れ替わってしまうことに。。。

 強過ぎキャプテン・マーベルのストーリーを成立させる為に、能力を使うと入れ替わっ
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ワイヤー・ルーム(2022年製作の映画)

2.3

 監視室(ワイヤー・ルーム)で働くことになった特別捜査官。一人で監視してる時に突然、監視対象者が襲われ、彼はルールを破って監視対象者に電話をしてしまう。。。

 ブルース・ウィルスを出番の少ない準主役
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 中年の女流作家サラは、小説は売れているのに満たされない日々が続いていた。編集長(愛人)にもあんまりかまってもらえない。
 そんな時、この編集長から南仏の別荘で過ごしてみないかと提案される。サラは一
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

2.4

 越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助を描く。
 司馬遼太郎の幕末小説を映画化。

 役所広司演じる河井継之助は確かに幕末の動乱にあって真っ当に武士であり、その口上はビシッと決まっている。
 ただ、そ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

 火・水・風・土の4つのエレメントが住む世界の火の女性と水の男性の恋愛を描く。

 確かにCGアニメーションの進化は水や火で顕著に表れるのだが、まさかその火や水を主人公にアニメ映画をつくるとは! 
 
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.1

 ディズニーアニメの名作が実写映画化。

 海の世界を実写にしたら気持ち悪くなるのでは?と思ったが、海の生き物達がリアルでありながらファンタジーにばっちりハマってる。これはすごい。
 ストーリーはほぼ
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レミニセンス(2021年製作の映画)

2.5

 戦争と海面上昇の後のアメリカで人の記憶を見る仕事をする男が客の女性と恋に落ちる。しかし、その女性は突然消えてしまい、男は記憶辿る装置を使って女を探す。

 真相を探る過程での記憶を辿る装置が肝の映画
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ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)

2.3

 銀行の支店長が朝車で出社すると「座席の下に爆弾を仕掛けた」と電話が。。。

 緊迫する犯人の駆け引きだったのだが、中盤以降の警察のダメっぷりで萎える。ラストも犯人の素性が分かって話のトーンが急に変わ
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