櫻子の勝手にシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.8

残虐な王として名高いリチャード三世の遺骨の発掘に挑む普通の主婦の物語。
監督はスティーヴン・フリアーズ。

500年以上行方不明だったリチャード三世の遺骨が、アマチュア歴史家の主婦の指揮のもとに発見さ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.3

タイムトラベルできる主人公がその能力を使い、恋人や家族との時間を繰り返す中で、何気ない普段の日々が、かげがえのない時間だったと気づく…。
そんな物語となっている。
公開は2013年(イギリス)、リチャ
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

本作は『シックス・センス』『ヴィジット』で知られるM・ナイト・シャマランが監督、脚本、製作を務めたスリラー映画。
マイクロバスの運転手役も監督自ら演じている。

正直あまり面白くなかった。
特にラスト
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

5.0

公開時に映画館で観賞し、とても面白かったのでU-NEXTで再鑑賞。
映像美もさることながら、ティモシー・シャラメの歌唱力の高さに驚かされる。
ダンスも上手いし演技もお上手、おまけに超イケメン。
あなた
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キング(2019年製作の映画)

4.0

イングランド王ヘンリー5世の成長を描いた、Netflixオリジナル映画。

舞台は中世のイギリス。
偉大な指揮官として知られるヘンリー5世を描いた本作は、古典的な英語をセリフに使いながらもスタイリッシ
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

2.0

日韓合同制作のホラー。
監督は『人形霊』『家門の復活』のチョン・ヨンギ。

元ネタは戦後の日本で実際起こった、あるおぞましい事件らしい。
その実際の事件とは、1948年に起きた『寿産院事件』だ。
興味
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.3

50代の父が大好きな映画。
公開時(1989年)、私はまだ生まれていなかったので、出演者の殆どが知らないキャストばかりだ。
マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、國村隼、そして監督のリドリー
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.0

本作はネタバレ厳禁映画なので、「まだ観てない人はとにかく観て」としか言えない。

子供たちだけで大きな古い屋敷で暮らすことになったマローボーン家の4人兄妹が、守ってきた5つの掟に隠された謎を巡るストー
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

これ、A24なんだ…。
なんかイメージ違うなと思いながら観賞することに。
因みに、私はプロレスには全く興味がありません(笑)
かと言って格闘技が嫌いかというとそうではなく。
ボクシングと空手は好きなの
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.5

ジェラルド・バトラー主演。
アメリカ国防情報局の職員ミッチェル・ラフォーチェンがアフガニスタン赴任時に体験した実話がベースとなっている。
監督はリック・ローマン・ウォー。

この映画を観ると、如何に日
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

原子爆弾の開発を主導した理論物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーの半生に迫った映画。
監督はクリストファー・ノーラン。

クリストファー・ノーラン監督の作品らしいと言えばそうなのだが、非常に複雑な
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ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

3.0

つまらないわけではないが眠くなる映画。
睡眠不足でもないのに、眠気との戦いを始終続けてなんとか観た(笑)

最初から最後まで『???』だらけの内容だった。
なんとなく地上に生まれ落ちる前の魂が集まる空
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

はい出ました、ミア・ゴス嬢。
A24スタジオの傑作ホラー『X』と前日譚『パール』の怪演は、まだ記憶に新しい。

ミア・ゴスといえば、現代のホラーの女王として君臨する女優といって間違いないだろう。
彼女
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

4.5

『ビバリウム』のロルカン・フィネガン監督作品。
『ビバリウム』がつまらなかったので観るのを躊躇していたが、エヴァ・グリーンが主演だったので観賞することに。

意外や意外、めちゃくちゃ面白かった。
スト
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

5.0

ホラー映画の金字塔『オーメン(1976年)』の前日譚を描いた今作は、6月6日朝6時に生まれた“悪魔の子”ダミアンと、彼を取り巻く人々の戦慄の連続死を描いた『オーメン』の始まりの物語だ。

正直、実際観
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.0

イタリアンホラーの傑作『サスペリア(1977年)』のリメイク版。
リメイク版=「つまらない」という偏見を見事に打破してくれた今作は、ルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取り、出演はダコタ・ジョンソンが務
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オーメン(1976年製作の映画)

5.0

『ローズマリーの赤ちゃん(1968年)』『エクソシスト(1973)』『オーメン(1976)』

ホラー映画の金字塔と呼び名の高い3本を改めて一気観した。
やはりこの3本(特にエクソシストとオーメン)は
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

最初から最後まで突っ込みどころ満載。
キョーレツな老夫婦の奇行についていくのが精一杯でストーリーよく覚えてないや(笑)

絶縁状態だった母と祖父母が和解し、初めて祖父母の家を訪れる事になったベッカとタ
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.8

