勝沼悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

2.9

 60年代後半のイリノイで活躍したブラックパンサー党のフレッド・ハンプトンとFBIの命を受けて彼の元に潜入したウィリアム・オニールを描く。

 黒人の人権活動団体が魅力的なリーダーを得て黒人ギャングな
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透明人間(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 執着の強い恋人から逃げた女性。相手の男は自殺するが、女性の周りに奇妙なことが起き始める。女性は科学者である元恋人が死を偽装しステルススーツを開発して近くにいるのではないかと疑心暗鬼になるが。。。>>続きを読む

シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ 2(2014年製作の映画)

2.4

 鉤を持った殺人鬼ジェイコブの映画第二弾。

 一作目は未視聴。
 何でも1作目は色々殺し方がその相手に合わせたヴァリエーションがあったとのことだったが、今作は普通。
 WWEのスターだったケインの殺
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クライモリ(2021年製作の映画)

2.7

 人気シリーズがリブート。旅行に行った田舎の山で若者達が謎の集団に襲われる。

 オリジナル未視聴。オリジナルとかなり違い今作の敵は独立国家を気取り山奥に籠る人々。この設定が普通に襲ってくる連中より質
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ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染(2020年製作の映画)

2.2

 ホテルに突如蔓延した謎の奇病。

 誇張でも何でもなく映画の1/5は釈由美子の足の裏を眺める映画。1/4は這いつくばってる釈由美子。
 Amazonレビューに「序盤をよーく見てください!」って書いて
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

2.8

 不思議な町の支配者から女を連れ戻す依頼を強制された男を描く。

 最近のニコラス・ケイジ映画はトリップ感があるものばかりだが、園子温監督の今作はなぜかその成分を煮詰めに煮詰めて濃くしている。ママチャ
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

1.8

 殺人鬼の犯行現場に居合わせてしまい狙われる聴覚障碍者の一夜を描く。

 事件を目撃してしまい後日狙われるのではなく、その夜だけで話を完結させるというノンストップな展開は悪くない。
 だが、そうはなら
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ドント・ゴー・ダウン(2019年製作の映画)

2.3

 東ヨーロッパで行動するイギリスの特殊部隊が戦闘を終えて避難の為に建物の階段を登る。ドアを開けた先には先ほど戦闘する直前の自分達がいた。。。

 いわゆるループもので、脱出を目指すがうまくいかず同じこ
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インヘリタンス(2020年製作の映画)

2.5

 政財界に影響のある一家の父が急死。父から娘に託された鍵は父が男を長年監禁している場所の鍵だった。。。

 サイモン・ペッグはこういうサイコパス的な何かがありそうな役も合っている。
 ただ、ストーリー
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総理の夫(2021年製作の映画)

1.8

 日本初の女性総理とその夫を描く漫画の映画化。

 映画としてはスカスカな印象。てっきりドラマのダイジェストなのかと思った。
 一つ興味深いのは民主党政権をイメージしてる主人公が消費税増税を訴えている
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

4.1

 元カレとパイロットと3人で小型飛行機に乗った女性。パイロットが急病で亡くなり、大海原の上空で元カレとサバイバルすることに。

 小型機の中でよくもここまで色んな展開ができるものかと感心する。
 原題
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.4

 80年代にアーカンソーの田舎で農場を始める韓国系家族を描く。

 俳優の顔に惹きこまれる系の映画。子役からおばあちゃんまでみんな素晴らしい。
 アメリカ映画ながら大半が韓国語で進むことからゴールデン
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ひとよ(2019年製作の映画)

2.4

 暴力を奮う父を殺害して刑務所に入った母が15年ぶりに帰ってくる。

 うーん。。。意味不明な言動多すぎ、怒鳴り過ぎで入り込めないまま終わってしまった。
 ラストも何だかなぁで終わり、最後まで入り込め
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.4

 ウルトラマンに続き今度は仮面ライダーがシンに。

 だいたいシンウルトラマンと同じ。こういう感じなんだろうなぁというのがそのまま映像になった感じ。
 しかも、今作はシンウルトラマンの後なので、やっぱ
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宇宙大怪獣ドゴラ(1964年製作の映画)

2.5

 ダイヤモンドを食べる不定形の宇宙怪獣が現れる。

 非動物、非人間の珍しい怪獣もの。扉絵の様なのとはちょっと違うが、見せ方でうまく不定形の怪獣を描いている。
 怪獣パートと人間パートのつながりが弱く
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ブラッド・パンチ タイムループの呪い(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 あやしいカップルに幻覚剤の製造を持ちかけられた男。彼の方に殺されそうになった男は何とか返り討ちにするが、朝になると殺人をする前の火曜日の朝がまた繰り返される。。。

 よくあるタイムループものながら
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クリスマス・ ウォーズ(2020年製作の映画)

2.4

 アラスカにいるサンタクロースは収入不足で満足なおもちゃが贈れず悩んでいた。そこに金持ちの子どもの依頼で殺し屋がやってきて。。。

 シュールというか不思議な世界観。エルフもいるから一応ファンタジー?
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マジンガーZ対デビルマン(1973年製作の映画)

