勝沼悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

2.3

 ワンピースの映画版の14作目。

 キャラの多いワンピースにあって映画では原作やアニメでしばらく出てないキャラを活躍させるというのは正しい方向性。
 映画なのでCG多め。ワンピースって本編もそうだけ
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聖女/Mad Sister(2018年製作の映画)

2.9

 刑務所から帰ってきた姉が拉致され行方不明になった妹をひた探す。

 あれ? パッケージほどマッドじゃないじゃんと思って見ていると、中盤から話の方向が変わる。なるほど、これはマッドになる。
 主演のイ
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導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)

2.4

 中国返還直前の香港、潜入捜査中の警官と相棒が犯罪組織に挑む。

 当時ドニー・イェンは積極的にMMAの動きをアクションに取り入れていて、格闘アクションは抜群に良い。MMAと従来の格闘アクションの融合
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

1.7

 菅総理(当時)の状況を追ったドキュメンタリー。

 本人や関係者にはインタビューできなかったらしい。ただ、石破茂や辻田真佐憲など幅広いメンツが登場している。
 与党批判ありきなのでドキュメンタリー映
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ザ・ファーム 恐怖の食物連鎖(2018年製作の映画)

2.3

 田舎のモーテルに泊まった夫婦が動物の仮面を被って人間牧場を営む村人達に捕まる。

 最初っから不穏なムードを出し過ぎて、あんまり入り込めない。田舎系ホラー映画としてはあまり面白くない。
 この映画が
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.9

 知人の結婚式に行った11月9日を永遠に繰り返す男。ふとしたことからもう一人の女性もループに加わってしまい。。。

 ループものとしては近年『ハッピー・デス・デイ』という傑作があったが、あれはループの
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

2.3

 女性が誘拐され監禁された場所では同じ様にさらわれた人々が自分の苦手なものに強制的にさらされていた。

 恐怖の絶頂に達すると化けるというお話なのだが、これVやん。完全に爬虫類宇宙人ビジターやん。
 
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キューブ:ホワイト(2018年製作の映画)

2.3

 反政府組織によって内戦状態のイギリス。女性が白い謎の部屋に監禁されている。その部屋は人が死ぬ程温度を上げ下げできるなど最先端の設備がなされていた。

 原題は『White Chamber』。キューブ
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

2.4

 ロックダウン中にzoomに集まる旧友達に恐ろしい出来事が。。。

 zoomでホラー映画をつくるって時に会議とか飲み会ではなくみんな降霊術するって発想がちょっと笑った。
 そこそこ面白いが、もっとz
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

2.8

 ダニエル・クレイグ007最終作。

 近年の007はスパイアクション映画のインフレ(主にMI)に押されてる。スタイリッシュという差別化はあるもののそれだけでは弱い。
 そんな状況なのにこの映画やたら
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テリファー(2016年製作の映画)

2.5

 理由もなく無言のピエロが殺人を重ねる。

 いわゆる堅気の人は見てはいけない系のホラー映画。ストーリーはないに等しい。
 そういうものだと割り切って見る分にはクオリティは悪くない。特に主人公のピエロ
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.0

 司馬遼太郎の新選組の物語を映画化。
 
 新選組の最初から終わりまでを2時間で駆け抜けるのでストーリーとしての重みはない。キャストの魅力とスペクタクルシーンで見せる映画。確かにキャスティングは良い。
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.0

 大人気漫画の映画化の第二弾。

 前作は殺さない殺し屋というのを面白く描いていたが、二作目の今作はそこに新鮮さがなくアクション重視な印象。確かに岡田准一のアクションはすごい。
 堤真一らの新規キャラ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

 穴と呼ばれる場所。そこは1日一度プラットフォームと呼ばれる台から豪華な食事が運ばれる。台はどんどん下に降りていき、上から順に食べていくとやがて食べ物はなくなる。各層には二人の人間がおり、1ヶ月に一度>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

 車がパンクしたが現金がない男が一晩遊園地を掃除すること仕事を請け負う。その遊園地の人形達が男に向かって襲ってくるが。。。

 ここ数年のニコラス・ケイジの映画はこの手の妙なものばかり。映画全体がトリ
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デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

2.8

 ベトナム戦争に参戦したオーストラリア軍が圧倒的多数のベトコンと対峙したロングタンの戦いを映画化。

 オーストラリアってベトナム戦争に参戦してたのか。
 ベトナム軍は敵の豊富な野砲や空爆を避ける為に
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.9

 ワイルド・スピード第9作。ドムには弟がいた! ドム達は弟の野望を止めようとするが、そこには死んだはずのハンの影が。。。

 ヴィン・ディーゼルとジョン・シナ確かに似てる! しかし、この兄弟ごつ過ぎる
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インビジブル・スパイ(2019年製作の映画)

1.9

 警察にもスパイを送り込む巨大犯罪組織と警察の戦いを描く。
 
 真面目に大作映画をつくろうとしたのかもしれないが、これはやらかした部類に入るのではないか。
 ストーリーの細かい部分が色々おかしい。も
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