はい出ました!最強ばーさん!
もうね、主役がばーさんと聞いただけでオチが想像できました。
今作のマダム(ばーさん)も手強いわよ。
だってあなた、キャッチコピーが
『この老婆、トラウマ級』ですもの(笑)
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.5

『わたしの身体か、胎児のいのちか。自由に選択できないわたしたち。』

ブルーの壁紙を背にブロンドヘアの女性が何やら神妙な面持ちで下を向いている。
女性の前には可愛らしいピンク色の電話。
60年代風のフ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

原題は『Incendies』。フランス語で炎、火事という意味。
転じて感情の爆発、戦乱。
身を焦がすような思いをした『母』を表してるかのようなタイトルだ。

冒頭の頭を刈られる少年の射るような眼差しと
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

5.0

現代的でハードボイルド、どこか荒々しさを感じさせる雰囲気がたまらない。

ジェームズ・ボンドが“誰もが知るジェームズ・ボンド”になるまでを描く前日譚、リブート作である今作は、私を興奮と感動に包み込んで
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

ロンドンのグロスターロード(Gloucester Road)という駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街に3年間住んでいた。

私が住んでいた部屋は5階で、キッチンの窓から見下ろすと通りがよく見えるのだが
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インサイド(2023年製作の映画)

4.5

冒頭から終盤まで、ほぼウィリアム・デフォーしか登場しません。
ウィリアム・デフォーが苦手な人は観るのを止めましょう。
ウィリアム・デフォーが好きでも嫌いでもない私は観賞しました。

ウィリアム・デフォ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.5

“90秒憑依チャレンジ”、あなたはやってみたい?

登録者数683万人(2024年3月現在)のYouTubeチャンネル『RackaRacka』を主宰するオーストラリアの双子YouTuberダニー&マイ
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

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これ、確か元ネタが2chの怖い話『リゾートバイト』っていう話じゃなかった??
おまけに同じく2chの怖い話『禁后-パンドラ-』と『八尺様』も何故か登場するし…

元ネタの『リゾートバイト』のメインキャ
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キャタピラー(2010年製作の映画)

4.0

寺島しのぶの演技が凄まじい。
むくむくと自身の内に沸き起こる屈折したナルシズムの表現力は素晴らしいの一言。
この映画で彼女はベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞している。

出兵前から妻のシゲ子に対
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花腐し(2023年製作の映画)

3.0

2000年に芥川賞を受賞した松浦寿輝による小説『花腐し』は、中年男性の悲哀を幻想的に表現した作品だ。
この小説の物語を大幅にアレンジした映画が今作の『花腐し』である。

小説を読んでから映画を観賞して
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メメント(2000年製作の映画)

4.2

まず最初に言っておく。
この映画は非常に小難しい(笑)

構成としては、時系列が逆向きに進行する『カラーパート』と、時系列がそのまま進行する『モノクロパート』に分かれている。
『カラーパート』と『モノ
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12日の殺人(2022年製作の映画)

4.0

夜道で、突然ガソリンをかけられて殺害された21歳の若い女性クララ。
その事件を担当することになった捜査官ヨアンが、事件の真相を追う中で闇を抱え、苦悩する物語。

この映画のストーリーは?と聞かれたら「
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インセプション(2010年製作の映画)

5.0

公開時映画館で観賞後、DVDとBlu-rayで10回ほど観賞。
そして今回11回目の観賞となった。
何回観ても面白いの一言。
148分という長さを感じさせないスピード感と難解なストーリーにハマった人は
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

『ジョーカー』という作品は、悲しくなるほど切なく恐ろしい「スマイル」の誕生を描いた映画だ。
ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技は超絶に圧倒的。
映画を観終わった後も、彼の悲しい笑い声が心に
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

公開時に映画館で初観賞した後、DVDとBlu-rayでそれぞれ数回観賞。
そして今回Blu-rayで8回目の観賞となった。

日本では2017年に公開されたこの作品は、第89回アカデミー賞で史上最多1
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

『ハッピー・デス・デイ』の続編。
前作で大活躍したビッチことツリー(ジェシカ・ローテ)が主演を続投。
他のキャラも全員続投、新キャラも登場する『ハッピー・デス・デイ2U』でもツリーは殺人ループに陥る羽
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

公開当時観に行くタイミングを逃してから観てなかった事に気付きやっと観賞。

内容はいわゆる『タイムリープ』もの。
殺人鬼に殺された後に同じ時間を繰り返す『死に戻り』というやつだ。
何度も殺させる事を繰
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変な家(2024年製作の映画)

2.0

雨穴さんと言ったら思い浮かべるのは『おせちシリーズ』と『不動産ミステリー』と『みんなのうた』かな。
『不動産ミステリー 変な家』が書籍化されたのは2年前。勿論ソッコーAmazonで予約注文した。
因み
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