2.5

 マジンガーZとデビルマンが戦うようなタイトルだが、実際は二大永井豪ヒーローが協力して戦う話。アニメのデビルマンが終了している為、マジンガーZにデビルマンが助太刀する形。それでもデビルマン+マジンガー>>続きを読む

CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ(2014年製作の映画)

3.9

 ボーイスカウトより年少のカブスカウトに行った少年達。その中でもいじめられ気味のサムは森に何かがいることに気づき。。。

 田舎で何かに襲われる系の映画なのだが、何本かの線があり、何に襲われているのか
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.5

 アルコール依存から立ち直り兵士を経て暗殺者になった女性。仕事を明かさず家族の元へ帰るが、暗殺相手になぜ殺されるのか聞くことが分かり組織に疎まれ。。。

 ジェシカ・チャステインら出ているキャストは豪
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

2.9

 高校教師4人が哲学者の「血中のアルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が上がる」という説を確かめようと日常飲酒を試みる。

 もっとはっちゃけた映画だと思ってたが、苦悩するマッツを描く従来のデンマーク
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

1.6

 東京で暮らすトランスジェンダーが虐待にあった親戚の子を預かる。彼女にはバレエの才能があり。。。

 絶賛の声もある中、当事者からの多くの批判にあった映画。なるほどなぁ。単に性転換手術で亡くなるのが現
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

2.9

 6人の男女が集められた脱出ゲームはデスゲームだった。

 閉じ込められた部屋を次々と脱出していくわけだが、それぞれの部屋の仕掛けが見栄えが良くて楽しめる。
 ラスト前の展開までは悪くないのだが、ラス
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

2.5

 年老いた母と49歳の知的障害の息子の二人家族。隣に核家族が引っ越してきた頃に息子がグループホームに入ることが決めるが。。。

 ドランクドラゴン塚地武雅と加賀まりこは確かに素晴らしい。隣家の夫婦もい
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狂猿(2021年製作の映画)

4.2

 デスマッチプロレスラー葛西純に密着したドキュメンタリー。

 凶器だらけのデスマッチは命知らずというイメージだが、その世界の中心人物とも言えるこの映画の葛西純はどうにも元気がない。プロレスラーとなっ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.0

 イギリスの麻薬王が大麻農場を売り払って引退を考えるが、そこから不穏な動きがいくつも連鎖してしまい。。。

 探偵と組織のナンバーツーの会話からシーンが進行していくのだが、豪華キャストで続きがどんどん
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フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

2.9

 『フランケンシュタイン対地底怪獣』で死んだはずのフランケンシュタインが海と山から2匹現れる。

 前作の人型VS怪獣から人型VS人型になった黎明期の怪獣もの。
 ストーリーはあっさりながら見せ方は今
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 あの『CUBE』が令和に日本でまさかのリメイク。

 傑作であったオリジナルの『CUBE』は集められた人々が実は個々の能力を結集して協力すれば生き残れたのに自滅して子どもだけが生き残る話だったのに対
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愛なのに(2021年製作の映画)

2.5

 冴えない古本屋の30代の店主が店に来た女子高生に告白される。店主には近々結婚する好きだった女性がいて。。。

 登場人物みんなが腹が立ち、イライラする映画。
 と思いきや中盤にかけての展開でちょっと
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ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

2.8

 仏潜水艦が核戦争の危機に立ち向かう。

 いわゆる潜水艦モノ。特筆する様な新しさはないが、主人公が凄腕のソナーというのが定番ながら良い。
 核の抑止力って核攻撃された時に潜水艦から反撃の核攻撃をする
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

2.4

 極秘に開発された人類発のクローン人間ソボクには万病を治す可能性があった。不治の病に苦しむ元情報局員はソボクの移送の護衛を任されるが。。。

 クローンが人間の不死の可能性を開きしかも超能力みたいなの
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

4.4

失意から激太りしてしまった刑事が犯人護送の任を受けて東京へ行くが、この犯人は東京のヤクザに狙われていた。。。

 特殊メイクでドニー・イェンが太っちょ役を務めたことで話題になった映画なのだが、これは驚
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.3

 ジェームス・ブラウンの半生を描く。
 
 チャドウィック・ボーズマンのジェームス・ブラウンぶりがやばい。見慣れたチャドウィックが演じてるはずなのにどう見てもJBに似てる。
 ただ、ストーリー的にはと
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

2.3

 愛する女性を見つけた男は過去の銀行強盗の罪を償おうと減刑と引き換えに自首と金の引き渡しを警察に持ちかける。しかし、相手の警官がその金を持ち逃げしようとし。。。

 何を見せたいのかいまいちはっきりし
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ノイズ(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

 先細る島を黒イチジクの栽培で盛り上げ町の救世主となった若者。彼と友人、島の警察官の3人は島に来た保護観察中の危険な男ともみ合う中で彼を殺してしまい。。。

 偶然に悪人を殺めてしまったことを隠す善人
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明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

2.4

 金融危機で全てを失った人々がお金を奪った形となった悪徳な資本家からお金を奪い返す計画を練る。

 アルゼンチン映画。この国は何度も金融危機があったのだろうと思わせる。
 コメディではない。あきらめな
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