2.8

 怪盗グルーシリーズ第三弾。
 グルーは双子の兄弟ドルーと出会う。

 世間的にはミニオンズばかりが目立つが、本家怪盗グルーシリーズはミニオンと魅力的な人間キャラクター達の二本立て。それがいいのだが、
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グレート・ホワイト(2021年製作の映画)

2.3

 水上飛行機がサメに襲われ沈没。5人の男女は救命ボートで漂流する。

 序盤の水上飛行機がサメに襲われるシーンのCGが致命的にショボい。CGの技術が弱いのか、お金がないのか。後半も時々CGがショボい。
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

 大好きな祖母が末期がんに。しかし、本人には告知せず一族が集まる名目としていとこの結婚式が行われ、ニューヨークに住む中国系アメリカ人の女性は長春へ。

 中国ではガンを告知しないのが今でも普通らしい。
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

2.8

 アラバマで黒人死刑囚の冤罪と戦った黒人弁護士ブライアン・スティーブンソンの実話を描く。

 こういう話多いですよねと思って見てたら、何とこの映画の舞台は80年代~90年代にかけて。こんな最近まで黒人
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

2.9

 アニメ第一期の続きのストーリーが劇場映画に。

 キャラクター、世界観だけでなく全ての面でクオリティが高いアニメ。
 ただ、このアニメ、性的な暗喩がちょっとやり過ぎではないか。犠牲や代償というテーマ
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ヘル・フィールド ナチスの戦城(2020年製作の映画)

2.9

 第二次大戦中のフランスで米軍兵士5人は城で待機を命じらられるが、その城で不思議なことが起き始め。。。

 ナチスの兵士達にかけられた呪いがなぜ米軍兵士にも襲いかかるのか。兵士なら大なり小なり行ってい
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ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

2.8

 冴えない男がスマホを変えたところ内臓のAIが勝手なことをし出す。それをきっかけに男は変わり恋人もできたが、恋人ができたことでAIが嫉妬に狂い。。。
 
 もっとAIがメチャクチャするのかと思ったが、
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ドアマン(2020年製作の映画)

2.4

 要人を助けられず軍を去った凄腕の女性がドアマンの仕事に就くが、その高級アパートに強盗団が現れ。。。

  主演のルビー・ローズが存在感があり、アクションシーンの独特のカメラ回しも良い。
 ただ、せっ
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.8

 紛争が続くエリトリアからアメリカ人夫婦に養子として迎えられたルース・エドガー。文武に秀でた彼は優等生として過ごしていたが、危険な思想が見え隠れして。。。

 もっと分かりやすく極右にかぶれる話かと思
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⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

3.1

 伝説のスナイパー、ベケットの息子に要人殺害の容疑がかけられる。捕まった息子に謎の暗殺者が迫り。。。

 謎の暗殺者を演じる秋元才加の存在感がすごい。彼女があんなにきっちりアクションができたとは。この
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.1

 違法な格闘サイトの悪口をSNSに書いたら運営に捕まった男。彼は両手に銃を固定され、デスゲームに強制的に参加させられる。

 テンポと絵面の良さで引っ張る映画。
 両手に銃を固定されるという設定が自分
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ハプニング(2008年製作の映画)

2.9

 ニューヨークで突然人々が自殺を始める。最初は生物テロと思われたが。。。

 M・ナイト・シャマランものだが、どんでん返しはなし。
 何となく理由の解明があり、その結果で主人公達が逃げられてる様にも見
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密偵(2016年製作の映画)

2.9

 抗日独立運動組織の義烈団を捜査する警察官イ・ジョンチュルは団に密偵として入り込む命を受ける。一方、義烈団の団長もジョンチョルを自分達の同士として取り込もうとするが。。。

 日本占領下における現地警
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

2.8

 大金の入ったバックを巡る群像劇。

 いくつものストーリーが並行して語られるが、実は時系列が違うということが中盤に語られて全ての話が一つのバックでつながってくる。
 韓国版トム・クルーズのチョン・ウ
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

2.8

 中卒の若者があてもなく故郷を出て飲食店で住み込みのバイトを始めるが、そこのコックがインパクト大で。。。

 おかっぱドンソク兄貴の絵面からもっととんでもない話かと思ったらわりかし普通のコメディだった
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.4

 未解決の連続殺人事件が再発。かつてその事件を調査し今は一線を退いていた警官が自分の後釜に来た刑事と共に捜査するが。。。

 主要キャスト3人の雰囲気は良い。
 しかし、終盤の展開がなぁ。てっきり中盤
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.4

 KCIAの長が大統領を殺害した1979年の朴正煕暗殺事件を描く。

 韓国のCIA的な組織はそのままKCIAって言うんですねぇ。名前だけでなく韓国政権にとってアメリカは見切りをつけられたら終わりとい
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空白(2021年製作の映画)

2.4

 万引きして店長から走って逃げた女子中学生が逃げる途中で交通事故死した。粗暴な父親は店や中学校に乗り込むが。。。

 登場人物がきつ過ぎてすごく気持ちが悪い話が展開していくのだが、そこから特に大きな展
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